背骨、あるいは感傷

 経過と結果の取り違えをしているのかもしれない、と思ったのは高校に入った頃。
 それからずっと、うまく論としてまとめられずにいる、皮膚感覚のようなもの。
 論になってないので、直感だけ書いてしまうと、

「貴方が何らかの選択を下した、そのことが結果である」

 ということ。
 一般に結果と言われている「その後どうなったか」は、人生の経過でしかないと思う。
 選択を下した瞬間。
 それが貴方の人生の結果だろう。

 人間、とどのつまりが「どう死んだか」ではなく「どう生きたか」でありたい。
 それで良いと思う。

お正月を伝染そう(旧)

 さておき。
 えーとどこまで書きましたっけ? アレか、ネットカフェでMoE情報収集か。
 いやソコまで書いてなかったか……(確認完了)……ここまでか。

【二日(続き)】

 友人に連行されて、真っ先にやったことが……
 MoEの情報収集でした。
 いや定額無料になったから、またやろうと。
 前々から誘われてはいたんですが、なんとなく「30日チケット買っても 1ヶ月に 2回しかプレイできないとかだったら馬鹿馬鹿しいので」と逃げていたのが、無料になったので逃げ場ナシになりました。
 あ、でもマシンスペックが足りないや(笑)
 ということで、一台どっかから調達してくるまでお預け。
 ブーたれられましたが、仕方がない。

 その後、やっとこ初詣に行こうということで、今年二度目の初詣。
 いや初詣というのはイベントであって、「初」というのは「一度目の」ではなくて「新年の」くらいのだと解釈すると神道テーマパークの皆さんは千客万来喜んでくださるかも知れません。参拝の列に並んでいる間中、ずっと「天井さがり」と「かんばり入道」の話をしてました。
 神域で妖怪譚とは不敬なり(笑)

 物理距離で会ったのは、えー……友人が結婚して三次に引っ込んでからだから……半年は過ぎてますな。
 ちょっと記憶があやふやですが、なにはともあれ話のネタが尽きません。お互い妖怪馬鹿なので、妖怪談義に花が咲きっぱなしで、ロウソク揃えりゃ百物語にでもなったんじゃないかしらんという勢い。
 で、話が終わらんもんだから、広島駅近くで適当にホテル探して一泊。延々ダベり倒してました。(元から三次に一泊する予定だったんだけど)

【三日】

 で、翌朝別れて、今度は愛媛へ。
 広島駅でチビ助とケント(黒のミニチュアダックス。茶の麻呂眉)を迎えて、だらりーんと松山に向かいました。「徒然なる日記」時代からの、なっがーいお付き合いな方たちはご存知の、不良看護婦。彼女の母方の実家なんですが。
 こちら普通の一般家庭で、大層のどかなお正月をやってました。
 三度目の初詣も、さすがに三日にもなると人の出でが参拝からおこと納め(仕事始め)の準備に移ってて、あっさり参拝できました。個人的にはつまんなかった(初詣ったら牛歩戦術で並ぶモンでしょう!)けど、まあチビ助が駄々をこねることもなく終わったのは良かったか。
 あとは家でダラダラご家族の方とリュウグウノツカイのような会話(?)をし部屋に引っ込んだらメールが入ってたのでしばらくやり取りするも面倒になって電話をかけてテンション低いから励起しちゃろうと思えばやっぱり馬鹿話になっちまってマジメな話は出来ませんか自分とガックリしながら喉痛めて息するのが苦しかったんでルゴール塗って横んなって寝てたら犬が襲い掛かってきたので我慢ならずに襟首掴んで部屋から放り出してやったらチビ助が怒って部屋に入ってきてケントとチビ助と二人で僕をさいなむのでロクに休んでいられませんでした。
 傍から見てれば微笑ましいけど、やられる方には地獄絵図でした。

【四日】

 御祖父さんが酔って転んでふすまが破れたので、急遽ふすまの張替えが始まりました。
 御祖父さんは湿布貼って寝てます。
 一枚だけ変えるんだと何か辺だからってんで、全部変えることになりました。
 手伝わんわけにもいかんので、張替え作業。
 中腰作業が続くので、えらく腰が痛くなりました。
 終わってから「外して横にすりゃ楽だったな」と……そんなんもっと早く言ってくれ(ホロリ)

 正月麻雀は半荘二回で辞退(座りっぱなしで腰が痛かった)して、後は部屋でゴロ寝。
 たまに本読んだりはしてましたが、基本的に寝正月というやつ。
 素晴らしい。
 ただ、時折聞こえる赤ちゃんの泣き声が、どーも普段と違うような気がして気になります。
 もしかすっと、ちょっと体調崩してるかも知れません。
 大丈夫かしらん?

