過去にはありました。
今は「ちょっと休もうかな」と思う程度で、辞めようかなってのは無いです。
ページの内容
ミスマッチ
……ってのは高校の頃だったかな? ご新規さんがセッション中、漫画読みながら――
「おもんないな」
――って言ってくれやがったことがあって。
その人と他の参加者とで、そもそも遊びのスタイルが噛み合ってなかったんですよ。
そのプレイグループは演技控えめのシミュレーションライクな遊び方だったし、僕は特にその傾向が強くて、しかも GM だったという。
だけど、その人は某商業リプレイで興味持ったクチで、バリバリ小芝居しまくる遊び方をイメージしてたらしく。
そら噛み合わんわって。
ご新規さんは早々にテンション下がりまくって、最早ちゃちゃ入れるだけでプレイしないお地蔵さんになってたし、おかげで場も冷えきっちゃって。
なんで早く終わらせようとしてたんだけど、そんなこと言われたもんだから自分もカチンときちゃって――
「うん、俺も面白くない。こんなんで面白くなるとも思えんから終わりな」
――って。
その後
トラブった卓の面子はバラけちゃいました。
とはいえ全員が (T)RPG やめたとか、そういう話じゃないんですね。
やめたのは 1 人だけ。
で、僕と他 3 人はバラけて他所のグループに混じって遊びながら、半年くらいクールダウンした後に「また遊らね?」って復帰して。
ご新規さんと他 2 人は、自分たちでプレイグループを作ってそっちで遊ぶようになっていった……らしいです。高校卒業と同時に付き合いなくなっちゃったからなぁ……
反省
思うにたぶん、その離脱した 2 人も小芝居コミコミで遊びたかったんだろうね。でもまあ僕が GM だったし、当時のゲームシステムはストーリー描写に関して GM の権限が強かったんで、それができなかった。で、カンフル剤としてご新規さんを連れてきたら強すぎてアナフィラキシーショックでえらいことになった。とか。
まあなんだろ。今思えば「新人相手に何してんの」って話ですわ。
今ならご新規さんに合わせて遊べると思うし、少なくともそんな状況にならないような手を打てると思う。当時はなんで楽しかったか、楽しめてたのかについて無自覚だったからコントロールもできなかったんだけどね。
思ったこと
んでまあ一旦は (T)RPG 自体から離れるかなーとも思った。
けどまあ他所の環境にいけばそんなトラブルなんか知らんわけで、普通にセッションやろうぜって連絡が入る。しかも僕は当時からキャンペーン抱えまくってた。投げちゃうのもどうかと思ったし、まだやりたいことも残ってたし。
で、行きゃあ普通に遊べるわけですよ。プレイスタイルの潮流とか関係なく。
そもそも僕以外にも新しい遊び方に馴染まない人たちもいて、それに合わせなきゃ遊べなくなるってことでもない。新しいゲームシステムとは相性が悪くなっていくとしても、今あるゲームシステムが遊べなくなるわけじゃない。
なんなら自分でゲームシステム改造したり、作ったりしたっていいんだし。
やめる必要なんて、これっぽっちもないわけ。
問題だったのはマッチングだけだってコトに気付いて「ああ、じゃあ別に俺やめる必要ねーじゃん」ってなった次第。
もうひとつ思ったこと
それから「全部のプレイグループをひとまとまりにする必要もねーや」ってのも思いましたね。
下手に大勢を混ぜて一つの集団として均質化しちゃうと、圧を過剰に意識して疲れちゃう人が絶対に出てくる。
退避場所は常に有ったほうが良い。
切り離せない関係/環境は、こと遊びに関してはマイナス要素が増大しやすいんで。
自分は割とそういう避難所であることを意識してます。
今は
で、今はその辺を意識的にやってるんで、やめたくなることは無いです。
楽しいことは知ってるし、疲れた時には無理せず休んでるから。
余談
後にオンラインセッションと出会って、小芝居する遊びの面白さにも目覚めたりしたんだけどね。
それが遊び方と環境について掘り下げるようになった契機の一つかなァ……とか思ったりはします。ええ。
ダイマ(笑)
『化石的ゲームマスター読本2』で扱ってる内容(プレイ環境の話)は、その辺を経験から考えたアレコレを、今の時代のファクターもちょいちょい取り入れながら再編集したものだったりします。
ダイレクト・マーケティング(笑)