[diary] 2018年の抱負(創作編)

創作畑では何をしようかなあ。

一次創作

ファンタジーもの

これまでずっと遊んできた (T)RPG のキャンペーン「流刑世界」を元に、エピックファンタジーでも書きたいなあ、とか思ってます。(果たしてそれを一次創作と言っていいのかよく分かりませんが、プレイグループ内で使用権の契約はしてあるんで)

旧職の最後の仕事としてもファンタジーには取り組んでいるわけですが、そちらで出来そうにないことってのもあるので、それをプライベートでやってみたいなと。

教え子から一緒にやろうと誘われてるってのが大きいんですけどね。共作になるか、別々に書いていくかはまだ未定。

その他

あとは何だろ? なんか思いついたら書くかもしれません。

『机上の総べて』*1『机上の総べて』については、後日なんか書きます。に刺激を受けまくったんで、 (T)RPG モノなんかも書けるかな? とか考えてますし。

あと「なろう風の転生モノとか書かない?」って誘われてるのはどうしようかしら(笑)

雑感

最近は一次創作と二次創作を分ける垣根は、ほぼ「キャラクター」に集約されているなあ、とか感じていたりします。

逆に世界設定(特に社会システム)については、適当に名前を張り替えただけでじゃんじゃん流用されて共有領域化していて、またそれが膨大な量になっていくことで垣根が取っ払われてしまって。

近年、WEB小説投稿サイトの隆盛で創作をする人間が増え、それに伴って公開される作品数が膨大になっていったことで、かなりの部分が共有領域と化していたりするわけです。シェアードワールド的な。

むしろその共有領域を活かした速度が必要になっている面も少なくありません。例えば異世界モノにおける「冒険者」「冒険者ギルド」、また「レベル」「スキル」のような設定は大体どれも似たようなもので、なのでそのへんの説明はどんどん省略されていく傾向にあったり。

転生者にオタク気質が付与されているのは、読者への「寄せ」だけでなく、そのへんの省略を手早く済ませるためってのもありますね。「よくあるアレ」と他作品に丸投げしちゃってるものすら有るくらいで。

もちろん自分が子供の頃ですら、物語の始まりに長々と世界の始まりから語るような神話は、重厚というよりもはや冗長であると遠ざけられてもいましたが――そしてナンチャッテ SF 畑の人間としては「そこ(世界構築型)の楽しみをスポイルせんでくれ!」と声を大にして反論したくもなるわけですが(笑)

二次創作

ハーメルンの方で既に何作か書いてますが、入院してから休載していたものを再開したいなという。今月はちょっと分かりませんが、来月辺りからアレコレやれればなと。

ぶっちゃけた話、二次創作をやるにはまず原作を読まなければならないので、ある意味では一次創作よりもハードルが高い部分がなきにしもあらずだったりします(笑)

二次創作について

唐突な話になりますが。

昔は二次創作って好きじゃなかったんですよ。キャラや世界を育てる手間をかけず、美味しいところだけ掻っ攫っていくってのが。

でもまあ最近はその辺柔らかくなってきていて、二次創作もまあアリなんじゃないか、とか思ってます。特に創作を始めたいって人には。

二次創作の特性として、キャラ立てや世界設計などの高いイニシャルコストを最小限にできること。原作のストーリに沿わせるならストーリーの組み方――ある種のパターン化――について身につけられること。また資料(この場合は原作)を調べて整合性をとったり、原作から逸脱する理由付けをしっかり考えたりといったトレーニングになること。なんてのがありまして。

その辺を楽しんで行えるなら、二次創作も良いじゃないか。という。

後はまあ、何よりお祭りですよね。わいわいと好きなものについて語らう。その楽しみを否定するこたあ無いだろうと。あくまで原作に対する敬意、リスペクトのあるモノに限った話ですが。

そして個々人の敬意を他人が評価するというのは非常に難しいので、そのへんはもう、原作者の判断一つに任せるしか無いだろうと。

ただ、やっぱり「自分が作った」という矜持というか、責任というか、そういうものはちゃんと背負って欲しいと思いますが。

そういう意味では損なんですよね、二次創作。二次創作物の責任は自分に、しかし手柄の何割か(少なくとも半分)は原作者に帰するわけで。その辺を間違えると、誰も幸せになれないゴールに一直線です。

なので作者としての評価を求めるなら、どこかで一次創作に挑戦してくれるようになったらいいなあ、とか思ったりするわけです。二次創作でネームバリュー高めてから一次創作にお客さんを連れて行く、とかでも全然 OK なので。(むしろ今はそうしないと一次創作はキツいので推奨するくらいの勢い(何))

References

References
1 『机上の総べて』については、後日なんか書きます。