[chat] 20090205

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2009/03/02 : 誤字、未変換文字の修正、および注釈を追加しました。

2009/02/05

玄兎
「わざわざ遠いところをありがとうございます」
シノフサさん(仮)
「いーえー。暇してるって聞いたから(笑)」
玄兎
「(笑)そりゃどうも。それであっちの連中はどうですか。遊んでますか」
シノフサさん(仮)
「遊んでる遊んでる。タイサとサカキさんがGMやってくれてるから」
玄兎
「そりゃよかった。GM不在で立ち消えたら嫌だったんで」
シノフサさん(仮)
「みんなどっぷりはまってるから大丈夫だと思うよー(笑)」
玄兎
「(笑)はまってますか」
シノフサさん(仮)
「はまってるねー。あんまりトリッキーなシナリオは作れないみたいだけど」
玄兎
「いいんだよ直球で。変化球なんて苦労が多いだけなんだから」
シノフサさん(仮)
「まーそーなんだけどねー」
玄兎
「技巧に走って楽しさをおろそかにしても始まらないしね。手綱は緩めに、レフリーもプレイヤーも同じくらいの遊びを持ってるのが一番っすよ」
シノフサさん(仮)
「それもわかるんだけど、やっぱり欲しいみたい。変化球。だからちょーだい?」
玄兎
「は?」
シノフサさん(仮)
「変化球なシナリオをちょーだい」
玄兎
「ちょうだい言われてもなあ。ああ、フレームだけならあることはあるんだけど。ちょとそこのファイルケースとってくれる? エメラルドグリーンのやつ」
シノフサさん(仮)
「はい」
玄兎
「たしかこの中に、えーと。これじゃない。これもちがう。これと、これかな」
シノフサさん(仮)
「七人の侍*1[七人の侍] = 言わずと知れた世界に冠たる映画監督・黒澤明の代表作の一つ。TRPGシナリオ化の着想に関しては『七人の侍』がやりたい!を参照。と、これは? ツイストダンジョン*2[ツイストダンジョン] = 詳しくはツイストダンジョンを参照。?」
玄兎
「七人の侍は村と村人を守るシナリオフレーム。PCの実力だけじゃ勝てない強敵を、村人と一緒に倒す話ね。生き残った村人の数が、そのまま成功のバロメーターになるわけ」
シノフサさん(仮)
「で、こっちは?」
玄兎
「ツイストダンジョンの方は、これは遊び方自体が変則なんだけど。2チームに分かれてお互いにワンフロアずつダンジョンを探索していくわけ。んで、先にゴールした方が勝ち。一方がプレイしている間にもう一方はレフリーやって、ってのを交互にやるんさ。で、レフリーやってるときは妨害をするわけだけど、妨害は突破するとポイントが加算されて、合計点が一定数、まあ100点とかそんな感じに先になったチームが勝ちってわけ」
シノフサさん(仮)
「カウントアップ型?」
玄兎
「そうそう。あれです、モレール*3[モレール] = カウントアップ型カードゲーム。ダイスを導入してランダマイザを多重構造にしている。Game Review モレール特設ページを参照。(笑)」
シノフサさん(仮)
「ひどいタイトルだよねえ(笑)」
玄兎
「それが面白いんだから困る」
シノフサさん(仮)
「じゃ、これもらってきます」
玄兎
「待て待て。もってくのはコピーにして。ラウンジにコピー機あるから。それ持っていかれると困る」
シノフサさん(仮)
「はーい。なにか注意することある?」
玄兎
「それ旧版ソードワールド用のシナリオデータだから、他のゲームで使うときは数値の読み直しが必要だと思うんで」
シノフサさん(仮)
「ふーん。でも2.0だから」
玄兎
「あ、じゃあ特に要らないかもしんない。ゲームレートの換算表だけ持ってって」
シノフサさん(仮)
「そうだ。あの前にルールブックの表紙の話を書いてたよね」
玄兎
「ああ、書いたね」
シノフサさん(仮)
「あれでムックが書店買取ってあったでしょ」
玄兎
「書いたっけ。書いたかも」
シノフサさん(仮)
「あれ違わない?」
玄兎
「ってと?」
シノフサさん(仮)
「ソースってどこなの?」
玄兎
「友達。本屋の店員の」
シノフサさん(仮)
「あーじゃあやっぱりそうかも」
玄兎
「なに?」
シノフサさん(仮)
「その店って特約店とかじゃない?」
玄兎
「あー」
