思ってたより手間のかからん仕事だったもんだから、微妙に可処分時間が発生してヒマしてたりする今日この頃いかがお過ごしでしょうか。
あっちゃこっちゃのアレコレを片付けてなお余る時間。
いや一昨日から今日まで毎日真夜中に帰ってくる隣家のオッチャンが、酔っ払って騒ぎまくって煩くて目が覚めちゃうから、その間に作業片付けてたってのもあるんだけども。
そんなんこんなんで、空いた時間にちょっと DTP で遊んでた次第。
タノチイ!
ページの内容
ルールブックを作る遊び
最初はペルソナゲーやろうと思ってたんだけどね。
なんか先日その元ネタとしてむかーし組んだなんちゃって王朝FRP*1[なんちゃって王朝FRP] = 歴史的に正しい平安王朝モノではなく、漫画とかゲームとかで見るようなふわっとした平安貴族のイメージ。また “FRP” は”Fantasy Role-Playing” の略。『鬼祭』の話題を出されたもんだから、そっちを先にリライトしたくなっちゃって。
まあ実際に遊ぶとなると今なら「マギロギでいいじゃん」ってことになりそうなんだけどね。かなり似てるし。
……あーいやいやいや!
そういうテンション下がる考えはゴミ箱にシューッ!!
超! エキサイティン!!
……というわけで勢いに任せてとっとと作ってしまうのです。
こういうのはガワを作りながらテンションを上げていくのが肝要!
誰に読んで欲しいかな?
まずはなんとなーくターゲットユーザを想像。
今回はオーダーしてくれた仲間を中心とした「なんちゃって王朝モノで遊べそうな人たち」をぽわわ~ん。
ターゲットユーザにはどんな形がウケるかな? と考えて……
今回のペルソナイメージには手の小さめな、あんまり握力のない人がいるので、大判は避けようか。
それと〈世界観〉は夢枕獏『陰陽師』*2含・岡野玲子版あたりなので、年齢層は T ~ M1F2 あたり。王朝文化ということで、文章にどうしたって含まれる漢字の比率、ターゲットの年齢から読書習慣の弱化を考えて、文字は多少大きめ、文字組みアキも多少広めに。あと和物なんで縦書き重点。
……ってまあ、文字組みイメージは読本と同じなんだけどさ。
ということで例によって新書判、テンプレートは読本のものを流用。ただし視覚的なリズムはなるべく変えたくないので、図版やチャートを入れることを考えると、ルール部は二段組の方が良いかな? マスターページ追加せな。
あとはノンブルの座布団画像を変えよう。やっぱ道真の梅花か。
まずは目で遊ぶ
ざっと見当がついたところで、まずはイメージを固めちゃおう。
ということで、ちゃっちゃと表紙を作ってみました。
手抜き仕事だけどまあ、ソレっぽければ良し!(笑)
作りながらページ数について考える。背表紙の幅があるんで。ある程度の厚みが有ったら背表紙にもタイトル入れられるし。
ページ数は「まあゲームシステムだけだし、多くても 100 ページ以内には収まるだろう」と目算を立てて。
本が薄すぎるとたわんで開きを支えづらいから、場合によっては文庫判への切り替えも要検討。
ちょっと財布と相談する
ここでちょっと財布と相談してみることに。
いくらくらい掛かるかな?
内々のお遊びなので手軽さ重視*3Twitter で金蒔絵って言われたんで、思わず箔押しに誘惑されかけたのは内緒。で、今回もちょこっと製本工房さんに頼むと仮定して……
- くるみ製本
- 表紙:フルカラー印刷・エスプリコートVエンボス
- 本文:100ページ・書籍用紙72.5kg
- オプション:表紙PP加工
えーと…… 10 部で 5,070 円。 20 部で 7,920 円。 30 部でも 10,770 円。
10 部だと内輪で遊ぶ人に回してもギリギリ足りなくなりそうだし、といって 20 部だとちょっと余りそうな気も。まあ余ったらテキトーに献本爆撃すればいいか(笑)
足りなくて追加で刷り直すのもナンだし、ここは 20 部にしとこう。
気を取り直して目次を書いてみる
ここまでで色々と妄想が膨らんで、エネルギーは十分に充填できたので(笑)
なのでそろそろ内容に……と、その前に目次を作っていくとしよう。アウトライン大事。超大事。
今回は前に作ったモノがベースにあるわけだけど、記述をどう整理し直すか? まあそんなに変更する必要はなさそうだけどねー。
どうせ内輪で遊ぶだけなんでキッチリやる必要はないんだけど、後日また別のゲーム作るときの肥やしになるかもなので、ちゃんとインスト部から考えてそれっぽく整えてみることにしませう。(普段、内輪で遊ぶだけなら口頭で説明できちゃう部分、既知と思われる要素なんかは明文化しなかったりする)
- はじめに(インスト)
- 本書について
- 『鬼祭』について
- 本書の読み方
- 用語集
- 〈霊外官〉(キャラクター作成)
- 氏・姓・名
- 職掌
- 性別・年齢
- 能力値
- 技能
- 術法
- 私財
- 鬼祭(コアルール)
- ゲームの流れ
- 基本ルール
- 日々の勤め
- 黄昏刻
- 鬼祭
- 後日譚
- 百鬼夜行(シナリオギミック)
- 怪異と〈鬼気〉
- 姿を見
- 名を呼び
- 理を以て
- 鬼怪妖霊を表す
- 〈都〉百景(ワールドガイド)
- 地理
- 歴史
- 王朝
- 貴族
- 民草
まあ五章はユーザが好きにしたい部分もあるだろうからテキトーに。ゲームとしては四章までで動くし。
面倒になったらテキトーに丸めて逃げるということで(笑)
後はひたすら書く!
ひとまずそれっぽい体裁は整ったので、後は粛々とテキストをリライトしていくのみ!
これもかれこれ 20 年近く前の産物なせいか、内容がとっ散らかってて全面書き下ろさなくちゃならんっぽいですが!
うぼぁー
……という、今そんな状況。