[chat] 20090506-10

2009/05/06 [10]

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玄兎
「シナリオか。あと話しておくことって有ったかなあ。キャストの登場順の話ってワークショップでやったよね」
シノフサさん(仮)
「プロップの?」
玄兎
「そうそう。七人の」
シノフサさん(仮)
「やったと思うけど、一応お願い」
玄兎
「プロップの分解だと、登場人物は敵対者、贈与者、助手、王女、派遣者、主人公、偽主人公に分けられるんだけど、王女とかよく分かんないんで再分類して、ちょっと順番も整理して。そうすっと敵対者、援助者、協力者、犠牲者、依頼者、主人公、対抗者の7要素になるわけ」
シノフサさん(仮)
「ふんふん」
玄兎
「で、これをストーリー上のキーで分けると。えーと順番がめちゃくちゃだったな。協力者と主人公が、ストーリーの進行。んで敵対者と犠牲者が、ストーリの原因。援助者と依頼者は、ストーリーを変化させるポイント。んで対抗者が、主人公を成長させるキー」
シノフサさん(仮)
「そこまでは覚えてる」
玄兎
「結構。で、その後ってと、えーとどの話だ?」
シノフサさん(仮)
「順番順番」
玄兎
「ああ、そうだった序列。えーと主人公が出ずっぱりで、軸がこうあるとする。そうすると、まず最初、第1幕の間に出てくるのが協力者と対抗者で、こいつらはほぼ同時期に出る。協力者はそのまま主人公と一緒に最後まで出るんで、こう、ずーっと引っぱる」
シノフサさん(仮)
「対抗者は?」
玄兎
「こいつは出てきては消える。主人公が成長するきっかけを作るわけだから、出ずっぱりでも困るわけ。で、対抗者が消える前に、敵対者と犠牲者がほぼ同じタイミングで出てくる。もちろん犠牲者は犠牲者だから速攻で消える。敵対者はこの後出ずっぱりだね」
シノフサさん(仮)
「そんなに毎回出ずっぱりだったりする?」
玄兎
「ああ、この出ずっぱりってのはストーリーに能動的に影響力を持つ期間だと思ってくれれば」
シノフサさん(仮)
「実際に登場してなくてもいいの?」
玄兎
「いい。事件を起こしたり面倒ごとを押し付けたりしてストーリーに影響し続ければ、とりあえず登場してるもんと考えて。んで続けると、犠牲者が消えて第1幕が終わる直前か、第2幕の冒頭あたりで、依頼者が出てくる。依頼者も出ずっぱり。この依頼ってのが、ストーリーのゴールを決めるものだから」
シノフサさん(仮)
「ふんふん」
玄兎
「で、依頼者が出てすぐ、対抗者が出てくる。これは依頼者よりほんのちょっと遅いくらい。まあ横入りしてくるとかそんな感じで。んでこいつはまたすぐに消える。んでこの対抗者が消えた頃に、援助者が出てくる。こいつは第2幕が終わる頃まで影響力を持ってるから、まあ大体こんな感じ」
シノフサさん(仮)
「ふんふん」
玄兎
「で、第2幕の終わりか第3幕の冒頭で、もう一度対抗者が出てきて最後の成長がある。これが終わるとあとは物語の決着をつけておしまい。まあ表にするとこんな感じ。はい」
シノフサさん(仮)
「ありがと」
玄兎
「TRPGで使う場合は、登場人物が多すぎても大変だから、ちょっとした注意が必要かもしんないけど。まあキャンペーンで3幕構成にするときなんかは、分かりやすいと思う。第2幕を2話に分けると時間配分も大体同じになるし」
シノフサさん(仮)
「新キャラは3人まででお願いします(笑)」
玄兎
「冒頭の導入で時間がかかるのも、登場人物が多いからなんだろうけどね。まあTRPGの場合は依頼からスタートって方法もあるし、アブストラクトする方法はいくらでもあるんで」
シノフサさん(仮)
「あとはドラマカーブとか」
玄兎
「あれはリマインダーの説明とセットだから、録音中はNG。後で話すよ」
シノフサさん(仮)
「ほーい」
玄兎
「つかあれだよ、ワークショップでやったことだから、参加してなかった回とか抜けた記憶とかについては他の参加者に聞いてみてくれると嬉しい。僕んとこにも資料はあるし、ワークショップで僕が鍛えられた部分もあるけど、やっぱこう、自習してくれるのが一番嬉しいんで」
シノフサさん(仮)
「わかった」
玄兎
「後はなにを話そうかなあ。何かある?」
シノフサさん(仮)
「あれ、あれ聞きたい。IMだっけ」

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