シノフサさん(仮)
「売り上げが、ほら」
玄兎
「あー、そうか。こりゃうっかり」
シノフサさん(仮)
「わかんないけど」
玄兎
「断言はしてなかったと思うけど、たしかにまずったな、こりゃ」
シノフサさん(仮)
「確認しといた方がいいと思う」
玄兎
「だね。今度聞いとこう。あ、そうだ。例のアンケートは集まった?」
シノフサさん(仮)
「まだ何人か出てないけど」
玄兎
「それでいいや。ある?」
シノフサさん(仮)
「はい」
玄兎
「サンキュー。えーと。ああ、意外と散ってるね」
シノフサさん(仮)
「自分で買うのと人に薦めるので逆の反応になってるでしょ」
玄兎
「なってるねえ。なるほど、こりゃおもしろい」
シノフサさん(仮)
「サンプルにするには少なすぎるけど」
玄兎
「そりゃああれだよ。仕方がない。そんなに大規模なプレイグループでもないしさ。一億人の傾向が二千人で分かるなら、二十人は百万人の傾向がわかる、とかそんな暴論は吐けないし」
シノフサさん(仮)
「その計算だと十万人の傾向は二人でわかっちゃうんだ」
玄兎
「そして五万人の傾向は一人でわかる。そんな馬鹿な(笑)」
シノフサさん(仮)
「日本のテーブルトークの人口ってどれくらいいるんだろうね?」
玄兎
「どれくらいだろうなあ。あんまり想像できないんだけど、ライトユーザーまで含めると一万人以上五万人以下くらいかな。もっといるか? 一万人以下ってことは無いと思いたい(笑)」
シノフサさん(仮)
「サンプルはどれくらい必要?」
玄兎
「少なくとも百件くらいは必要なんじゃないかね」
シノフサさん(仮)
「百件」
玄兎
「わかんないけどね。多いに超したことはないだろうし。復刊ドットコムの交渉開始人数が百だったから、それくらいから俎上にあげられるのかと思っただけで」
シノフサさん(仮)
「なるほど」
玄兎
「潜在的ユーザーをどのあたりに見てるのかにもよるだろうし。このデータを見た限りだと、一般人にアリアンロッドを薦めるのはほぼ全滅、2.0もかなり厳しい戦いになりそうか」
シノフサさん(仮)
「理由は違うみたいだけど。あ、そうだ。アリアンロッドで思い出したんだけど、あの構図って絶対やばいよね」
玄兎
「やばい?」
シノフサさん(仮)
「なんであんな集合写真みたいな構図なわけ? 意味分からないじゃん」
玄兎
「なんででしょうねえ。実は俺もそこんとこは意味不明だと思ってる。全然ユーザーフレンドリーじゃないんだよなあ」
シノフサさん(仮)
「しかもセンターの戦士が武器構えてこっち見てるし。何考えてるんだろ。ほんとに」
玄兎
「ってーと?」
シノフサさん(仮)
「だってあれって正面の敵と戦うってことじゃん?」
玄兎
「ああ、読者が敵ってことか。なるほど。マンガだったら主観と客観はセリフでコントロールできるけど、文字なしのイラストじゃあ駄目だわな」
シノフサさん(仮)
「ああいうコンセプトのゲームじゃないじゃん?」
玄兎
「ってかそもそもアリアンロッドのコンセプトって戦闘だけの無色透明だと思うんだよね。設定がユニークじゃないから誰でも遊べるっていうか。だとするとまずいね。たしかに」
シノフサさん(仮)
「でしょ」
玄兎
「だねえ。考えてみると昔のゲームは表紙がそのままコンセプトを表してたと思うんだけど、今はそういうのが少ないねえ」
シノフサさん(仮)
「昔って、どんなのが?」
玄兎
「それこそD&Dの最初のパッケージなんかは、こっち向いてるドラゴンに、戦士が剣を構えて戦いを挑んでる絵でね。ドラゴンと戦うってのがわかるわけ。しかも戦士は顔を見せてないから、どんな戦士かはプレイヤー次第って意味でも表現の幅が大きい。えーと、だいたいこんな構図」
シノフサさん(仮)
「これいいじゃん」
玄兎
「と思うんだけどね。他には、そうだな、T&Tも、五版の古い方はなんか人間型のモンスターが、たぶんトロールなんだけど襲い掛かってくるような絵だったと思う。これもなんとなく危険が迫ってくるっていうことは分かる。D&DとT&Tは、どっちも主観的な構図になってたわけ」
シノフサさん(仮)
「ふんふん」
玄兎
