[memo] 認識の重心と範囲

うーん。もっと上手い図が描けんものか……ガクリ(嘆息)

(見えざるゲーム盤) 情報の認識座標

以前描いた[見えざるゲーム盤]*1[見えざるゲーム盤] = 物理的には存在しない、概念上のゲーム盤。個々人固有の認識と想像力によって形成されるが、運用のためのルールによって強度が異なる。特に日常言語を用いた TRPG では変化に富み、形状が安定しない。 のグラフィカルイメージ*2[見えざるゲーム盤のグラフィカルイメージ] = 参照:マスタリングによるゲームボードの差、マスタリングによるゲームボードの差(2)、ゲーム盤イメージ(マスタリングによる…より) の応用というか、基本的には同じものなんですが。

[見えざるゲーム盤]は高橋氏の〈イマジナリィ・ボード〉*3[イマジナリィ・ボード] = 参照:古書肆「白河堂」:『イマジナリィ・ボードの提唱 ~失われたボードを求めて~』 を勝手にイメージしてみたもの……だったんですが、どうも対象範囲が違う気もするので、一応、別の定義語としてます。今回は〈プレイング〉によって運動する(質的/量的)情報をグラフィカルイメージにして……みたかったんですが、力及ばず質的情報だけの表記になってしまいまった。残念。


形にできなかった質的/量的情報の統合イメージ

「かしこさ/12」という情報は、「かしこさ」という質的情報に対して量的情報(評価)が階層化した(ハードディスクのように)円盤を積み上げたような構造で、その中で「12」のレイヤーの情報を中心に、上下を潰した球状に認識エリアがあって……で、それと「伝承知識」という質的情報の範囲と交差して、こう……三次元立体でないと表現できない図が頭の中にあって。

だからこう、本来なら CAD かなんか使って、動的にグリグリ動かせる図とか描けないとイメージしてるものは伝わらないんだけど、生憎とその手の技術は十数年前に投げ出しちゃってるので。(平安京のモデルとか作ってないで、ちゃんと勉強しとけば良かった……)


とりあえず三次元運動は置いといて、あくまで個々人の認識のズレによって情報が正確に伝わらないイメージを平面図にしてみようってのが、コレになります。

まず個人の認識範囲の図。(まあ実際はこんなに綺麗な円でもトライアングルでもないと思いますが)

認識の重心と範囲A

で、もし二者の間で「伝承知識」のイメージ(認識座標)が異なっていた場合の、トータルイメージのズレ方。

認識の重心と範囲B

これ、『Aの魔法陣』で行われている「外延近接戦」って話のイメージが元でして。Aマホでは判定時の成功要素(質的情報)をすべて量的情報「1」として扱っているので……とか。まあそれはいいか。

一つの情報のイメージがズレてるだけだったらこの程度で済むんだけど、全部のイメージがズレてると重心も結構ブレが生じます。そこに選択的に寄り道できるテレポータ「オヤクソク」が混じってくると、イメージの軌道が制御されてまたモニャモニャ……情報範囲の図形パターンとかもデザインできたら、ちゃんと描けるようになるかな、これ。

〈プレイング〉……というより[対話]*4[対話] = 異なる価値観を持つ者同士が、互いの価値観について相互理解を図ろうとする行為。またそのプロセス。 かな? こうした認識のズレを修正するために、直接的に情報を具体化して重心のズレを是正(外延を軽く)したり、外延を増やすことで範囲を拡散し、内包の濃度を上げていったり……

こうした認識座標の運動は、プレイヤー個々人の中でも、またプレイヤー全体の間でも日常的に行われています。用語として分ける場合、個人の認識する[見えざるゲーム盤]は[世界観の認識]で、プレイヤー全体で共有する[見えざるゲーム盤]は〈テーブルの合意〉とか。

うーむ。どうも上手く言葉に出来ないなぁ。

References

References
1 [見えざるゲーム盤] = 物理的には存在しない、概念上のゲーム盤。個々人固有の認識と想像力によって形成されるが、運用のためのルールによって強度が異なる。特に日常言語を用いた TRPG では変化に富み、形状が安定しない。
2 [見えざるゲーム盤のグラフィカルイメージ] = 参照:マスタリングによるゲームボードの差、マスタリングによるゲームボードの差(2)、ゲーム盤イメージ(マスタリングによる…より)
3 [イマジナリィ・ボード] = 参照:古書肆「白河堂」:『イマジナリィ・ボードの提唱 ~失われたボードを求めて~』
4 [対話] = 異なる価値観を持つ者同士が、互いの価値観について相互理解を図ろうとする行為。またそのプロセス。

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