いや、『ヒストリエ』の 6巻を買ったもんで(笑)
現在、進行中のタイトルで「これさえあれば!」ってのを上げると、つい先日までは『ベルセルク』、『MOON』、『シュトヘル』くらいのもんだったんですが、『ヒストリエ』が復活したなら当然これも入ります。
逆に言うとコレ以外で、特に注目してるマンガっていうのが……まあ『乙嫁語り』と『乱と灰色の世界』、あと『狼の口』の Fellows 三大シリーズ*1[三大シリーズ] = 超主観(笑) とか、あとは『百舌谷さん逆上する』とか『レキオス』とか……でもその辺は僕がなんたら言っちゃうのはどーよってタイトルなので。
にしても『ヒストリエ』はやっぱり面白い!
なんかこう、「描きたかったんだろうなぁ、こういう話」っていう感じがあって。*2[描きたかったんだろうなぁ、こういう話] = もしかすると僕自身が書きたいだけかも知んないけど(笑)
出てくるキャラクターがみんな揃って人間臭い。
キャラクターのテンプレートに沿って行動しているというより、作品内の社会の中での肩書きに沿って行動してる……ように見える。
要するに作品内にちゃんと社会があって、人間が暮らしてる。
こういうの大好き(笑)
余談だけど、「萌え」とかそれ以前に使われていた「属性」っていうのは、あれ、マンガ文化とかアニメ文化とか、要はオタク文化って言っちゃっていいんだろうけど、その全体の中で運用されてる「スターシステム」なんだろうなっていう。手塚治虫が言ったアレね。
別に「テヅカは死んだ」って言いたければ言ってもいいんだけど、たぶん捉え方一つで「やってることは亜流じゃん」って気がしないでもない。お陰で手塚の漫画が(一部の“黒”手塚作品を除いて)何見ても「手塚漫画」で片付けられるのと同じように、その手の萌え記号を多用する漫画は全部「萌え漫画」っていう同じ漫画作品に見えるようになっちゃって。なんか興味なくなってきたなぁっていう。
単に飽きただけなのかも知れませんが。
思うに冲方丁の『天地明察』に通じるものがあるというか、たぶん同じなんだろうな、これ。
ってか岩明均が『天地明察』をコミカライズしたら、たぶんこういうテイストになるんじゃねえかな、というか。
まあ冲方丁と岩明均では「人間観」にズレがあるとは思いますが。
……っていう話を書いてよかったのかどうかは未だに悩んでるんだけど。
まあいいや。ポチッとな(公開/後悔)