なんというか「本当のタレント(才能・傑物)」に圧倒された日。
まあ、仕事の話は書けないので、今日はこっちで出会った名言について。
グサグサ刺さる名言/箴言がポンポン飛び出してくるのは、やっぱり面白い。
こういうのは簡単そうに見えて、実際にやってみると恐ろしく難しい。
深みの感じられない冷笑、皮肉の横行する社会だからこそなのか、単に僕がそう言うのが好きなだけなのか……後者だな(笑)
今日はその中でも、特に印象に残ったものを、ひとつ。
“Discussion is an exchange of knowledge. but argument is an exchange of ignorance!”
”Discussion” も “argument” も、日本語では「議論」って訳が出るんだけど、ニュアンス的には前者が「討論」で後者が「口論」くらいに考えといた方がいい、のかな?
たしかに、最初は知識の交換をしていたはずなのに、どこかで冷静さを欠いちゃって、いつの間にか無知の交換になっているケースっていうのは、良くあるんだよなァ。フレーズとしては「無知」の翻訳でいいんだろうけど、ニュアンス的には「愚かさ」って感じ。
これ、先日のディベートの最中に、ヒートアップして感情的な口論(要はヒステリー)になっちゃった討論を、一旦リセットするために言われた言葉で。
そうして冷水を浴びせといて、その段階での論点と、各陣営の論旨について整理する……という方法で、実にスマートにその場を収拾してたんですな。髪なんか自分で切ったんじゃないかっつ―ようなぼさぼさで、冴えない感じのメガネさん(マンガだったら白衣でも着せておきたいくらい)だったんだけど、その時のテキパキした雰囲気が、なんだかキュートに見えてしまったり(笑)
「賢明ってこういうことだなぁ」とか思いました。
「良いギャラリーであること」って、意外と難しいんだよね。