「もうちょっと下ると、バトルテックの表紙はロボットで戦うんだなってのが分かるし、メックウォーリアはロボットに乗るんだなってのが分かる。これはセットで意味が補強されてる感じかな。メックウォーリアの方はメック戦士を正面から捉えてるけど、わかりやすい敵対姿勢ではないから、絵のテーマは戦闘ではなくてロボットに乗る、ってことなのかな」
シノフサさん(仮)
「どんな構図?」
玄兎
「えーと、だから、こんなの」
シノフサさん(仮)
「なるほど」
玄兎
「構図的にアリアンに近いのは、まじかるらんどRPGかなあ。これはこう、こんな構図でキャラクターが威勢良く駆け出してるんだか飛び跳ねてるんだかって感じだったと思う。個人的にはいくぞーって呼びかけられてるような元気の良さがある」
シノフサさん(仮)
「あったよね、こういう画面」
玄兎
「んで、最近のだと、たとえばゲヘナなんかは、こんな感じで、なんかサウンドノベルの画面かっつー感じの立ち絵と背景ね。かなり分からない」
シノフサさん(仮)
「サウンドノベルなんだ(笑)」
玄兎
「だってなんか、こんな、構図ってありがちじゃない?」
シノフサさん(仮)
「ああ、あるある(笑)」
玄兎
「我らがT&T新版だと、トンネルってかダンジョンと、トロールと、それと戦う冒険者って構図がたしかこんな感じで、あるわけ」
シノフサさん(仮)
「これは上手いね。分かりやすい」
玄兎
「うん。で、アリアンロッドは、知ってのとおり」
シノフサさん(仮)
「あれはまずい」
玄兎
「ただ、ゲーム自体がかなりメタな視点から遊ぶ傾向があるみたいなんで、そういう意味では立ち向かってます、って構図としてありなのかもしれない。ただそれをゲーマーでない人が読み取れるかっていうと、ちょっと怪しい気がする」
シノフサさん(仮)
「うん」
玄兎
「ブログの方で少しやりとりできたんだけど、最初からアニメ絵に馴染みのある人をターゲットにしてるから、他の層のお客さんが混じってギャフンっていうのが避けられる、予防的な効果があるかも? っていう考え方があるのは分かった。逆に言うとアニメ絵に馴染みの無い人にはどうかって話になって、でもまあアニメ絵には良かれ悪しかれなじみがあるんじゃないかってことになったんだけど。ちょっとそこに違和感があったんだな」
シノフサさん(仮)
「それとファンタジー系が他人に薦められない票が多かったのとは関係ある?」
玄兎
「たぶん根っこは同じ。ファンタジー観の違いが大きいんだと思う。今は特に」
シノフサさん(仮)
「つまり?」
玄兎
「ほら、一般の人のファンタジー観って『ロード・オブ・ザ・リング』*4[ロード・オブ・ザ・リング] = 映画版『指輪物語』。最新のCG技術を投下し、トールキンの幻想的な世界を描き出した名作。上映時はブームになったのでご存知の方も多いかと。CGを駆使したファンタジー表現を周知した作品であるが、主に娯楽性の点から後続の『ハリーポッター』シリーズにあっさり主席を奪われてしまった印象も。とか、『ハリポタ』*5[ハリポタ] = ご存知『ハリーポッター』シリーズのこと。映画版は少年ハリーの成長を描くジュヴナイルでありながら、同ジャンルにありがちな説教くささが薄く、良質の娯楽作品として仕上がっている。実は映画しか見てない(原作は読んでない)のであまり語れない。ゴメンナサイ。とか、実写CG系でしょ。別に『黄金の羅針盤』*6[黄金の羅針盤] = 『ライラの冒険』シリーズ第一作『黄金の羅針盤』のこと。映画版は『ライラの冒険 黄金の羅針盤』というタイトルに。個人評としては、色々と頑張りすぎてインド映画のようになってしまった感も(笑) でも『ナルニア』*7[ナルニア] = ファンタジーの名作『ナルニア国ものがたり』(新版タイトルは『ナルニア国物語』)のこと。少年少女が幻想世界ナルニア王国へ迷い込んでしまい、そこで数々の冒険を繰り広げるジュヴナイル。映画第一作の、雪の積もるナルニア国へ初めて訪れたときの映像は出色。でもいいけどさ」
シノフサさん(仮)
「『スリーハンドレッド』*8[スリーハンドレッド] = フランク・ミラーのグラフィックノベル『300』のこと。ここでは特に映画版について話している。スパルタ国王レオニダスが、300人のスパルタ戦士を率いて100万のペルシア軍と戦う色々と無茶な話(笑)。原作であるグラフィックノベルの大胆な色調を取り入れ、画面が全体的に黒い印象がある。佳作。とか」
玄兎
