鉄道ではなく電車の話。

 電車で移動してると、自動車で移動してたら見られない光景によく遭遇する。
 僕は仮免までいかずに教習所を辞めたダメな人なんですが、運転免許を取らなくて良かったと思うのはそんなとき。まあ自慢じゃありませんがね、免許持ってたら自動車移動に依存してた自信があるのですよ。そして自爆事故。(笑いごとじゃない)

 ちなみに鉄道マニアでは断じてありません。
 鉄ちゃんに熱く語られると、冷え切った目で「そういうモンですか」とだけ相槌を打ち続けるイヤな人ですので悪しからず。(だからといって単車も四駆も興味が無く、某メカデザイナーに「お前それでもオトコノコか」と言われたことがあります。誰だ某メカデザイナーって)
 タモリ倶楽部でやってた無人駅マニアの話は面白かったけど。


 
 …とかまあそんなことは横に置くとしても、電車移動は時間の正確さにおいて自動車に比べ優秀で――まあ今日みたいに人身事故とか有ると弱いですが、遭遇率からするとやはり――頼りになる。僕は待つのが嫌いな人なので、予定通りに行動しやすい電車が好きです。
 そして独自のプライベート空間展開。
 赤の他人がこんな近くにいるのに、みんな好き勝手にプライベートスペースを構築して、千差万別の時間の潰し方をしてるわけですよ。
 これってのは、人間観察に実に適してるわけです。
 ネタの宝庫なのです。電車内って。

 以前、これは書いたっけ?
 ほとんど無人のホームで、「どこ見てんだよォ!」と怒鳴りつけてくる人がいて、ふと目がそっちにいってしまったんですが、そしたら「なに見てんだよォ!」と再び怒鳴られました。
 何が言いたかったんでしょうか、彼は(笑)

 大きな声で独り言を、視線を彷徨わせながら呟き続けてる人とか、ほとんど週イチペースで目撃しますが、あれはどう解釈すべきなのか迷います。イヤホン付けてないんでケータイじゃないんですよねぇ。
 オカルト(何)好きなデンパ人によると「20世紀までの双子座の時代から 21世紀、水瓶座の時代に移行したことで、これまで物質面と精神面が両立していたのが、外面を覆っていた物質面が剥離して、これまで内面の素材だった精神が漏れ出すようになってウンヌン」とのことですが、ダイナミック過ぎる理屈はエセ科学並みにアレなので相手にしない方が良さそうです。
 第一、言ってる本人が信じてなさそうです(爆)。笑ってたし。

 子連れの妊婦さんに席を譲ったら、なぜか妊婦さん、子供の方を座らせて自分は立ったままだったり。ああ、一回座っちゃうと大変なのかなァ、とか思わないでもないんですが、僕の座ってた席幅だと子供には広すぎて子供が飛び跳ねるし、なんか隣のご婦人とか迷惑そうにしてたし。
 ゴメンナサイ。悪いことしてないと思うんだけどゴメンナサイ。

 それにしても PASMO/SUICA の使い方、ちゃんとガイドしてあげないとお年寄りとか分からないから。
 アレものすごい便利で、むしろお年寄りにこそ使って欲しい(駅までの料金を調べて、小銭出して、切符買って、自動改札に入れて、取る。このプロセスはお年寄りに優しくない)わけですが、肝腎のチャージ方法が分からない。
 これじゃあ宝の持ち腐れなわけですよ。
 よく見かけるんで、時間があるときは声をかけさせてもらうんですが、みなさん「ちゃんと説明があればいいのに」とおっしゃる。
 パネルでも作って置いておいたら少しは違うんじゃないですかね。
 そういう手間はかけませんか、鉄道会社。
 まあ鉄道会社からしてみれば、バリアフリーのコストがかかるお年寄りの乗客よりも、若くて元気な少しくらい不便でも妥協してくれる会社員を相手にした方がラクなのは分かりますがね。
 若い連中の自動車離れも進んでるようだし(自動車は国内の販売実績、激しく低迷中)、殿様商売でもいけるのかな、案外。良く知りませんが。

 ……って何の話だか良く分からなくなっちゃったんで終了!(汗)