[chat] 20090506-8

2009/05/06 [8]

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シノフサさん(仮)
「だからTRPGってオタク向けなのかな?」
玄兎
「んー。ああ、たぶんそれ合ってると思う。込められてる属性情報の読み取りが出来ないと、どう編集してどうなるとかいうことはわからないからねえ」
シノフサさん(仮)
「内容もとんがったものが増えるし」
玄兎
「冬の時代って言われてる前世紀末の5年くらいは、そのとんがったものに集約しちゃったってことだと思う。そこからスタンダードに立ち返って、歴史のやり直しをしてるのが今の第三世代ってことになるのかな」
シノフサさん(仮)
「またとんがり方向に進んでる?」
玄兎
「進んでるんじゃないかなあ。ただ過去の反省を込めて、ゲームシステムの方向に進んでて、ワールドデザインの方はほとんど動いてないような気はする」
シノフサさん(仮)
「世界設定にはこだわらないで、ルールとかの方を掘り進めてるってこと?」
玄兎
「そうそう。世界設定についてもゲームのためのデータを増やしてく方向で、ゲーム世界の常識みたいな話はあんまり増やさないようにしてると思う」
シノフサさん(仮)
「それは老害対策?」
玄兎
「老害というより狂信者かなあ。パラメーターなら価値判断は一元的だけど、テキスト、なんつったっけな、質的情報だったかな、そういうのは行間と文脈で連想補完していくわけでさ。それって個人の解釈に依存するしその域を出ないんだけど、人は自分の信じたいものを信じるわけで、どうしても衝突の原因になる。しかも元々正解が存在しないことだったりするから始末に負えない。まあデータ面での知識っちゅー方向でギーグは発生するんだけど、その辺は最初にレギュレーションをコールすることで黙らせるって方法があるし」
シノフサさん(仮)
「レギュレーション最初に決まってるのにあとでぶちぶち言う人っていない? こないだアリアンロッドやったときに、アイテムガイド使わなかったらぶちぶち言い続けてる人がいたんだけど」
玄兎
「(笑)」
シノフサさん(仮)
「笑い事じゃなくて」
玄兎
「ごめんごめん。まあそういう人にはイエローカード出して、それでも駄目なら軽くお灸でもすえてあげりゃあいいと思うけども」
シノフサさん(仮)
「どうやってイエローカード出すの?」
玄兎
「セッション進行を阻害する発言なら、注意するのは難しくないでしょ。ごめんちょっと説明してるところだから静かにしててくれる? とか言えばいいんでさ」
シノフサさん(仮)
「それでも黙らなかったら?」
玄兎
「排除するか、取り込むかだねえ。まあ相手の言い分を言いたいだけ言わせて、じゃあ次はアイテムガイドを入れたセッションもやろうとか提案するとかさ。そういうのって、まあ自分のミスの弁明とか、自己主張とか、知識の自慢とか、そういう次元のものだから、その辺を満足させたげれば後は大人しくなるもんだし」
シノフサさん(仮)
「それでも駄目なら?」
玄兎
「場の空気が悪くなっちゃうけど、退場してもらうか、中断する。僕は後者を選択するケースが多いけど、他の面子のテンションが高かったら退場させて継続するケースもあるかな。退場してもらった場合は、近日中に場を設けてアフターケアするとか。とにかく原因の大半はコミュニケーション不全だから。つかこんな話はシノフサの方が詳しかろうに」
シノフサさん(仮)
「ゲーマーの民度がよくわかんないの」
玄兎
「TRPGなんて言ってもダイアログのペルソナシナリオは一般的なコミュニケーションモデルと変わらんよ」
シノフサさん(仮)
「じゃあGMはカウンセリングのスキルがあるってこと?」
玄兎
「ある、というより求められる、かな。でも別にGMがそれを出来なくてもいいとは思う。カウンセラーとリーダーは別ものでしょ」
シノフサさん(仮)
「うちだと旦那がカウンセラーで、リーダーはサナちゃん?」
玄兎
「俺がカウンセラーやってるかは知らない。つかシノフサのがカウンセラーっぽいけどなあ(笑)」
シノフサさん(仮)
「やだよめんどくさい(笑)」
玄兎
「まあ押し付けあうことでもないんで」
シノフサさん(仮)
「そうそう。日本人は譲り合いの精神(笑)」
玄兎
「いや今まさに譲り合ってた(笑)」
シノフサさん(仮)
「だめじゃん(笑)」
玄兎
「まあアホ話は置いといて(笑)。属性情報の読み取りってのはまあ、キャラクタープレーのベースっつか、ゲーム世界の人格としてのキャラクターをプレイヤーがエミュレートするときに必要なことだし。まあキャラをアブストラクトして遊ぶなら関係ないんだけどね」
シノフサさん(仮)
「読み取れないと何していいかも分からないしね」
玄兎
「だから昔はドラクエとか、実際にあるゲームから話し始めたし、アリアンロッドもラグナロクオンラインをベースにすることで20世紀と21世紀とをブリッジさせた」
シノフサさん(仮)
「オタクでない人をターゲットにできない理由は、それをまとめられないから?」
玄兎
「価値観の多様化とか、まあ色んな要因はあるんだろうけど。空想に遊ぶ、っていうプレイスタイルは、たぶんもう徹底してマイノリティに追いやられてると思う。理性主義というか、恥の文化というか、まあなんとでも理由はつけられそうだけど」
シノフサさん(仮)
「面白いと思うんだけどなあ」
玄兎
「僕自身も個人的にはそう思ってるけど、別の価値観に立ってみると、なかなかね。たった一つの売れ筋商品くらいしか、たぶん今は扱えるファンタジーが存在しない」
シノフサさん(仮)
「まだ扱えるファンタジーがあるんだ」
玄兎
「恋愛。猫も杓子もラブラブラブですよ。今も昔もこのファンタジーだけは大衆が抱き続けてる。だから戯曲が無くならない」
シノフサさん(仮)
「ラブコメは永遠に不滅です(笑)」
玄兎
「そうそう(笑)」
シノフサさん(仮)
「コンシューマーの方でも恋愛ネタってRPGに不可欠っぽいじゃん」
玄兎
「分かりやすいハーレム願望とか。中には心理トレース出来ない無理無理なのもあるけどねえ」
シノフサさん(仮)
「納得できない? コミュニティシステム作った」
玄兎
「はいえーとなんだっけ」
シノフサさん(仮)
「あそっか。ごめんごめん」
玄兎
「編集点作らないといかん。あー」

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