[GMHB] 『化石的ゲームマスター読本2』の読み方.1 「遊びの環境を確認する」

『化石的ゲームマスター読本1』、『化石的ゲームマスター読本2』ともに印刷あがってきました。

新刊できあがってくると、思わずニヤけちゃうよね(笑)

で、ありがたいことに今回のコミケ(C88)でも「氷川TRPG研究室」さんで委託を受けていただけることになりまして。今回は新刊 40 部、既刊 20 部をお願いすることとなりました。

  • 8月14日(金) – 西館 / ぬ-06a : 氷川TRPG研究室

氷川TRPG研究室さん、今回は 350 ページ級の「TRPGシナリオ作成大全 Vol.5」が並ぶそうですので、C88 に参加されるかたは、是非そちらと合わせてお手にとっていただければ。

まあそんな次第でですね、今回は露骨に宣伝してしまおうシリーズ、始まります。

1 巻が「セッション編」ならば 2 巻は「キャンペーン編」です。

……で済ませてしまおうかと思わんでもなかったんですが。

なにしろ前巻に輪をかけて、パッと見「どんな内容か」というのが伝わりづらいと思うのですね。

「まー今回はキャッチーな序文も書けたし大丈夫だろー?」とか言ってたら、ゲラ読みしてもらった友人に「いやいやいや、無いから」って切り捨てられちゃったので。

ということで「こんな風に読んでくれたら嬉しいぞ」という話を、これから何回かに分けてやっていこうかなと思います。

2 巻の使い道は?

1 巻は「指差し確認」でした。

では 2 巻は? というと、これもやっぱり「指差し確認」が基本で。

ただし確認内容はセッションではなく、テーブルトークRPGにまつわる遊びの環境です。

一口に「遊びの環境」といっても、そこにはたとえば――

  • プレイコミュニティの性質と運営形態
  • セッションを実施するプレイスペース
  • ゲームシステムのアクセシビリティ*1入手や運用のし易さ

――なんてのがあるわけです。

この辺について分かっていると良い(かもしれない)ことをざっとまとめてみたものが、本書『化石的ゲームマスター読本2』になります。

昔の苦労話とかもちょっとあります(笑)

ちょっと確認してみませんか

遊びたいゲームシステムやシナリオ、キャンペーンなどがあっても、やってみようとすると上手くいかない……ということがあると思います。

もちろんその原因はあれこれと考えられるわけですが、そのひとつに、実は遊びの環境との相性が悪いってケースもありまして。

その辺ちょっと、指差し確認してみましょうよってのが、本書の使い道のひとつになるかと思います。

  1. まずは【第十章:様々なプレイコミュニティ】で自分の属するプレイコミュニティの分類を確認します。
  2. その後【第十一章:キャンペーンの基礎知識】で遊びたいゲーム内容や遊び方とプレイコミュニティとの相性や、これまで行っていたセッションまでの準備について再確認します。
  3. マンネリ化が気になる場合は【第十二章:キャンペーンを企画運営する】の「モチベーションを維持する」あたりもチェックしましょう。

注意点に思い当たることが有れば、それが原因かもしれません。次に挑戦する際には、気に留めておくとよいでしょう。

思い当たる点がない――あるいはセッションのハンドリングに自信が持てない――場合は、1巻のほうがお役に立てるかもしれません(^^;)

ってなところで

今回はここまで。

次回は「キャンペーンを企画する」際の読み方について紹介できれば、と思います。

……似たような内容になる気もしますが(汗)

References

References
1 入手や運用のし易さ