[diary][trpg] 旅する遊び(笑)

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昨日は一年ぶりに、昔のゲーム仲間と会ってダベってきたんですが。

個々人が独立してゲームシステム考えたりするので、プリントしたサマリーを見ながらアレコレ穴を指摘しあったり、やりたい遊びをゲームに落とし込むのにどーしたらいいのか話し合ったり、というディープな会合。

毎度のことながらミスドで話すことじゃねー気がするんですが(笑)
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** 異世界を旅する遊びと衣食住

その中でちょっと「異世界表現」と「衣食住」の話ってのがありまして。まあどー考えても現在のゲームの遊び方からはかけ離れた話なんですが、自分らの馴染みってやっぱコッチなんですよね。

Twitterで先日ちょっと話題にしてた「ファンタジー観」から始まって、ゲームというと「ドラクエ的なもの」だったり「いつ終わるんだ最後の幻想(笑)」とか、小説としてはタニス・リーとかフリッツ・ライバーとか、映像としては『ロード・オブ・ザ・リング』と『ハリーポッター』があるけど『ナルニア国物語』どこいった……とか話してて。

んでそのナルニアのところで「やっぱり衣裳箪笥のシーンが~」「いやいやご馳走のシーンが」みたいになって、「ああやっぱり衣食住は大事だな」と。

衣食住というのは異世界の「異世界らしさ」を表す上で、とっても重要な要素でして。包括すると「生活を描く」ってことで、それによって「異世界の旅人」としてのPCを幻視してもらう。古式ゆかしい「プレイヤーの分身としてのPC」「PCを通じてゲームの世界を視る」ってやつです。異世界ツアコンとしてのゲームマスターとかね。

*** 敬遠されることではあるけど

これを(T)RPGで遊ぼうとすると、前提となる知識が必要になるから……ということで敬遠されやすい要素でもあるんですね。

たとえば剣と魔法のファンタジー世界において「盗賊ギルドに情報収集に行く」なんて行動も、あれは「盗賊ギルドが情報屋としての機能を持ってる」って知識がないと発想できないこと。

そうした知識を必要とすることは「ゲームマスターの脳内当てクイズ」に陥りやすいこと。

それから、そうした柔軟性を持つことが「粉塵爆発」や「薬品調合」のようなプレイヤー知識の悪用を招くこと。

他にも考えられることはあるけど、現在のゲームがルールシステムだけでゲーム世界を記述する傾向が強化されてきたのは、そんな理由もあるんだろーなと思ってます。

昔はその辺「ワールドガイド」として、「いわゆるゲーム的なモノ」とは違った次元での〈ルール〉があって、それは個々人が読み取って自分で構築していくものだったんですね。そんでまたそうした異世界の生活イメージってのがプレイグループ内での話題になって、そこで事前のすり合わせを行った上でのゲームプレイになったりする。非常に手間がかかっていたわけです。

だからこれは遊びやすくする工夫なんだよね、と。

……まあそれは道理なんだけど、でもやっぱりワールドごとに掘り下げて考えるの好きなんですよ。そしてそれを話すことで新しい発見をするのも好き。グループの中で色んなイメージを話すことで世界を掘り下げたり広げたりしていって、そうして開拓されていく世界の中を旅するっていう遊び方。

実態としては知らんのですが、たぶん『レッドドラゴン』もキャラクターデザインの打ち合わせやらキャラクターブック作りやらを考えると、この系の遊び方なんだろーなーとかね。

手間はかかるし比較したら事故率も高くなるんだけど、あれはあれで面白いんですよ。

** 実際どんな話をしてたかというと

昨日は『ゲヘナ』の黒沙帯の話になって、「黒沙帯を渡るワイルダネスアドベンチャーそのものをゲームとしてちゃんと遊べるようにしたいぞ」と言うことに。

で、そもそも「砂漠を旅する」ということがどーゆーことなのか? 何が冒険になりうるのか? みたいなところでウダウダ話してました。(自分は『ゲヘナ』知らんので、専らゲームプレイによる表現のところに集中してたんだけど)

『りゅうたま』的なゲームが想像されるけど、砂漠ということで限定が厳しい分、ルーチンワーク化しやすいんじゃないか? なんて懸念が有ったんで、その辺をどうやってクリアしていくのか? そんな話になったり。そこでまた1985年の『シミュレイター』創刊号で語られてた『D&D』の話になったり。あるいは『ブルーフォレスト物語』やら『聖珠伝説パールシード』の話になったり、『ファー・ローズ・トゥ・ロード』の話になったり。

ユルセルームのお姫様は、箸でコメの飯を食う(笑)

色々とギミック考えたりしたんだけど……その辺はネタバレになっちゃうのでナイショということで。

**いざ往かん ジュンク堂ラビリンス(笑)
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その後でまた例によって例の如く、ジュンク堂に行って資料探し。

最初は地下のTRPGコーナー見たり、大量のニンジャスレイヤーのポスターとPOPの「ニンジャが来て殺す」に笑ったり、「『ドリフターズ』3巻いつやねん」「今月じゃ?」みたいな話をしてたんだけど、まーすぐに魔の4階に移動。

あそこは目当てがボンヤリしてると一万円くらい平気で飛ぶラビリンスです(笑)

今回は予めフォーカス絞り込んであったんで、確か2冊で6,000円くらいに収めてたけども……本当に欲しかったのは1冊9,000円のものが2冊だったので、まあいつもどおり(笑)

その後で「肝心の『千夜一夜物語』を持ってない」「じゃー買うか」ということで3階へ……

えー。

知ってる人は知っている。ちゃんとアレ読もうとして「バートン版」に行きあたると、文庫で全11巻、お値段1万6千円くらいということを(笑)
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これね(笑)
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さすがにアレ全部通しで読めってのも厳しいぞ、ということで、ふくろうの本の『図説アラビアンナイト』でお手軽に入門するところからにしよーかということに。

日和った(笑)

まあでもバートン版並んでるの見たら日和っても仕方ないと思う。(自分も何度も挫折しましたアレ。瀬田訳『指輪物語』とはまた違った理由で)
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