背骨、あるいは感傷

 経過と結果の取り違えをしているのかもしれない、と思ったのは高校に入った頃。
 それからずっと、うまく論としてまとめられずにいる、皮膚感覚のようなもの。
 論になってないので、直感だけ書いてしまうと、

「貴方が何らかの選択を下した、そのことが結果である」

 ということ。
 一般に結果と言われている「その後どうなったか」は、人生の経過でしかないと思う。
 選択を下した瞬間。
 それが貴方の人生の結果だろう。

 人間、とどのつまりが「どう死んだか」ではなく「どう生きたか」でありたい。
 それで良いと思う。