本書について
テーブルトークRPGという遊びは、紙とペン、そしてゲームシステムごとに決められたサイコロやカード等のちょっとした小道具さえあれば、どこでも遊べる大変お手軽なアナログゲームのひとつだ。しかしその準備にはいくつもの工程があり、また実際のセッション(テーブルトークRPGを遊ぶことを指す)の中でも創意工夫が求められる、ちょっと大変な遊びでもある。
本書ではそうしたテーブルトークRPGの中でも、ある意味でもっとも準備に手間のかかる「ゲームマスター」という役割について、そしてゲームマスターに限らず遊ぶための準備について、必要な基礎知識をまとめている。