クリスマス・イブとか

 24日は、カミさんのバースデーを 4日遅れで。
 夜はイブのディナー。
 さすがに今年はほとんど動けないので、家で静かにやりました。
 何年ぶりだ、こんなの。
 でも、こんなのも良いものです。

 チキンはペッパーが多すぎでした。
 ケーキは甘すぎでした。
 スパークリングワインは少なすぎでした。

 でも良いのです。楽しかった。
 いつまで家族一緒にできるかは分かりませんが、できるだけ長く続けたいものです。
 まあ娘もそろそろお年頃ですしー(笑)

[掌篇] 03 : ふりむいてはいけない

 見知らぬ町へ、行く列車がある。
 新月の夜、灯りの消えた駅舎に来るという。
 妖しい二つの眼を光らせ、彼方より影色の列車。
「今日の乗客は、あなたひとりです」
 背(せな)の方から声がした。
「けっして振り向いてはいけませんよ」
 見送りは、かすむ街の灯りばかり。

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