Mixi の規約改変で、久しぶりにヒステリックな反応をしてみたわけだけど、そーいや他所はどうなってんだろ? と利用してないサービスの方まで視野を広げてみると。
とりあえず、アメブロ、ココログ、リブログ、はてなを調べてみる。
【アメーバ利用規約】(以下に一部を引用)
第11条(知的財産権等)
- 本サービスを構成する文章、画像、プログラムその他のデータ等についての一切の権利(所有権、知的財産権、肖像権、パブリシティー権等)は、会員自身が作成したものを除き、弊社又は当該権利を有する第三者に帰属しています。
- 会員は、会員自身が作成した著作物を本サービスを通じて掲載した場合、弊社が宣伝告知等に利用することを許諾するものとします。また、かかる使用に際して、当該会員は著作者人格権を行使しないものとします。
- 会員は、自己の著作物に関して、第三者の権利侵害等の問題が発生した場合、自己の費用と責任に於いてかかる問題を解決すると共に、弊社に何等の迷惑又は損害を与えないものとします。
【ココログ利用規約】(以下に一部を引用)
7.ユーザーが作成したココログの記事等に係わる著作権は、原則としてユーザーに帰属します。ただし、ユーザーは、ニフティが、以下の範囲内で、ユーザーが作成したココログの記事等の利用を行うことを無償で許諾します。
(1)ココログの広告・宣伝、利用促進の目的の範囲内で、ココログ上のテキスト、画像等の情報(メタデータ(RDF Site Summary形式等)で配信された情報を含み、以下「情報」といいます。)を、ニフティが管理・運営するWebサイトに掲載すること。
(2)他のユーザーが希望した場合、当該他のユーザーが管理・運営するココログ上に情報を掲載できるようにするための機能を提供すること。
【利用規定/ウェブリブログ】(以下に一部を引用)
第12条 (著作権)
ブログ・サークルページまたはSNSコミュニテイページに掲載される情報に関する著作権は、当該情報を創作した著作者または著作権者その他正当な権原を有する者に帰属するものとします。
2 当社は、ブログ・サークルページまたはSNSコミュニテイページについて、本サービスの宣伝または広告等を目的として、本サービス利用者の承諾を得ることなく、ブログ・サークルページ上またはSNSコミュニテイページ上の情報を、当社のウェブサイト上で掲載する等自由に利用することができるものとします。
3 本サービス利用者は、ブログ・サークルページまたはSNSコミュニテイページについて、当社の提携先やその他の第三者のウェブサイト上で、ブログ・サークルページまたはSNSコミュニテイページ上の情報が掲載されることがあることを、あらかじめ承諾するものとします。
【利用規約 – はてな】(以下に一部を引用)
- 当社は本サービスに含まれる情報、サービス及びソフトウェアに関する財産権を保有しています。
- 本サービスに使用されている全てのソフトウェアは、知的財産権に関する法令等により保護されている財産権及び営業秘密を含んでいます。
- ユーザーは、はてなダイアリーおよびはてなグループにおいて自己が作成した日記の内容と、有料オプションを利用しているはてなグループのキーワードの内容、および、はてなフォトライフにおいて自己が送信した画像について、著作権を有するものとします。
- 本サービスの提供、利用促進及び本サービスの広告・宣伝の目的のために、当社はユーザーが著作権を保有する本サービスへ送信された情報を、無償かつ非独占的に本サイトおよびインターネットを用いたクライアントソフトに掲載することができるものとし、ユーザーはこれを許諾するものとします。
- ユーザーが自己の保有する、本サービスへ送信された情報に関する著作権を第三者に譲渡する場合、第三者に本条の内容につき承諾させるものとし、第三者が承諾しない場合には、同著作権を譲渡できないものとします。
「著作者人格権」の行使を最初から禁止にするものは見当たらない。
どこも原則的にはユーザに著作権を認めた上で、広告・宣伝・利用促進などを目的とした限定範囲内で無断利用できる権利を有する。……としているようだ。
今回 Mixi が補足で書いていた要点については、確かにどの規約にも該当するものが見当たらないので、新しい文面を作るのは分からないではないんだけど。
だとしても妙に範囲が広すぎて、一部ユーザが不安に思っていることや、ヒステリックな反応をしていることも当然(苦笑)と言うか。もっと条文の内容を限定的にすること(たとえば「保存・管理を目的とした」と限定するとか)は可能なはずだろう? と。
補足で
なお、利用規約につきましては、今後もご利用いただくお客様にご理解いただきやすい内容になるよう引き続き検討してまいります。
と書いてる以上、これから施行までの期間中に、改定するんだろうと願いつつ。
願いつつ権利問題が面倒になりそうな写真は全削除(笑)
まあとりあえずそんな感じ。
ぶっちゃけブログが楽なんで、コンテンツ全部そっちに移行しようかとか考えないでもなかったけど、こーなってみるとやっぱり自サイトをちゃんと構築しといた方が面倒がなくて良さそうな気もする。
書籍化できるようなクォリティのモノがあるのかよ? なんて痛すぎるツッコミはさておいて。
でも逆にギャラより知名度優先な人にとっては、放っておいても勝手に宣伝してくれるわけだから、利用させるのも大いにアリなんだよなーとか(笑)