お参り

 初詣に行ったときの、カミさんの一言がスバラシカッタ。

「パパはあれね、今年のお願いは『死なない』ね」

 ……コンゴトモ ヨロシク (ToT)

謹賀新年どうしよう

 明けましておめでとうございます。
 本年もよろしくお願い申し上げます。

【元旦】

 家族、従業員、ご近所の皆さんが集まって、初日の出待ち。
 こちらの家では、太陽が雲隠れしてる間はまだ新年にならんのです。
 ちょっとでも雲間から陽が射したら、初めて新年のご挨拶。
 男は松尾様に、女はかまがみ様に、それぞれ一年の祈願。
 神棚に向かう厳かな時間は、小さいながらも大事な神事。
 振舞い酒。
 ぶっちゃけご近所の皆さんの半分はコレ目当てでしょう(笑)
 禁酒令の出てる僕も、さすがに断りきれずに一杯だけ。
 いや、ホントに一杯だけ。
 カシラが一節、むめの歌を読んで拍手。
 解散の合図。
 ここは現代日本なのか? と思うくらい、のどかな空気。
 もっとも、残ったぬる燗を魔法瓶に入れてる様は、とりあえず現代ですか(笑)

 それから昨年使った筆を納めに行って、産土神に初詣。
 チビ助がごねたので、あまり長居をせずに家に戻って……
 戻ったら酒盛りしてました。皆さん(爆)
 だから俺は飲んじゃイカンのだー! やめてけれー!!(泣)

【二日】

 で、今日。僕だけ友人に会う用があるので、一足先に発つため挨拶に行くと……
 男衆は酔いつぶれてました(笑)
 ずっと呑んでたのか、皆さん!!(爆)
 仕方がないので、しっかり寝起きしてたお義母さんにだけ挨拶して、朝イチで出発。
 駅まで車で送ってもらう。
 さて電車に乗ろうとしたら、ケータイに連絡があって

「今日来ると、色々ヤバそうな感じ。こっちから行くから広島駅で待ってて」

 とのこと。
 三次のお社にも詣でておきたかったんだけど、まあ仕方がない。
 で、まあ広島駅で待機中なわけです。
 この辺りのことは良く知らんからなァ……ここらで会って、どうするべーか。

[番外篇] X04 : 禊(みそぎ)

 じゃぶじゃぶと芋洗いをしている。
 次々と芋は投げ込まれ、洗い終われば除かれる。
 たまに泥ばかりか皮まで剥ける芋もある。
 ある芋が言った。
「せっかくの晴れ着が滅茶苦茶じゃない」

[掌篇] 04 : 禊(みそぎ)

 おかしな汽車に乗り込んだものだった。
 背(せな)からする声の主は、車掌と名乗った。
「振り返ってはいけません」
「この汽車は、すべて水に流します」
 遠ざかっていく、住み慣れた町。
「邪魔さえ入らなければ」
「あなたはやりなおせる」
 天井に映った影から伸びる、猛獣の牙。

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里帰り

 なにやら帰省ラッシュに飲み込まれております。
 とりあえず二日まで広島の安芸と三好に。
 んで、その後は愛媛の松山ですな。

 つい数年前までは、本家でアクビをかみ殺しながら、長々きいてた年賀挨拶ですが、退座してからこっち、自分で歩かなくちゃいけません。
 楽しくて仕方がない。

 あ、掌篇はちゃんと日曜になったら公開されるはずです。
 設定間違ってなければ。

停滞感

 困ったことに、書くことが思いつかない。
 というか、やる事が思いつかない。
 そう毎日毎日、あーでもないこーでもないと考えてるワケでもないんだけど。
 農耕的に仕事をしていると、休みになったときにポッカリと穴が開く。
 たまはこういう日があってもいいのかな?
 焦らされる。

クリスマス・イブとか

 24日は、カミさんのバースデーを 4日遅れで。
 夜はイブのディナー。
 さすがに今年はほとんど動けないので、家で静かにやりました。
 何年ぶりだ、こんなの。
 でも、こんなのも良いものです。

 チキンはペッパーが多すぎでした。
 ケーキは甘すぎでした。
 スパークリングワインは少なすぎでした。

 でも良いのです。楽しかった。
 いつまで家族一緒にできるかは分かりませんが、できるだけ長く続けたいものです。
 まあ娘もそろそろお年頃ですしー(笑)

[掌篇] 03 : ふりむいてはいけない

 見知らぬ町へ、行く列車がある。
 新月の夜、灯りの消えた駅舎に来るという。
 妖しい二つの眼を光らせ、彼方より影色の列車。
「今日の乗客は、あなたひとりです」
 背(せな)の方から声がした。
「けっして振り向いてはいけませんよ」
 見送りは、かすむ街の灯りばかり。

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