[anime] 2012/04/19 : アポロン、つり球

 ジャズは変にコピーしようとすると、却って難しいよにゃあ(笑)

坂道のアポロン 第2話「サマータイム」

 何度観てもオープニングを飛ばそうって気にならないんだよね、これ。

 それはそれとして、第2話。
 ボン(西見薫)が鬱屈から解放されていくプロセスは、ナンボ観ても気持ちいい。
 昨晩ちょろっと書いた『銀の匙 Silver Spoon』のソレもそうなんだけど。

 馬鹿な同級生の暴力に対して、男の子の見栄で立ち向かっちゃう。モヤシだけど(笑)
 暴れて、「楽しくなってきて」、そんで「おいの友だち」なんよね。わはは。
 千(川淵千太郎)の暴れっぷりも「鬱積した何かを晴らすための代償行為」みたいなジメジメしたものでなし、カラッと気持ちいい空気がある。
 それと美術の色合いがね、とてもいい。

 気持ちいいよねぇ、セッション。
 それ味わっちゃうと、なかなか離れられんようになる(笑)

 日曜のミサに参列する。
 特別にロザリオを胸に下げることを許された。
 怯えるチンピラ。
 そんな少年とのケンカをためらわない(ケンカ慣れしていない)同級生。
 このアンバランスは何だ?

 ……といった話は後に回して、とにかく一瞬で落ちてしまうもの。
 落ちちゃうんよね(笑)
 どんれだけ紋切型の演出でも。
 だからこそか。

 今回は「飛び込む」がテーマ……で、いいんよなコレ。

 ボンがいろいろ飛び込みます(笑)
 あーもう! 1カットずつ語りたい。
 ひとつひとつがキッチリ納得のいく画面で、音で、こう並べられるとコレ以外にちょっと考えにくくなる。
 いい仕事しよんなァ。

つり球 第2話

 方言めちゃくちゃ(笑)

 あの水鉄砲は何なのか(笑)
 宇宙人はマジなのか(笑)
 あの踊りは……江ノ島踊りっていうのか(笑)
 スズキって言えよ!(笑)

 いやまあ自分は「スポーツフィッシング」というより「釣り」が好きなので、シーバスとかよく分からんのですがね。
 スズキやん。

 釣り。
 あーね、もーね、どっちの気持ちも分かるんだけど。
 『坂道のアポロン』のカラッとした空気とはまたちょっと違って、こちらは少し苦味のある流れ。
 短気じゃ釣りはできないのでござる。

――ユキは【ユニノット】を覚えた。

 これと『坂道のアポロン』が並んだのって、結構キツいと思うんよね。
 どっちも海のある景色で、どっちも転校生。
 そして鬱屈したものを持っている。
 どうしたって比べられちゃう。

 でも、それで浮かび上がってくるものもあると思うんよ。
 そう考えると、ちょっと分かりにくいかも知らんけど、毎週並べて一緒に観ることには意味も価値もあって、何よりソレが面白くなる……んじゃないかなーと思えたりする。
 まあね、コジツケかもしれないけどさ。

 そして4人は集い、物語は動き出す。
 ……江ノ島、大丈夫か?(笑)

 最初っから最後までもう、どんだけネタ仕込んでくるのかっちゅー(笑)