キャラクターの個性化をするためのルール「タレント」について、前に書いたものの補記として。
前エントリのコメントで指摘されているとおり、元ネタは『Tunnels&Trolls 7th』の同名のルールです。なのでまあ、そっちの方を参考にした方が良いかもしれません……いや、本家の方にもガイドラインもへったくれも無かったような気がしますが(笑)
ページの内容
タレントルールとは
タレントルールとは、キャラクターに新たなステイタスを追加するルールです。
タレントとは
「タレント」とはタレントルールで追加されるステイタスの総称です。
タレントは、ゲーム中に小さなボーナスとして機能します。
タレントルールの運用について
このエントリでは、僕の実施する SW2.0 キャンペーン向けのパラメータに設定していますが、システムに直接影響するほど強力なデータにしなければ、別に SW2.0 に関わらず適用できるルールだと思います。ですんでまあ、遊んでるシステムに合わせてアレンジすれば良いんじゃないかということで。
タレントルールの効用
キャラクターの持ってるタレントによって、キャラクターの性格を示唆できます。
たまに見かける“〈キャラクタープレイ〉の過剰な反映を要求する困ったちゃん”(=くちプロレスラー?)に対する、妥協点としても機能するかもしれません(笑)
タレントの自作について
タレントを自作する際は、以下の点に注意すると良いかと思います。
1. ボーナスは 1 項目
基本的には、タレントによって獲得できるボーナスは 1 項目だけです。
ただしボーナス項目に関連する複数の属性を獲得してもいいでしょう。
2. ボーナスを得られる条件を決める
タレントによるボーナスを以下のガイドラインから選択します。
当然ですが、詳細を設定する必要があります。
- 〔特典〕【身体特性】 : 身体的に、種族や年齢など一つの基準に対して規格外の要素がある
- 〔特典〕【固有技術】 : 一種類の行為判定について、技能が無くても判定に能力値ボーナスを得る
- 〔特典〕【判定修正+1】 : 冒険者判定のうち特定の能力値ボーナスを使う判定に +1 ボーナスを得る
- 〔才能〕【干渉能力】 : 対決判定に勝利することで魔法や戦闘特技のような特殊な効果を得る(回数制限 1~3 回)
- 〔才能〕【判定修正+2】 : 冒険者判定のうち固有の判定にのみ +2 ボーナスを得る(回数制限 2~3 回)
- 〔才能〕【判定修正+3】 : 冒険者判定のうち特殊な判定で、かつ限定的な状況でのみ +3 ボーナスを得る(回数制限 1 回)
3. ペナルティを獲得する
ペナルティを獲得することで、ボーナスの制限を緩和することもできます。
4. 戦闘には影響しない
タレントの効果は【身体特性】を除き、原則的に戦闘中には影響しません。
これはコアルールのバランスを極力崩壊させないために必要な処置です。
もし【身体特性】でないタレントを、戦闘中に効果があることにする場合、1 回の戦闘につき 1 回しか効果を発揮できないようにするべきでしょう。
前エントリとの互換性
前エントリのタレントデータは『ペルソナRPG(仮)』用のデータに手を加えず掲載しているため、SW2.0 用に作った本ガイドラインに準拠していない要素があります。
(『ペルソナRPG(仮)』では、SW2.0 の冒険者技能に相当するペルソナ技能を「魔法使い系技能」と【戦闘特技】のパッケージにしているため、その他の冒険者技能については全てタレントで補填している。そのためタレントの重要性が大きく異なっている)