[memo] ルール外コストのあれこれ
これまた X でチョロっと見た、オンラインセッションにおける立ち絵の話題。(※生成AIに関する話題は扱いません)
何十年も前にオフラインセッションで遊んでいたジジイとしては「ワシはそんなモンがなかった頃から遊んでたんじゃ。それ(立ち絵)はTRPGにとって必須では無かったんじゃ」という意見もあるわけで。
立ち絵の問題について要約すると、まず「“立ち絵=ゲームルール上必須ではないもの”に対するコストはどこまで求められるか?」というあたりかな、と。
オンラインセッションツールの運用上、立ち絵が必須となるならじゃあそれは用意しましょうね。という話になるのは別に良いのだけど。それならそれで、今度は「どのレベルの絵が必須となるのか?」というところは明確にしておかないとイカンとは思う。
- 棒人間にイニシャルでも良いのか
- シルエットでも良いのか
- いらすと屋でも良いのか
- フリー素材でもいいのか
- 自作画でなければならないのか
- 一定のクオリティが求められるのか
なんてのは、たとえば
*どういった遊び方をするのか
* そのセッションログをどうするのか
等によっても変わるわけで。
で。
ゲームとしてルール上必須でないものにコストを要求することの是非について、過去には「ポートレート欄」という文化が有ったので、ちょっとそのへんの思い出話。
今は知らんが昔のキャラクターシートには「ポートレート」という、キャラのイラストを描くスペースが必ずあった。まあ実際としてそれは
- シートに書き込むデータ量が少ないから
- 埋草として
という見方もあるし、単に
- DnDに有ったから
- そういうもの
という思考停止パターンもあるのだけど。
まあでも絵が描ける人、描けない人の格差が生じるので「要らねんじゃね?」という意見もあったり、あるいは
- 好きなキャラ絵をコピーして貼り付ける人
- ルルブのサンプル絵を直貼りしてる人
- 絵じゃなく設定を書く人
なんかもいて、手書きの描画欄として利用される比率は縮小傾向にあったと思う。
こうした「自分でオリジナルの絵を描かない人」を非難する人はごく少数だけど居たし、そうした人の中でも単に「コピーはイカン」という人もいれば、「下手でも良いから描くことが大事」という人も、技術的に未熟なイラストを馬鹿にする人もいた。そういう人がいる環境では、同席を拒否する人、意地でも描かない人が増えた。
とはいえ逆にイラストが上手い人にとっては活躍の場でもあったり、悩ましい文化だったのよポートレート欄。
近いところではミニチュアゲーム的な、フィギュアを用いた戦闘を行うゲームでは、自分用のフィギュアを持っているか、塗装しているか、みたいなところでも格差が一応あった。でもこれは実利優先なので、単価の安いものやペーパーフィギュア、キン消し等の回避策はあった。
で、こうしたルールシステム外コストの問題が、オンラインセッションで「立ち絵」という形で帰ってきたのかなー。という印象。
デジタルゲームと同じく、美麗グラが処理できるようになったことでコストが上がり、グラ至上主義のエンドユーザが色んな形で出てきた。
まあ現在のオンセは視覚的なツールが遊びの中に含まれてるから、「それらを活用し表演する遊び」として楽しんでいる勢には「美麗な立ち絵を用意するのは当然」という認識もあるかもしれない。
それは一つの遊び方として肯定するけど、それ以外を否定する理由にはならない。
棲み分けよう。
……というのが隠居したジジイの感想でした。
