なんだか取りとめも無く、困ったコトを考えてしまいまして。
WWW の今後の方向性だとか、blog の性質とか、SNS の長短とか。
だだ長い上に実りの無いコト考えちゃって、なんか最近テンション下がりっぱなしなのか……
Internet、とりわけ WorldWideWed というシステムの一般化によって、一度は広大すぎるフィールドを与えられた人々が、BBS や Chat という形で緩やかなムラ社会を作り、 ICQ や MSN などによって更にフィールドを限定的にし……結果として多くのチャットサイトが廃れ、消えていったのを経験してきたわけですが。
海外、とりわけアメリカで強い影響力を持つに至った blog(Weblog) が、草の根からの情報発信に役立っている反面、情報の取捨選択が容易になったことから、同じ主張を持つものばかりが集まり、その偏りが、修正されること無くエスカレートを続けて暴力的な展開を見せるのは、今後、社会問題になりうるでしょう。(既に一部で問題視されてます)
これがまあ、島宇宙化の弊害なんですが。
じゃあ SNS は、どこに向かっていくのかと。
今回 Mixi に誘っていただき、参加して歩き回りながら思ったのが、Mixi blogの存在。参加者にしか読めない blog は、書く方にしちゃ都合の良いこともあるんだけど、読む方はどうなのかと。そもそも WWW という制約の無いフィールドに、再び実社会のような制約を(遥かに緩やかながら)持ち込んだのが SNS で、その関係は、奇妙な入れ子構造になっているような気がします。
実社会 > WWW > SNS(擬似実社会)
まあ足跡システムのおかげもあって、良くも悪くもバッシングを抑制してるし、アメリカの暴力的な blog の展開に比べて、ユーザを限定して匿名性を弱めた分だけ良心的な方向性を有しているようにも思えます。
ただ、そこがあまりに居心地が良くて、SNS でない WWW のフィールドに出てくる人が減っているようにも思えるわけで。ごく最近まで参加する機会の無かった人間にしてみれば、これは WWW の縮小です。交流の場が失われていく中で、取り残された人たちはどこへ行けば良いのか。
だからといって、参加者数で Mixi に対抗するべく「紹介制」から「登録制」にしちゃう SNS は、そもそもそれは SNS なのか? という疑問もあるわけですが。
そんなわけで、確かに居心地は良さそうなんだけど「湯ざめが怖くて上がれないぬるま湯」になってしまう気がして、いまいちドップリ漬かる気になれないのです。
といって自サイトを顧みれば、更新も止まっていて。
……単にネット上での活動意欲が減衰してるダケなのかもしれないんですが(^^;