土手の向こうの橋の上の、バス停に向かって駆けた。
泣き笑いの女が、気になったから。
だが無情にも、バスは走り出していた。
メッセンジャーが乗っていた。
離れるはずのない女が乗っていた。
幸せそうに、笑ってた。
桜の花びらを満杯に、バスは走り去っていく。
お題提供ページ:小説書きさんに50のお題
「正しさ」なんて知らん
土手の向こうの橋の上の、バス停に向かって駆けた。
泣き笑いの女が、気になったから。
だが無情にも、バスは走り出していた。
メッセンジャーが乗っていた。
離れるはずのない女が乗っていた。
幸せそうに、笑ってた。
桜の花びらを満杯に、バスは走り去っていく。
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