[chat] 20090506-9

2009/05/06 [9]

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シノフサさん(仮)
「でもTRPGで恋愛って難しくない?」
玄兎
「うん。だと思う」
シノフサさん(仮)
「さっきのカウンセリングの話もそうだし。理想をパーペキにトレースできるわけじゃないじゃん? それにゲーム外のコミュニケーションとかぶったら」
玄兎
「そうだねえ。テーマが深層心理に近すぎるからなあ。それにまあ、恋愛ゲームについてはTRPGにしなくても、なりきりチャットとかPBCとかで達成されてるし」
シノフサさん(仮)
「別人になりきったり、ファンタジーに遊ぶだけなら、TRPGじゃなくても遊べちゃうんだ」
玄兎
「うん。リソース管理しなければね」
シノフサさん(仮)
「戦闘とか?」
玄兎
「あんた本当に戦闘好きやなあ」
シノフサさん(仮)
「やっぱりゲームって感じがするし」
玄兎
「わかるけどね。戦闘に限らず、今は色んなリソースが出来てきてるんだけど」
シノフサさん(仮)
「ふん」
玄兎
「TRPGにリソース管理が不可欠だとするなら、物語を記述するタイプの遊び方をするとき、このリソース管理が物語記述を支援する構造になってることが望ましい」
シノフサさん(仮)
「ロールプレイ支援システムとかってやつ?」
玄兎
「そだね。まあ個人的には窮屈な感じがしてあんまり好きじゃあないんだけど、最初から書きたいストーリーの方向性が固まってるならいいかもしんない。前にワークショップでやったっしょ」
シノフサさん(仮)
「4行プロットとかの」
玄兎
「そう。映像型スクリプトライティング手法。まとめ行の価値がいまいち理解されなかったっぽいけど(笑)」
シノフサさん(仮)
「序破急より起承転結の方が分かりやすいって」
玄兎
「まあ序破急がわけ分からんのは分かる。でも3幕プラスまとめのプロットって起承転結なんだけどなあ」
シノフサさん(仮)
「ミステリーで説明すれば良かったんじゃないの? ワークショップではやってたじゃん」
玄兎
「ああ、うん。4行目って、どういう事件だったのか説明する名探偵の話で、っていう説明で、それって起承転結の結になる、はずだったんだけど」
シノフサさん(仮)
「なんでか伝わらなかった?」
玄兎
「いまいち。たぶんプロットが全てシナリオの内実ってか、状況説明にならないといけないっていう感覚があるんだと思うんだけど」
シノフサさん(仮)
「プロットが多層になってることが伝わってないんじゃないの? 図形イメージにして説明するとか。そういえば土台とベルトコンベアの話って書いてなかったんじゃない?」
玄兎
「ああ、そういえば。原稿用紙がそのままの構造になってるんだけど、そこんとこ説明してなかった気がする」
シノフサさん(仮)
「ワークショップのときも話が出たけど、なんであんな形にしたの?」
玄兎
「あんな形ってと?」
シノフサさん(仮)
「4行を3行と1行に分けたりとか」
玄兎
「ああ、あれはプレゼンでよく使う方法」
シノフサさん(仮)
「そうなの?」
玄兎
「説得方法でもあるんだけど。いくつかの構成要素を並べて、それを既存のカテゴリにまとめなおすと、わりと話が通じやすい。これを先にまとめから入ると、構成要素が拡散していっちゃって、コンセンサスを取る時にちょっと苦労する」
シノフサさん(仮)
「うん」
玄兎
「元がTRPGのためのプロットの書き方じゃあないんで、その辺もまあ伝わらなくても仕方が無いんだけど。ミドルプロットまでしか書かせてもらえなかったし」
シノフサさん(仮)
「そういえばストップかかったんだっけ。仕事の道具を見せようとするから(笑)」
玄兎
「いやまあ全然知らんかったんだけど、あの研究一緒にやってたグループがいつの間にか研究費もらう立場になってたらしくて。そりゃ勝手に外に出したらまずいわ(笑)」
シノフサさん(仮)
「先生。あたしらワークショップで習っちゃったけどいいの?」
玄兎
「いいんじゃない? ギャラもらってないし」
