謹賀新年どうしよう

 明けましておめでとうございます。
 本年もよろしくお願い申し上げます。

【元旦】

 家族、従業員、ご近所の皆さんが集まって、初日の出待ち。
 こちらの家では、太陽が雲隠れしてる間はまだ新年にならんのです。
 ちょっとでも雲間から陽が射したら、初めて新年のご挨拶。
 男は松尾様に、女はかまがみ様に、それぞれ一年の祈願。
 神棚に向かう厳かな時間は、小さいながらも大事な神事。
 振舞い酒。
 ぶっちゃけご近所の皆さんの半分はコレ目当てでしょう(笑)
 禁酒令の出てる僕も、さすがに断りきれずに一杯だけ。
 いや、ホントに一杯だけ。
 カシラが一節、むめの歌を読んで拍手。
 解散の合図。
 ここは現代日本なのか? と思うくらい、のどかな空気。
 もっとも、残ったぬる燗を魔法瓶に入れてる様は、とりあえず現代ですか(笑)

 それから昨年使った筆を納めに行って、産土神に初詣。
 チビ助がごねたので、あまり長居をせずに家に戻って……
 戻ったら酒盛りしてました。皆さん(爆)
 だから俺は飲んじゃイカンのだー! やめてけれー!!(泣)

【二日】

 で、今日。僕だけ友人に会う用があるので、一足先に発つため挨拶に行くと……
 男衆は酔いつぶれてました(笑)
 ずっと呑んでたのか、皆さん!!(爆)
 仕方がないので、しっかり寝起きしてたお義母さんにだけ挨拶して、朝イチで出発。
 駅まで車で送ってもらう。
 さて電車に乗ろうとしたら、ケータイに連絡があって

「今日来ると、色々ヤバそうな感じ。こっちから行くから広島駅で待ってて」

 とのこと。
 三次のお社にも詣でておきたかったんだけど、まあ仕方がない。
 で、まあ広島駅で待機中なわけです。
 この辺りのことは良く知らんからなァ……ここらで会って、どうするべーか。

[番外篇] X04 : 禊(みそぎ)

 じゃぶじゃぶと芋洗いをしている。
 次々と芋は投げ込まれ、洗い終われば除かれる。
 たまに泥ばかりか皮まで剥ける芋もある。
 ある芋が言った。
「せっかくの晴れ着が滅茶苦茶じゃない」