[memo] なにがT4の基準となるか

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(T)RPGの話なんだけどさ。

ちょっと未だに答えの出てないところでウダウダと。
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**世代論ってのがあってね。

(T)RPG世代論てのがあってね。

たとえば――

-第1世代(T1):ゲームシステム=ルール。(例:『D&D』)
-第2世代(T2):ゲームシステム=ルール+世界設定。(例:『RuneQuest』)
-第3世代(T3):ゲームシステム=ルール+データ(世界設定)+シナリオ構造。(例:『ダブルクロス』)

――みたいな。
(※Tx表記は「世代の違いを安直に“新旧”とみなして古い世代を貶めることを避ける」ことを目的に「Type.x」の略号として使用しています)

この区分が正しいかどうかは置いといて、大体まあ現在は第3世代あたりまでは分類の基準が確定してるっぽい。((あるいは単に「まあ大体3世代くらいに分けられるだろう」とか「それくらい有るんじゃね?」といった類の体感でしかないかもしれませんが。ユーザの遊び方ひとつで越境できちゃうモノなんで判別が難しかったりもします。))

で、ここにかつて『Aの魔法陣v3』が――

>設計思想的には第4世代にあたるはじめてのTRPGで、他に似たような性能を持ったルールブックは2006年4月現在、存在しない。
>”’(『Aの魔法陣ルールブック』p.20より)”’

――と切りつけたわけだけど、その後も『Aの魔法陣v3』が標榜した――

>特性としてプレイヤーにあわせて変形していく自己進化能力を持つが、これは応答性と自由度と展開速度で他ルールを圧倒する原動力になっているものの、(カスタマイズ性能が高すぎて無限にバリエーションを作っていく関係で)定格処理能力、つまり状況と行動宣言内容が同じなら、どこにいっても同じ判定が出せるという性能では、かなり劣る。
>これは設計段階で碓備的に放棄された部分である。
>”’(『Aの魔法陣ルールブック』p.20より)”’

――といったデザインコンセプトを踏襲するタイトルは、少なくとも商業タイトルの中では見られない気がする。もっともそれは僕が新作のチェックを著しく怠っているためで、「とっくに出てるよそんなもん!」って意見もあるかもしんないのだけど。

あるいは前述の『Aの魔法陣v3』の特性は第4世代という区分には関係がなくて、もっと別の基準線によって「第4世代TRPG」は定義されるものなのかもしれない。

また、『Aの魔法陣v3』を脇に置いて、『シノビガミ』のようにシナリオの管理要件を最小限に絞って、イベントの記述をプレイヤーに委ねるスタイルをを第4世代と分類する目がないわけでもないんだけど、広義の分類でいくとこれもT1かT3の変法になりそうなんで悩みどころ。

インディー系では色々と有りそうなんだけど、最近はそっちまで手が回らなくなってるからねー。かろうじて『ファミリーズ!』と『Apocalypse World』に触れたくらい。((F!は水没しちゃったから買い直さないとイカンのですよねェ。))

何はともあれ「次」がどうなるのか?

それによって何が記述できるようになるのか?

その辺は興味があったりなかったりなんですよねー。
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