[anime] 2012/04/15 : ニャル子さん、アムネジア

 観ましたよー。

這いよれ!ニャル子さん

 遅ればせながら、「うー! にゃー!」言ってた子から「観れ」と押し付けられました。

 観ました。

 うん、面白かった。
 なんかこう『ケロロ軍曹』とか『らき☆すた』とか好きな人が観たらいいんじゃないかなって感じ。
 いや、だってネタがことごとくパロディのオンパレードなんだもん。
 かなりヒドい(褒め言葉)ですぜ、アレ(笑)

 反面、設定を変えまくってるせいで、「これでクトゥルー神話に興味を持った人が『クトゥルフ神話TRPG』(CoC)遊びたいって言い出しても、僕には対応できないなー」とか思いました。
 面白いんだけどホラー的な展開は一切無いので、「果たして CoC のキモである“SAN値”が活かせるのか?」というのが、ちょっと想像つかない。
 別の意味で SAN値を疑うようなネタは山盛りでしたが(笑)

 ま、でも CoC の遊び方の一つとして「ルールを建前として公然とバカが出来る」ってのがあるんで、絶対無理って話でもないとは思います。
 自分のスタイルだと、間にいくつかコンテンツを――たとえば邪神伝説シリーズとか――挟んでからでないとキツいなーって、それだけの話。

 また「設定が(旧来のクトゥルー神話作品に比べて)メチャクチャだ」という話については、「確かにそれは同感だけど」と思いつつ、こうも考えられるんですよね。
 つまり――

クトゥルー神話に果たして「正しい設定」なるものが存在しうるのか?

――という。

 そもそもが「コズミックホラー」という「人間が全てを知覚しきれない存在」を、果たして「設定」なんて型枠にはめることが出来るのか? と考えると、本当にナンデモアリなんですよね。
 それでも変えないで欲しいモノって有るんですが、ま、そんな感傷が通じるご時世でもなく(苦笑)

黄昏乙女×アムネジア 第2話

 んー。

 第一話の大雑把なキャラ紹介から、第二話では丁寧にひとりずつとの出会いを描いていくよ、という話。
 Aパートで庚夕子、Bパートで小此木ももえの構成。

 で。

 ちょっと意外だったのは、部室の「開けたら呪う」の先についてサックリ見せちゃったこと。
 あそこはあの先を見せないで(=「怪談」ってキーの虚実をあやふやにして)ホラー調に持っていくのかと思ったんですよね。
 そうやって引っ張るのかなーと思ってたんで、そこはちょっと「へー」と思いました。

 反面、アレ見せちゃったせいで「夕子さんの過去探し」ってキーがめっちゃ弱くなっちゃって。
 こうなっちゃうと「で、これはどんな話なの?」っていうのが消えちゃった感じ。

 キャラは可愛く描けてると思うんだけど、自分はそういうのあんまり興味ないんで。
 別に追っかけなくてもいいかなーって気分になってます。
 誰かこれ観てる人が身近にいて、ネタになるなら観るかなー? くらい。
 そんなわけで、来週以降もこれ観てるかはわかりません。