粘膜が乾いて呼吸するだけで痛いって状態まで話した事。
……の中から、文脈を覚えてる話題を、二つだけ。
色々話したんだけど、ちゃんと論旨が一貫してたのって少なくて(笑)
【釣った魚に餌はやらない人】
この道理は単純なくせに奥深い。
好きになったときってさ、相手は自分のモノじゃないでしょ。
だから欲しい。自分のものにしたいと思う。
でも自分のものになってしまえば、その先どうしたらいいか分からない。
まさしく魚釣りですよ。
釣ってるときが面白いんであって、釣れた魚は食うか、放すか。
魚だったら食ったら腹に収まるけど、人間はそうはいかない。
だからリリース(放流)するしかない。
恋愛ゲームが楽しい相手と、一緒にいて楽しい相手ってのは、本質的に別モノなんだという話。
【結婚後デートは姑息的手段?】
長い月日を一緒に歩んでいこう、という関係になって尚、そうなる前の行動(ここではデート)を繰り返すというのは、姑息的手段じゃないかという考えがあって。
安定した次のステージを求めろと。
それを聞いたとき「なるほどなぁ」と思った。
ただ同時に、無理にスタイルを変える必要があるのか? とも思った。
結婚するとさ、今さらデートなんて馬鹿馬鹿しいとか、忙しいときにそんなことできるかとか、そう言って労力を惜しむ人っていくらでもいるわけで。
でも逆に言うとさ、結婚前はそんだけ労力かけてたでしょ。
だったら結婚後にだって労力かけられるんじゃない?
それとも「結婚は肉体関係の独占契約」って、アレ? そうかと問えば九割くらいの人が「それは違う」って言うでしょう。でもそのわりに、釣った魚に餌やんないよね。
「言わなくても分かるだろ」って手合いの一種なのか。
まあ子供が生まれた後とかってーと、出歩きにくくなるし、デートって感覚じゃあいられなくなることもあるんだけど、それはそれで一緒に子供用品買い物に行く――ついでに婦人服(って言うと、なんかちょっとアレだな。レディース?)のショーウィンドウを覗く、とか方法は色々あるんじゃねーかと。
(それにこれには財布を握ってる嫁さんが、一体どれくらいの金を使ってるのか偵察しておくとかって家庭内政治(?)上の意図もですな(笑))
……とまあ偉そうに言ってるけど、自分がどんだけ実行できてるかというと――どうなのかね? まずもって義務的なものではないし、そうするとカミさんの可愛い面が見られるからやってるダケなんだけども(馬鹿でスンマセン)。
まあ少なくとも、うちのカミさんが職場で「老けないね」って言われてることを考えると、そう悪くない方法なんじゃあないかとは思う。
あ、思い出した。もう一個。
【女の前で格好つける男たち】
長期的な目を持つとね、バレるんですよ。絶対。
どんだけ格好つけてみても、ボロは出る。特に男は。
それでも格好つけちゃう男ってのが、なんでなんだという話。
長期的な目を持ってる人には分からないかもしれないんだけど、最初っからそんな長期戦でモノを考えてないと思ってもらえれば、腑に落ちるんじゃないかと。
「釣った魚に餌をやらない」の道理で、相手を落とすまでの命。
その先のことはあんまり考えてない。
そういうイキモノだと思っちゃってください(笑)
だからまあ、長々付き合おうと思ったら「その気はないぞ」と相手を一度、諦めさせてからが本番なんだそうで。
諦めたら、大体崩れるから。
その崩れっぷりを見てからが、女の勝負なんだと。(友人談)
そりゃあ男は翻弄されるわけだよなァ(笑)