シノフサさん(仮)
「いいのか(笑)」
玄兎
「契約も発生してないし、なんの調印もしてないし。さすがに不特定多数に発信したら悪いんで辞めたけど、個人レベルで話す分には全然。それにまあ、基本的には技術の解析と再構築だから、同じような研究をしてる人はいくらでもいるだろうし、誰かがやってるでしょ」
シノフサさん(仮)
「そういうもん?」
玄兎
「そういうもん。まあサンプルとって資料集めて解析してワークショップ開いて、都合8年くらいやってた研究だから、思い入れもあるし価値もあるとは思うんだけど、それと希少価値とか特殊性とかとは別問題で。まあ人間こんだけいれば、同じこと考えるやつなんてごまんといるだろうし、いてくれないと困る」
シノフサさん(仮)
「それもそっか。でもあれだよね、せめてリマインダの話くらいはして欲しかったかも」
玄兎
「まあTRPGはエチュードだから。そういう意味では釣瓶のスジナシとか、つかじの無我を見た方が、直感的に分かりやすいかもしれない。TRPGに近いのはつかじの無我かな」
シノフサさん(仮)
「はい先生それ知らない」
玄兎
「DVDその辺にあるから、後で探してみて。一応説明しとくと、スジナシは笑福亭釣瓶が毎回ゲストを呼んで、最初に舞台セットと衣装だけ決めてやるエチュードの番組。役者2人が腹の探り合いをしながらドラマの方向を探ったり、乗っかったりするのが良く分かる。ドラマが終わったあとに、役者2人で場面ごとに解説してくれるんで、かなり分かりやすい」
シノフサさん(仮)
「へえ」
玄兎
「つかじの無我は、ノンフィクション作家役のドランクドラゴンの塚地が記憶喪失になっちゃって、その記憶を取り戻しながら記憶喪失前に調べてた殺人事件の真相にたどり着くエチュード。こっちはスジナシと違って塚地の方にはそういう設定がある。まあ毎回のゲストはガラなんで、ドラマの中で色んな情報を組み立てていくところは同じなんだけど、こっちは後付で設定を広げていって一本のストーリーに仕立てていく面白さがある。キャンペーンみたいなもんかな」
シノフサさん(仮)
「ふんふん。まとめ行だけあるわけだ。面白そうじゃん」
玄兎
「ぶっちゃけ面白いです。あと、つかじの無我に関しては、毎回塚地がちょっと席を外して部屋を出るシーンがあるんだけど。ああ、メインのシーンはアパートの部屋の中だけで進むんだけど、そこから出るときが毎回あって。そこできたろうと話すシーンがあるんだけど、この部分がものすごく面白い。塚地がドラマをどっちの方向に進めるかを、メタ会話を使わないできたろうに相談するわけ。きたろうも新しいアイディアを提供したり。まあシティボーイズのぐだぐだな笑いだけで終わっちゃう回もあるんだけど」
シノフサさん(仮)
「ふんふん」
玄兎
「この辺は平田オリザの言う、プライベートとセミパブリックの関係が上手く出てると思う。あとはまあ、伊東四朗と三宅祐司がやってた、なんつったかな、舞台の名前忘れちゃったけど。舞台裏とか楽屋でやることを舞台上で見せちゃった舞台なんかはものすごい面白い。伊東四朗一座は面白いんでおすすめ。これもDVDあるんで、えーと、スタジオの方かな? 後で取りに行こう。時間大丈夫?」
シノフサさん(仮)
「私は。入稿済ませてきたし」
玄兎
「ならいいや。僕は喋りおさめだから、今日はいくらでも話せる(笑)」
シノフサさん(仮)
「肺だっけ?」
玄兎
「そ。だから手術後は当分喋れない。まあ喋れなくても書けるから、ちょっとペースは落ちるかもしんないけど心配しないで。電話で打ち合わせらんないのがネックだけど。どうせどの仕事も3ヶ月先の分まではストックあるんだし。あとこっちもやれたらやっちゃいたい」
シノフサさん(仮)
「手?」
玄兎
「手ってか腕ってか。がきの頃の怪我がいまだに尾を引いてて。まあそんなつまらん話はどうでもいいんだ。それよか、えーとなんだっけ?」
シノフサさん(仮)
「エチュードとか?」

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