自己流のキャンペーン・ゲームの作り方ってのは、書けそうでなかなか書けない。
あるいはシナリオの作り方そのものが、そもそもにして言語化しづらい。
なにしろ当世風を考えると、明らかに悪手なんだよね。
だって折角いろんなタイトルが発売されて、いろんなサプリメントが刊行されてる中で、「じゃあイチから作ろうか」って言っちゃうんだもん。
誰がそんなモンに手を伸ばそうと思うのか? という。
でもまあ同じくらい「それがどうした」って気分もある。
少なくとも一緒に遊んでいる人たちがいて、彼らと十年以上も遊び続けている。
時にはマズい展開になって話し合って軌道修正したりもするし、場合によってはきっちり終わらせる前に投げちゃったキャンペーンもあるけども、総じて「次は何時?」と言われるくらいには楽しく遊べているわけで、そうした仲間の価値観そのものを否定する気は毛頭ない。
見知らぬ他人の価値観よりも、親しい仲間の価値観に重きを置くのは、まあプレイグループを作って遊ぶゲームの性質からしたら当然だと思うんだけど。
だから仲間内に向けて書く分には抵抗がない。
反面、不特定多数に向けて発信するものとしての価値は認められない。
内輪遊びの価値観だけを至高のものと出来るなら、気楽なモンだったんだけどね。
アレコレ見てきた今、ソレを無邪気に信じられるほどじゃあ無いんだわ。
そのためにわざわざ「外向けの遊び方」なんちゅー別モデルを組み上げたりもしたわけで。
2つの価値観を内包しちゃったお陰で、変に身動きがとれなくなっちゃう典型(苦笑)
ここからエゴに打って出られる人間だけが、改変者になりうるんだろうけど。
……とか書きながら、ふと外向けに使ってるイージーキャンペーン・デザインの方法があったのをひとつ思い出したりもするわけです。
こんだけ愚痴愚痴書いといて今更(笑)
まあでもソレについては、氷川さんからのオーダーに応えてそちらへ寄稿させてもらうことにします。
大した話じゃないと思うけども、やっと思いついたネタなので(笑)