[掌篇] 08 : あかずの間

 幼いころ、仲の良かった子がいた。
 あの子と遊ぶのは楽しかった。
 それが全てだった。
 大人になるにつれ、薄れていった記憶。
 誰もがそんな子はいなかったと言う、あの子。
 ぎゅっと目を塞いだ柔らかな岩戸、その向こう。
 ほら、後ろから声がするよ。
 だぁーれだ

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数年ぶりにメガテン以外で燃えられそうなイヤガラセ

 ガンパレード・オーケストラのことですが。
 買ってしまいました。
 正確には「買ってきてもらってしまいました」ですが。
 ところが頼んでおいた PS2 本体を持ってきてくれませんでした。
 これはどういう嫌がらせでしょうか?
 さっさと退院しろという励ましのお言葉ととれば宜しいんでしょうか?
 それならそれで、GPO買うだけ買って、家に置いといてくれればよいものを、わざわざ持ってくることもないでしょう。
 ましてやコントローラーは持ってくるってのはどうなんでしょう?
 妄想プレイでもしろと?
 ごめんなさい僕は光学メディアを光学的に裸眼で見て内容を把握することは出来ません。
 光学ドライブの九十九神じゃないんだから。

 とりあえずマニュアルを見た感じでは、面白そうです。
 なんかでも部下が 8名だけで、うち 4名がラインオフィサーということになると、テクノオフィサーも 4名ということで、それは整備間に合うんでしょうか? まあ無茶な使い方をしなけりゃ大丈夫かもしれませんが、人型戦車のヘッポコぶりは「歩いただけでガタが来る」というものだったような気もします。まあゲームではさすがに歩いただけでガタは来ないでしょうけど、それにしたってサイズ比で考えたら明らかにコストパフォーマンスが悪いはずで、装甲も薄いハズだし、どうすんだと。限られた物資でやりくりするってのは……いや、好きなんですけど。想像しながら血がたぎる思いですし(笑)
 プレイヤーが指揮官になるようですが、となると GPM の速水君みたいに争奪戦とかポンスカ起こすようでは困るわけで。指揮官らしく距離を考えてお付き合いせにゃならんのでしょうか。……いかん。これは燃える展開だ(何)
 書いてたら、どんどんやりたくなってきました。勘弁してくださいホント。

【追伸】声は出るようになりましたが、肺活量が激減しててリハビリが大変そうです。

わざわざ自分の誕生日に見舞いに来る確信犯

 昨日の話なんですが。
 まあ我々みたいな人種には、平日とか休日とか言うスケジュールはほとんど無いわけで、そういう意味では平日の昼間っから現れても全然おかしくない(例えば水曜の西武線沿線とかね)わけだけど。
 だからといって自分から「自分の誕生日に」お見舞いに来ることもなかろうと思うんですが。
 わざわざプレゼントもらいに来るってどうよ?(笑)

 いやまあ、ちゃんとプレゼントは去年末から準備してはあったけど、そんなんとっくに配送手続きして、家で待ってりゃとっくに受け取れてた頃だってのに。
 やっぱちゃんと連絡しとかんとダメなのね。
 (↑いきなり送って驚かせようとしてた人)

 このところ、仕事でもご一緒してなかったんで話すことは沢山。
 ああ、早く現場に戻りたいモンです。
 それには声張れるようにならんとね。

ジャンル分けに迷うなコレ。

 ホリエモンも大概好かんタイプの人間で、奴とマスコミ(テレビ局)がくっついたら衆愚化促進剤にニトロブースターを搭載するようなもんだと思ってたので、買収失敗は胸を撫で下ろしまくりだったんですが。
 それはともかく。

 姉歯元一級建築士やら、ヒューザーの小嶋社長やらの話はどこへいったのか。
 耐震工事偽装問題(で良いんだっけ?)に関しては情報を出し尽くしちゃったせいなのか、それともテレビ局へ食指を伸ばした堀江容疑者によほど腹が立っているのか、さもなくば領土侵犯しようとするとこうなるのだという見せしめなのか、はたまた政治サイドとのバーター取引が成立したのか知らんけど、見事なまでにそっちのけですな。
 もし今、何らかの凶悪事件が起こったとして、ライブドア事件の放送時間をどれくらい割いてソチラに充てるつもりがあるのかが気になるところ。70年代少女漫画のような温い純愛ドラマが持て囃される今こそ、野心的な作品を打ち出す好機だと誰かが言いましたが、こうした事件が大々的に騒ぎ煽られている今こそ、凶悪事件を起こすチャンスだとか、そんなとんでもないことを考える人がいなければいいのですが。
 「持ち上げて落とす」という技法は、観衆に対する一種のカタルシスで、古くから辻説法や講談師がよく用いた手段。その点においてマスコミも、古代において迷信をばらまき人心を定めなかった予言者(多くは自称“預言者”でしたが)と大差ないなァ……とか今更なことを言ってみたり。

