シナリオ作成大全の方に、また寄稿させてもらおうかなーと考え中。
馬場論については正面から取り組んだことがないので、今からやろうというにはちょっと自信がない。
ということでバーリトゥードな Vol.4 の方ですね。
……それでも僕が書けるネタがどれくらい残ってるかを考えると怪しいモンなのだけど。
あ、募集要項は以下のサイトを見てください。
ページの内容
どれか一本なら……
で、とりあえず自分が書けそうなネタが、えー
- サクセスストーリーに倣うドラマシナリオ
- ゲームシステムとシナリオの切っても切れない関係
- ゲームの社会から作るゲームシナリオ
……こんなトコかな。
あんまり時間とれないんで、書くにしてもどれか一本に絞らんとですが。
1. サクセスストーリーに倣うドラマシナリオ
分かる人には「要するにヒーロージャーニーの話です」で済むんだけど。
ある人物を成功者(または挑戦者)として語るとき、彼の足跡をどのように記述/編集すればそれが理解/納得されやすいのか? ということは研究されている話でして。
これをゲームシナリオに援用すれば、ドラマチックにPCの活躍する物語の枠組みが作れそうですよ。という。ゲームシステム構造に落としこんでいく方法論。
まあこれは基本構造でしかなくて、実際には演出の技巧が重要になってくるんだけど、そこはいわゆるアートの領域なので書きません(笑)
2. ゲームシステムとシナリオの切っても切れない関係
こないだ Twitter で見かけた「シノビガミで対決型を協力型と偽ること」って話題についてなんですが。
これ、感情論とか抜きで悪手だと思うんですよ。
「なんで悪手と判断したのか?」という話を広げて「ゲームシステムに合ったシナリオの作成法とは?」という話。
実は「サクセス~」とも関連しているというか「ゲームシステムを読んで可能な手筋を考える」というアプローチは同じ。
3. ゲームの社会から作るゲームシナリオ
これはまあ、アレです。七面倒と言われる思考、の一部。
いわゆるT2型の手法で、マイナス効果も発生しやすいせいか、現在ではあんまり聞かなくなっちゃったんですが。
まあ『ウォーハンマーRPG』が重版されたら少しは出番が……いやサプリメントの方まで手を広げないと追っつかないかもしれないから、やっぱり出番無いかも。という程度。
言うまでもなく
どれも『化石的ゲームマスター読本2』のネタに考えてるモノでもあるんですが。
ちょっとバーンアウト気味なので、も一度エンジンに火を入れるために単独記事から書き上げていこうかなァとか。
どれがいいかねェ?
以下、余談
それとまあ漠然とした展望としての話。
まあ編集人でもないのに勝手なこと言っちゃあイカンかなとも思うのだけど、最近は「シナリオ作成大全」に雑誌的な機能を期待するのもアリかなー? なんて考えたりもするのです。
作成大全に書き溜めていった記事を、ライター各人ごとに一冊にまとめて同人誌を出す的な。
『TRPGシナリオ作成大全 Vol.3』の紙魚砂氏の記事「はじめてのオンセシナリオ」とか、あれもう同人誌なら単著で出せるでしょあの分量(笑)
雑誌ってーと「単行本派ばっかで雑誌が売れねー」的な流れもありうるかもなんですが、ありゃ確実に単行本になるからそうなるんであって、「本当に単行本になって出るんかいな?」という危うさがあったら雑誌買って読むでしょ? って(笑)
それにまとめた際に、時流に合わせて加筆修正したり、一冊にまとめる上で再編集かけたりってんなら、独立記事とは別の価値を持つものになるわけだし。
それからまあ、これは願望めいた話だけど。
もっと単純なところで、こうも刊行が続くとなれば、あるいは「書く」「本になる」ってコトに関心を持つ人が増えるんじゃないかなー? みたいな期待ね。そういうのがあって。
そしたらあとは「同人誌作るのそんなに難しくないよーお手軽だよー」っていうのをアピール出来れば良いんじゃないか? とか。*1「読本」のコミケ委託、通販なんかの流れは、その体験レポートを作るためのトライアルみたいな部分もあったりするんだけど。(なので次に増刷したら通販サイトへの委託を検討してみようかなーとも。アプローチの方法から探さねば)
(T)RPGの同人誌って、コミケだけじゃなく【ゲームマーケット】とか【文芸フリマ】とかでも出してる人いるみたいだし。個人誌でキッチリ書いてみるってのも悪くないんじゃないかなァ、とか。
リプレイ動画とか見て(T)RPGの二次創作も面白そうだと思って、でも絵が調達できないとかで「リプレイ動画を作る技量については自信がない」って人の中にも、「活字なら書けると思うんだ」って人もきっといると思うし。
そういう人たちの受け皿として【富士見書房公式 TRPG ONLINE】がリプレイの投稿を受け付けるようになったりしてて。
同じようにTwitter上でも、たまにアレコレ持論の展開をしてる人たちもいるわけで。たとえばその流れで「ちょっとまとまった話がしたいぞ」となったときに「でもDTPの技術とか無いし」って人は、まず「TRPGシナリオ作成大全」に寄稿していって、それでも飽き足らなければ個人誌で……って選択肢があってもいいじゃない? とか。
個人誌の作り方から出し方までについては、筋肉企画の「同人誌の作り方2014」とかが良いのかなー? ……とか思いつつもまだ入手してないので分からんですが。
ともあれ。
ネットを通じて色々と興味を持ってもらうためのアクセスポイントは増えていってる感があるんだけど、結局のところ個々のポイントからの発信者が多彩にならなきゃジリープアですよ。
昔は非電源系でもたまに考察系同人誌も(大半がコピー誌だったけど)見たり耳にした記憶があって。
でも最近そういう話を聞かないなーってのがあって。
もちろん僕のアンテナが貧弱ってこともあるだろうし、そうでなくともブログで済んじゃってる人も多いと思うし。それはそれでアリなんだけどさ。
References
↩1 | 「読本」のコミケ委託、通販なんかの流れは、その体験レポートを作るためのトライアルみたいな部分もあったりするんだけど。(なので次に増刷したら通販サイトへの委託を検討してみようかなーとも。アプローチの方法から探さねば) |
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