戯言の方に載せる予定のハガキゲームの話をメモ書きしながら、お世話になってる ST の方*1[STの方] = この言い回しで良いんだろうか?と、リハビリがてらの昔話をしてたんですが。
「ワープロってね、昔は表示 1行だけ、しかも横は 10桁くらいしか見えない液晶画面でやってたんじゃよ」
とか話してると、
「無理無理無理無理!」
本当なのに。
むぅ。
で、まあ思い出したら書きたくなったんで書く。
オジイチャンの昔語り、ワープロ編(何)
はじめてのワープロ
僕が使ってたのは、えー、コレですね。
SHARP の WD-A30。いわゆる「書院」シリーズ。
ご覧の通り、画面がもっそい小さい。
そして右上の突起はアレです、手動で用紙を送るためのもの。
たぶん(笑)*2[たぶん] = ここ回したときのジコジコいう音が好きだったり(何)
インクはもちろんリボンカートリッジ式。
安いのまとめ買いしとくと、保存状態が悪くて古いのがダルダルになってたり(笑)
こんなん使ってハガキゲームだのゲームブックだの学級新聞だの作ってたんだよ。
これ使ってキャラクターシート作ったのが全ての始まりだったヨ(何)
脳内メモリで版組したり、前に書いた文章を丸暗記したりとか。
「皆そうだったって」
というと、
「いやいやいや、どんだけ(笑)」
とか笑われました。
軽くショック。
まあ気楽でいいけど(笑)
……技術革新って残酷だよね(何)
こういうの思い出すと、確かに今って頭使わなくなったよなーとか思っちゃう。
一応、出力した時の全体イメージは表示出来るんだけど、全体イメージと言いながら上下二段に分かれてますとか、どこに文字が入ってるかがドットで表されてるだけとか、そんなんだったし。
2台目のワープロ
2台目のワープロといいつつ、この後、僕はワープロからパソコンに移行しちゃってるんですが。まあでもパソコンもワープロのように使ってることが多くて……なんでかというとソフトが高かったから(笑)なんだけど、とにかく PC-9801VM2 で、ジャストシステムの『一太郎』を使うようになった。
それにしたって父親が持ってきてくれたからで、まあ当時からソフトって高くて。
えー、デモ画面とかないかな、とか思ったらこんなの出してたんですね。
スクリーンセーバーとか。なんというピンポイント爆撃(何)
テスト起動した画面に、「そうそうそうそう!」と一人で喜ぶおっさんの姿(笑)
見てもらえれば分かるんですが、ワープロの画面自体がキャラクタ(文字)で構成されてたんですね。当時は気付かなかったんだけど、よく考えられてるなぁ、とか正直感心しました。極小メモリをやりくりする工夫なんでしょう。
天地は [=]、ノドは [:] で、それぞれ区切られている。カラーリングをシアンにして、原稿(入力してる文字)とは区別されてるから、特に注目しなければ認識されないんですが。
これでも色々と作ってたっけなぁ。
あちこちの雑誌に投稿しまくるようになったのも、こいつを手に入れてからですね。とにかく変換が強かった(現在まで続く ATOK の得意技)のと、ドットで外字が作れたんで、古代中国の人名とかも書けるようになったし。
考えてみれば、この辺が今の僕の仕事につながら端緒なのかもしんない。
まあ西谷史『デジタル・デビル・ストーリー 女神転生』や水野良『ロードス島戦記』を読んでなかったら? とか、叔父が某スタジオにいなかったら? とか、某氏が草の根 BBS に顔出して遊んでなかったら? とか、某氏のスタジオで S さん*3[Sさん] = 鬼(何) に会わなかったら? とか、また別の某氏が草の根 BBS で野心的なスクリプトライター募集とかしてなかったら? とか、そこでのやりとりで誤解*4[誤解] = 当時中学生だったのに大学生と誤認された(笑) が生じなかったら? とか、そもそも恩師がああいう奇跡のような変人*5[奇跡のような変人] = 僕にとっては最上級の褒め言葉。いや実際、どんだけ感謝してもし足りないくらいですじょ?でなかったら? とかの直接的ラインやら、他の間接的な山のようなネタ*6[間接的な山のようなネタ] = サークルとか帰国子女とか転居とか駆け落ちとか同棲とか、他イロイロ。が無かったら、今こんなことしてなかったとは思うんだけど。
閑話休題。
それから、これは結構あとの話になるんだけど、ボタンひとつで毛筆行書体フォントに切り替えられる面白いプリンタが手に入ったんで、それで色々と遊んだりとかしてました。和風 RPG とか作り始めたのも、たぶんその辺が最初。『弁慶外伝』を TRPG 化する、とか(笑)
フォントは偉大です。うむ。
……そんな次第で、特にまとめないままバッサリ終了。
see ya!