 今のテレビ局とホリエモンの関係って、ある種アメリカとフセインの関係に似てる気もしますね。
 その手段が、社会的か軍事的かの差はおいといて。

いろいろ書いてしまおう

 備忘録的に書いてしまおう。

 録画しておいてもらった「キャラメルボックスTV」を見る。知り合いは軒並みスカパーに入っていないので、東京MXの月イチ放送しか見ることが出来ない。今月末には『ジャングルジャンクション』が放送されるらしく、あれはもうどうにかしてDVDが欲しいのだが、今からスカパーに入ってどーこーしても間に合わないっぽいので断念。とりあえず録画しておいてもらった「我が名は虹」を見た。
 第一印象は「芝居が粗くないか?」だった。とはいっても実際にカメラのファインダー越しで見るのと、客席から生で見るのとはすさまじく印象が違う。それは当然で、役者は声を張り上げなければ劇場すべてに声を飛ばすことは出来ない。客席から見ていれば、それは普通に聞こえる声なんだけど、ファインダー越しにありえないポジションから見ると、やたらとガナっているように見えてしまうのは、だから仕方の無いことだと思う。でもその点を理解の上で見ても、どこか粗い気がする。気のせいならいいんだけど。
 今月は「リクエスト大会第1位作品」ということで、過剰な期待をしていただけかもしれない。心を静めて来月を楽しみにすることにしよう。

 DVDといえば、コンボドライブと512MBメモリが家に届いたらしい。入院前に発注していたブツだが、生憎と家の人間はだれもPCのストレージを開けて換装することができない。退院したら作業しなくては。

 話は変わって、登録はしたもののほとんどmixiを使っていない。ログインするのは数名のミクシィブログを読みに行くときばかりで、その人たちが外にブログを持っていたら、たぶんログインすらしなくなりそうだ。結局のところ、コミュニティにもロクに書き込んでいないのがイカンのだろうが。うーむ。

 メールで笑えるFlashのページを教えてもらった。しかし、正直なところ今は笑いたくない。僕は声を出して笑うのが好きだが、それをやると胸が痛いのだ。物理的に。イバールルルルアキィー!

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[掌篇] 07 : もう一度会いたい (暫定版)

「聞いた? 片桐さんの旦那さん」
「交通事故でしょ。新婚なのに、災難よねぇ」
「本当に。あら、噂をすれば」
「残念だったわねぇ、旦那さん」
「これから大変でしょうけど」
「ご心配なく。あの人は帰ってきますわ」
「え?」
「じきですの」
 大きくなったお腹を抱え、
 にこり。

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不自由

 一週間ぶりくらいのご無沙汰。

 大胸筋にちょびっとメスが入ったもんで、身体を動かせば自然と力も入り、痛みます。
 まあ自業自得といえばそれまでなんですが。
 休んでばかりもいられないのがフリーの辛さですが、今月くらいはムリクリ休んでやろうと。
 もうしばらく復帰には時間がかかります。

 掌篇連作の方は、22日はお休みさせていただいて、29日からまた再開する方針です。代原もないし、紙に書きながら推敲しないと頭が働かないモンで……変なところでアナログ人間でゴメンナサイ(^^;

 いろいろ書きたいことはあるんですが、これだけ書くにも20分くらいかかっちゃってますんで、今回はこれくらいで。
 あと、見てるか知らんけどヨシミチThanx!

[掌篇] 06 : 動かない右手

 はるか海を臨んで、廃線の脇に、痩せた古木。
 かつては旅客を休めた木陰に、今は年寄り一人ばかり。
 黒い老犬が、枯れた右手に鼻を寄せ、吠えた。
 ばう。
「そっちはだめ。こっちへおいで」
 億劫そうに身を揺すり、左手を少しだけ上げた。
「今までありがとう。もうお行き」
 ばう。

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入院そして検査

 ということで昨日、晴れて(?)入院しました。
 今朝は朝早くから病室引っ張り出されて、さっそく CT 撮られました。
 念のため 16 時から MRI も撮るらしいですが……あれ眠くなるんですよね。
 まあ寝ちゃっても構わないとは言われるものの、ほんとに寝たら検査時間がちょっと延びちゃったことがあったんで。

 現段階では「内視鏡的でやってもいい?」とか妙な聞かれ方をして、そういう判断はドクターがするんじゃないのかと思いつつ「そりゃ後がラクな方がいいですけど、なんで聞きますソレ」と聞いてみると「いや他のドクターに見学させたいから」だと。
 ……マルタですか?(何)

誕生日

 今日は美里坊の満一歳の誕生日でった。
 いや、そんだけなんですが。
 ……だって満一歳の赤ちゃんが、誕生日祝われたって分からんでしょう?
 もちろん祝ったんですけどね。
 ありゃ親のがテンション上がるやね(笑)

 みんな集まってテーブルについたんで、美里坊ってばえらく興奮してカップ叩いて盛大にこぼしてました。
 スープこぼして笑ってるし。
 なんだこのおてんば娘。
 叱ろうとすると、カミさんに「まあ今日くらいは」と宥められて角を引っ込め。
 またも手足をパタパタさせ、今度はプラスチック製のスプーンをすっとばすと、回転しながら跳ね上がったスプーンは、見上げた美里坊のおでこにクリーンヒット。
 ……芸?
 思わずみんなで笑うと、一緒になって笑ってました。
 チビ助も赤ちゃんの頃からユニークな行動が目立ちましたが、美里坊は輪をかけてユニークのような。
 この場合、血じゃないよな……やっぱ環境?