[ownWork] 『むーす』レジュメ

以前ちょろっと書いた「Bローズで魔法だけゲー」通称「むーす(MOoS;B – Magi Only of Session ; Beyond Roads to Lord)」(何)

マジックイメージを操って魔法を作って、なんでも魔法で解決するスーパー魔術師を遊ぼうぜというだけの話なんですけど、思い出したらけっこう面白かったなーとか思ったので、レジュメを公開します。

「今さら『Bローズ』かよ」って話もあるかもですが(笑)

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0. キャラクター作成

種族を表すパワーソースを 1枚、個性を表すマジックイメージを 1枚選ぶだけです。
個性を表すマジックイメージは、カードの意味と個性が合致するようロールプレイする必要があります。
この 2枚は「パーソナルカード」略して「PC – Personal Card」と呼びます。
あと名前とか性別とか年齢とかテキトーに決めます。超投げやり(笑)

1. プレーの準備

キャラクター作成後に残ったパワーソース、マジックイメージをよく混ぜた山札を用意し、プレイヤーはそれぞれ 3~5 枚ずつドロー。それを手札とします。
枚数は「16÷プレイヤー人数」くらいが丁度良いでしょう。
あと、六面体サイコロ 1個が必要です。

2. プレー

基本的には従来の TRPG と同じです。ロールプレイを進めていき、必要な行動を起こして状況を制馭します。会話と簡単な動作を除いた行動を、全て魔法で解決する点が相違点です。

3. 魔法の作り方

魔法の作り方は、原則『Bローズ』のそれと同じです。

3-1. 魔法の作り方 ~ 自分の手札だけで作る

魔法を作るときは「コール」と宣言してから、手札と PC を使って魔法を作り、場に出します。
プレイヤーは場に出したカードを指差しながら意味を解釈し、魔法を完成させます。

3-2. 魔法の作り方 ~ 山札を使う

どうしても手札と PC だけでは使いたい魔法が作れないことがあります。そんなときは「チャレンジ」と宣言して、まず魔法の対象となるものを指定します。
次に山札から一枚めくってその場に出し、そのカードを使って魔法を作ります。
魔法は必ず最初に指定した対象者に効果を発揮します。
「チャレンジ」宣言後、キャンセルすることは可能ですが、代わりにダメージを受けます。

3-3. 魔法の作り方 ~ 仲間と協力して作る

魔法は仲間の魔術師と協力して作ることも出来ます。ただし、協力する魔術師が一人ずつサイコロを振り、2以上を出さなければなりません。(サイコロで 1を出してしまった魔術師は、魔法作りには参加できません)
協力して魔法を作ることをキャンセルした場合、参加予定だった魔術師のうち誰か一人がダメージを受けます。(これは参加できなかった魔術師でも構いません)

3-4. 魔法の判定

提示された魔法について、他のプレイヤー、あるいは GM は、解釈に無理があると思ったら「リコール」と宣言し、別の解釈を提案します。
提案が出揃ったら、解釈者が互いにサイコロを振って出目を競います。
より大きな出目の解釈者の解釈が、その魔法の真の意味になります。
このとき魔法を作ったプレイヤーは、自分の手札から余分にカードを捨てることで、1枚あたり出目に +2 の修正をできます。これは他の解釈者には行えません。

3-5. 魔法を作った後

魔法を作った後、魔法が発動されるとカードは山札に戻されます。再び山札をシャッフルしてください。
なお、PC は例外的に山札に戻す必要はありません。それは常にプレイヤーの手元に残ります。

4. 回復

魔術師は、自分の種族 PC と同じパワーソースが存在する場で 30分間の瞑想をするか、パワーソースが存在しない場で 6時間かけて瞑想(または睡眠)することで魔力を回復させます。魔力が回復したら、ただちに手札をゲーム開始時の枚数まで補充してください。
手札の補充後は、再び山札をシャッフルします。

5. ダメージ

魔術師がダメージを受けたら、PC を一つ伏せて場に置いてください。
伏せられた PC は、魔法を作るために使用できません。
これは「回復」処理が行われるまで戻りません。

5-1. 大きなダメージ

PC が 2枚とも伏せられてしまった魔術師は、昏睡状態に陥ります。
昏睡状態に陥った魔術師は、自動的に「回復」のための瞑想に入ったものと考えます。

6. 追加ルール

以下は追加ルールです。使用するかは GM が判断し、使用する場合はゲーム開始時に宣言します。

6-1. 食事

しっかりした食事をとることで、魔術師は 1枚手札を余分に持つことが出来ます。
この効果は重複しません。

6-2. 気分転換

魔術師は時間をかけて気分転換することで、PC のうちマジックイメージの 1枚を手札の中にある別のマジックイメージと交換することが出来ます。
気分転換後に新しい個性を獲得したら、その個性に合わせてロールプレイしなければなりません。

6-3. ロールプレイ審査

魔術師の個性 PC と実際のロールプレイがかけ離れていると GM が判断したら、GM は当該プレイヤーに警告します。
警告後もロールプレイが改善されなかった場合、GM は当該魔術師の個性 PC を強制的に伏せ状態にできます。
この罰則は、プレー時間で 1時間が経過されるまでいかなる手段をもっても解除されません。

6-4. 個性の一時的喪失

魔術師の個性 PC が伏せ状態になっている間、魔術師は没個性人格となります。
他の魔術師が没個性人格を見れば、すぐにそれに気付きます。
非魔術師は没個性人格に対して不審の目を向け、その言葉を信じようとしません。

6-5. 司祭

魔術師が司祭である場合、個性PCの代わりに信仰対象である神の守護パワーソースを「信仰PC」として持つことができます。
信仰PCは個性PCと同じように、その神の信徒としての行動を要求します。
また信仰PCは、信仰から外れる用途のためには使用できません。
司祭は「気分転換」によって PC を入れ替えることが出来ません。

-. 権利関係 ・著作者:幻燈庵(Gentoan) ・タイトル:むーす(MOoS;B)

Creative Commons License このレジュメは「クリエイティブ・コモンズ」の右のライセンスに準じます。

誰が使うんだこんなモンって話ですけど、ま、念のため(笑)

……とまあ、こんな感じの代物でした。

ゲームとしてどーよ? って意見もあるでしょうが、ユルセルームの薄暗がりの時代を表現するモノとしては、案外悪くない出来じゃないかと自画自賛してたりすんですよ。わはは。

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