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第七回ですよ。なんとか続いてます。
先に断っときますと、毎回2記事ずつ紹介して、第九回で終わります。第九回だけ3記事紹介ということになりますが、まあアレだ、テレビアニメのDVDシリーズが11話で、1巻2話ずつなんだけど5巻だけ3話入ってるようなモンだ。お値段据え置き!
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*記事紹介(3)
**初歩から分かる!異端ダンジョンの作り方
シナリオ制作の参考素材をウェブラジオで語ってみた[[「ラジデシナ」>http://polarblue.halfmoon.jp/radide/radidescena.html]]の丹川 幸樹氏による、「敢えて定番を崩すことで技術を磨く方法」の話。ちなみに氏はもうひとつ別に記事を寄稿されていますが、二つの記事で扉の紹介文が違っています。芸が細かい(笑)
>”’「今回はダンジョンですが、■■禁止です」”’(p.61 – “■■”で伏せられた中身は本書をご覧ください)
「異端ダンジョン」と名乗るだけあって、しょっぱなからかっ飛ばした提案がなされるわけですが、でもその提案にはちゃんと意図があって、それ自体は非常に的を得たものなんですよね。
同じ問題に悩んだ人も居たと思います。なにしろ昔からこの問題については繰り返し語られてきたものです。これは〈ゲームシステム〉上の問題だったりもして、中にはバージョンアップ*1版上げ に伴って、そこんところを根本からゴッソリ修正し、豪腕で問題を解消していたものもあったんですが。
こうして正統から外れた”異端ダンジョン”について考えてみると、これまで見落としてきたようなことがポロポロと見えてくるように……なるかもしれません。発想の転換によって、シナリオメイキングに関する意識全体の底上げを狙っているような感がありました。
**ブレイドオブアルカナ シナリオ作成術
『ブレイド・オブ・アルカナ』のファンサイトを展開されている、いいんちょ氏による「ブレイド・オブ・アルカナに適したシナリオ作成術」。ということで本書の中で唯一、特定のゲームシステムに特化したシナリオ作成術の話になります。
生憎と僕はブレカナよく知らないので、実用性の検証はできません。*2BoAの経験は1~2回PLとして参加しただけ。 ただ書かれている内容はいちいち頷けるもので、想定されている要件からは妥当なものだと思いました。ぶっちゃけ要件を踏まえていれば、他のシステムでも使えると思います。
……が、話はそれだけでは収まりません。まず冒頭に
>”’TRPG を取り巻く現状”’(p.71)
と来て、氏による現在のTRPGユーザの傾向分析や、商業からのアプローチによって生じた課題などの状況認識、また古参ユーザとの「TRPG観」の齟齬について。また後半でもゲーム世界の取り扱いについてなど、シナリオ作成術から話題はどんどん広がっていって、「ブレカナ普及計画の指南書」みたいな様相を呈しているのも好印象でした。
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RT @otneg: [trpg] 『TRPGシナリオ作成大全 vol.1』を読んでみた : 7.紹介編(3): http://t.co/xRQYpEIj
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