「まあ広義のファンタジーではあるか。空を覆った矢の雨とか(笑)。まあとにかく実写系のイメージが強いと思うわけ。かなり。で、それに対してTRPGのファンタジー系ってやたらとアニメ調なんだよね。たぶんそこに認識の溝があって、たとえばアニメを見慣れてる人は、記号化されたアニメ絵のキャラクターを人間と認識できるんだけど、そうでない人にとってはアニメのキャラクターはアニメのキャラクターでしかないんだと思う。たとえば僕らが『くまプー』*9[くまプー] = もちろん「くまのプーさん」のこと。のぬいぐるみを『くまプー』のぬいぐるみとしか認識できないのに、子供はそれを絵本の『くまプー』そのものとして認識することもできるって違いっていうかね」
シノフサさん(仮)
「記号を理解する力が無いってこと?」
玄兎
「んー。再訓練してないってことかなあ。子供が大人になるプロセスで、処理できる情報のキャパシティがこう、広がっていくと、たとえばくまプーならくまプーの情報がどんどん希釈されてくっしょ。それを元の濃密な状態に戻すには、情報をどんどんぶち込んでいってキャパシティの広がる速度に負けない速度で密度を保っていかないといけないわけ。銀河の拡張と惑星の重力ってか引力ってか、なんかそんな関係だわな。後発的に埋め込むんでもいいんだけどね。そうすることで存在の情報としての死を防止して、価値のある、活力のある存在として生かし続けるっていうか」
シノフサさん(仮)
「発達の話?」
玄兎
「そだね。まあ後天的に埋め込んでもいいんだろうけど、ほら、なんか12、3歳くらいの頃にはまってたものを神聖化するって話があるでしょ。あれがみそだと思うんだよね。たぶんその頃に情報存在の価値が確定されるんでしょう。そのあたりで銀河の膨張が止まるってか。まあいいや。で、そういう再訓練をしてないと、さっぱりわからなくなる。たとえば僕らの世代で江戸時代の春画を見て、エロチシズムを感じる人って少ないでしょ。まああれは首の角度と姿勢やなんかで状況とか声質とかを表現してる、無駄に高度なものだと思うんだけどまあそれはいいや。とにかく今のアニオタ層は、エロマンガの方がよっぽどエロいと認識すると思う。でもたぶん江戸時代の人に現代のエロマンガをいきなり見せても、うまく理解できないと思うんよ。記号が違うから。特に液体」
シノフサさん(仮)
「あ、春画ってそうやって見るんだ。全然わかんなかった」
玄兎
「いや当てずっぽう。そうやって想像すると書かれてるセリフがけっこう生々しく読めると思うだけ(笑)」
シノフサさん(仮)
「さすがリア充」
玄兎
「なぬ?」
シノフサさん(仮)
「なんでもない。だからファンタジー系は全滅してたと?」
玄兎
「たぶんね。その差を自覚してるか、うすうす感じてるか、やってみて玉砕したのかまでは知らないけど(笑)。僕はチビの友達の親御さんに説明するときものすげえ苦労した。学校の先生に説明するのも。ロードス島*10[ロードス島] = 水野良の『ロードス島戦記』のこと。塩野七生『ロードス島攻防記』ではない。のOVAで『ロード・オブ・ザ・リング』とブリッジしたりして」
シノフサさん(仮)
「あとさ、それじゃあこの人に薦めるときと自分で買うときの差って、これも記号読みの差があるんじゃん?」
玄兎
「ああ、たぶんあると思う」
シノフサさん(仮)
「オタク記号ってか、そういうのが読めて理解できる人にだったら薦められるけど、そうでない人に薦めたら理解されないかもーって」
玄兎
「うん。かなり大きいと思う。あとは個人的な意見を言えばあれだね、薦めるときに本渡して、どういうのか説明するときに、変な先入観を持たれると説明しづらいってのもあると思う」
シノフサさん(仮)
「表紙のイメージと、話のイメージとのギャップが出るってこと?」
玄兎
「そうそう。表紙のテーマとシステムのテーマが一致してれば問題無いんだけど、そこんとこがずれてると説明するのも一苦労だしさ」
シノフサさん(仮)
「あとさ、単純にお絵かきとイラストの区別がついてない人を使っちゃってる気もする」
玄兎
「言うねえ」
シノフサさん(仮)
「クライアントもさ、丸投げしてくる人とちゃんと詰められる人っていんのよねー。丸投げされると最悪。あとになっていちゃもんつけてくるし」
玄兎
