の、ゲーム会。
まあほんと、普段「遊べねえ」言ってる人たちに怒られそうなくらい「ちょっとだけ」なんだけどね。
ルナル私家版キャンペーン
新装版の話とか色々とあったりした中で「いっそマーディール行かない?」という話になり、ワールドガイドの再設計になりかけたのも今となっては良い思い出……
……なんて言えるのは、最終的に「まあリアドでやろうよ」ってことになったから。(実際ワールドガイド組み直してたら、年内にゃまとまらんかったよ絶対)
ただし時間はだいぶ進んだし、舞台設定もメチャクチャ変わって原型留めてなかったりもしてるんだけども。
まあ何気に双月歴1090年代のリアド大陸って、遊ぶのって難しい部分もあるんですよね。青の帝国なんか選択肢が少ないし、赤の三国も冒険の舞台としては些か情報不足だったりするし。
で、最もアレコレ詰め込みやすいグラダス半島は、盟約戦記「弔いの花束」「盟約の子ら」でかなり遊んじゃったという。
じゃあ時代をズラそうかってんで過去は……と思ったんだけど、そこは盟約戦記の絡みでかれこれ 20年近く(リアルで)堪能してきちゃったので、「いっそ公式ブッチした未来編でもやらね?」というのが今回のキャンペーン。
いやまあカルシファードの設定おもいっきり変えちゃったもんだから、色々とワケ分かんないことになっちゃってて(笑)
『GURPS』の魔法は“魔法”というより“魔術”の類なので、科学技術との置換えがかなり楽ちん。お陰で「魔法を基幹技術とする文明の発達」が、わりとすんなり書けたりする。ルナルはマナが標準で「密」のエブリデイ・マジックな世界だから、その辺は余計に書きやすかったりして。
そしてこの、魔術という属人技能に依存した文明の発展ってのは、人間というエネルギー源のお値段、要は「人命」や「人権」の扱いに焦点を当てやすく、ゲーム的にシナリオが作りやすかったりするのです。
ローカルルールで生贄儀礼とか整備したから余計にね。
そんなんこんなんで「平和な一時代によって人口爆発が起こり、文明技術がある程度発達したところで大戦勃発。長引く戦争の中で〈悪魔〉も跋扈しまくって文明域がバラバラになっちゃったリアド大陸」……というのが今回の舞台。
要はアフターホロコースト、あるいは軽いポストアポカリプスな世界。
文明度のイメージ的には『クリスタニア』が近いかもしんない。
放っておいても淘汰と衆合によって文明世界が復活することには違いないんだけど、どんな世界になるかは生き残った集団次第!
世界各地でそんな天啓を受けた 100人を超える PC たちは、それぞれの地から文明世界の復興を目指し、集落の安全を確保したり、失われた交易路を開拓したり、大戦期の古い因縁に縛られた集団をどうにかしたりしなかったりする。
……というのが今回の主題。
100人を超えて 110人に満たないくらいが理想。
まあ、上手いこと帳尻合わせて 108人になればいいんじゃないかな?(笑)
で、今日はその記念すべき第一回ってことで、戦時下の都市で天啓を受けて「笹食ってる場合じゃねえ!」と立ち上がった人々のお話だったりしました。
やっぱ『GURPS』いいね!
最初はルールとデータに振り回されてどんどん狂っていく歯車が、ロールプレイでダイナミックに調整されていく面白さ。
しかしまあ「データ次第ではデッドリーだよ」と公言していたものの、第一話から PC に死者が出たのは流石に大丈夫かと、軽く不安になったりもしたんだけども。
その辺は流石に手練というか、わりとアッケラカンと死に様を楽しんでくれたみたいで一安心。
むしろ嬉々としてディレクションカード(という名のファッキンチップ)でブン回してたし、狙ってたんじゃないかアレ? という気も(笑)
※【ディレクションカード】= その場に PC が居なかったり、何らかの理由で行動不能に陥っていて、場面に介入できないプレイヤーが限定的に使用できるカード。カード毎に定められた状況を発生させる。(ただし自 PC には使用できない)
なんかまあとにかく久しぶりにテンションの上がりまくった一日でした。