「いるよねえ、丸投げしたくせに原稿あげると言ってもいない要望を当たり前みたいに連ねてくるやつ」
シノフサさん(仮)
「でしょ? ちゃんとコンセプトワークしろっての。デザイナーの主観とお客さんの主観って絶対違うんだし」
玄兎
「そこがきっちり詰められないなら、いっそ表紙なんか風景だけでいいと思うんだけどね。キャラクターは世界設定の一部としてだけで十分で。それなら何をするのかとか、どうやって遊ぶのかってのを説明するのも主観で話せるし」
シノフサさん(仮)
「そこは客観で話した方がいいんじゃないの?」
玄兎
「そう? 一緒に遊ぼうと思ってるなら、とりあえず自分の遊び方で体験してもらった方が早くない? 変に合わせようとして捻じ曲げても長続きしないし」
シノフサさん(仮)
「あ、だから薦めにくいってこと?」
玄兎
「そういう部分もあると思うんだよね。もちろん人によるし、知っての通り俺なんかは世界設定ぶち壊して作りなおして遊んだりするから、あんまり自分基準で考えちゃいかんとは思うんだけど」
シノフサさん(仮)
「だけどお?」
玄兎
「なんでアンタッチャブル山崎(笑)」
シノフサさん(仮)
「実は?(笑)」
玄兎
「むちゃ振りやめ(笑)」
シノフサさん(仮)
「とかいって本当は?(笑)」
玄兎
「やめ(笑)」
シノフサさん(仮)
「ほーい」
玄兎
「まったく。なんだっけ?」
シノフサさん(仮)
「さあ?」
玄兎
「ああ、忘れちったじゃねーの。まあいいか。大した話でもないし」
シノフサさん(仮)
「それじゃこれ、もらってきまーす」
玄兎
「いやもらってくなって(笑)。コピったら原稿は返してね」
シノフサさん(仮)
「いーじゃん。けち」
玄兎
「いやけちじゃねーよ。無くなると困るんだって」
シノフサさん(仮)
「はいはい。じゃちょっとコピーしてくるねー」
玄兎
「おう」

References

References
1 [七人の侍] = 言わずと知れた世界に冠たる映画監督・黒澤明の代表作の一つ。TRPGシナリオ化の着想に関しては『七人の侍』がやりたい!を参照。
2 [ツイストダンジョン] = 詳しくはツイストダンジョンを参照。
3 [モレール] = カウントアップ型カードゲーム。ダイスを導入してランダマイザを多重構造にしている。Game Review モレール特設ページを参照。
4 [ロード・オブ・ザ・リング] = 映画版『指輪物語』。最新のCG技術を投下し、トールキンの幻想的な世界を描き出した名作。上映時はブームになったのでご存知の方も多いかと。CGを駆使したファンタジー表現を周知した作品であるが、主に娯楽性の点から後続の『ハリーポッター』シリーズにあっさり主席を奪われてしまった印象も。
5 [ハリポタ] = ご存知『ハリーポッター』シリーズのこと。映画版は少年ハリーの成長を描くジュヴナイルでありながら、同ジャンルにありがちな説教くささが薄く、良質の娯楽作品として仕上がっている。実は映画しか見てない(原作は読んでない)のであまり語れない。ゴメンナサイ。
6 [黄金の羅針盤] = 『ライラの冒険』シリーズ第一作『黄金の羅針盤』のこと。映画版は『ライラの冒険 黄金の羅針盤』というタイトルに。個人評としては、色々と頑張りすぎてインド映画のようになってしまった感も(笑)
7 [ナルニア] = ファンタジーの名作『ナルニア国ものがたり』(新版タイトルは『ナルニア国物語』)のこと。少年少女が幻想世界ナルニア王国へ迷い込んでしまい、そこで数々の冒険を繰り広げるジュヴナイル。映画第一作の、雪の積もるナルニア国へ初めて訪れたときの映像は出色。
8 [スリーハンドレッド] = フランク・ミラーのグラフィックノベル『300』のこと。ここでは特に映画版について話している。スパルタ国王レオニダスが、300人のスパルタ戦士を率いて100万のペルシア軍と戦う色々と無茶な話(笑)。原作であるグラフィックノベルの大胆な色調を取り入れ、画面が全体的に黒い印象がある。佳作。
9 [くまプー] = もちろん「くまのプーさん」のこと。
10 [ロードス島] = 水野良の『ロードス島戦記』のこと。塩野七生『ロードス島攻防記』ではない。

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