舞踏の誘い

 Mixiにメッセージが届いていた。
 見てみると、舞踏ライブのお誘い。友人でも知人でもない所から。
 はて? とは思ったものの、とりあえず送り主のページへジャンプ。
 なるほど、舞踏家の方でしたか。

 舞踏はライブ・パフォーマンスの中でも、興味のあるジャンルの一つ。
 どなたのステージだったかは忘れたが、知人に誘われて見に行った舞踏で、1ステージ丸々座ったままで舞踏をやられた方に、えらく感動したことがある。
 五体のみで、すべてを表現する。
 あれこれ拙い小細工を駆使して、どうにかこうにか伝えようとしている僕のような人間にしてみれば、それは絶望的な世界だ。
 口を聞かず、紙も絵筆も持たず、ただステージがあるだけ。
 衣装もそれと分かるものは、使っていなかった。
 辛うじて音楽がある。それだけだ。
 どうやってステージを構築すればいいのか、正直に言って想像できない。
 まるっきり望外なのだ。
 それでも以前に見たその舞踏のステージでは、周囲の気色まで幻視できた。
 理解の範疇外にあるそれは、僕の世界に置換するなら「祭礼」のそれに等しい。
 体感する以外のいかなる表現方法をもってしても、正しく伝わらない。
 それが舞踏なのだと、思っている。

 

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Master of Epic熱

 MoEが基本料金無料になってからというもの、魚人丼のMoE熱が沸騰しているようです。
 長い長いオープンβ時代には、僕も参戦してたんですが……
 今はやってません。
 VGAが貧弱だから。

 ……ということで、128MBの安いVGA(RADEON9250)をネットで注文。
 オンライン用のPCは一番貧相なオモチャなので、これでも大した投資です。
 音楽CD一枚分くらいだけど(笑)

 オープンβ当時、かなりハマってた経緯もあって、また僕も参戦することになりました。
 もはや何て名前で登録してたかすら覚えてませんが、道端ですれ違ったらヨロシク。
 当面はプレザント・エイジにいるはずです。
 ジャスティスタンクを目指すらしいです。
 誰か究極奥義の書を譲ってたも。

3月の予定~ライフワークスの話

 ML で 3月のゲツレイカイ予定を発送しました。
 今回は予定シナリオを準備するのに悩まずに済みました。
 なんとなくですけど、少し脳味噌が働き始めたようです。
 反面、とんでもないポカをやってもいるんですが。

 シナリオタイトルにひねりを加えようとしてあれこれ考えてると、なんとなく良さそうだと思ったタイトルにひきずられて、シナリオが変わっちゃってることが多々ありました。
 だので最近は、まずタイトルを決めてから中身を考えています。
 本末転倒です(笑)
 しかも実際に遊んでみると、タイトルがマッチしてないことに気付いて更に変更することがあります。
 まるで主旨一貫してません。
 たぶん、そんなモンです。TRPGってヤツは。

●シナリオ「かねのなるき」
 イオニアの話を全然やってないじゃないか、ということで。
 まあ銀の時代では、それほど重要でもないキャラだから構わない……という考え方もあるんですが、ライフワークスはPCたちの人生を追っかけるお話。大筋に関係ないから出さないとか、そういうんではいけません。
 そういうわけで、カール君が昇進しました(何)
 内心ではカダフ隊長の下で働いていたかった様子ですが、先任の侍従長が本国に召還され、後任人事で紋章官の経験があるカールが選定されたようです。
 名門貴族の嫡男ですから、いつまでも遊んではいられないんでしょうね。

●シナリオ「風車の騎士」
 ちゃんとラブコメをやってみようと思った……わけでもないんですが。
 従来のスタイルでいると、いつまで経っても青春が爆発してくれそうにないので。
 最終的にはプレイヤー諸氏(およびPC)にお任せな話なんですけどね(笑)

[掌篇] 11 : 思い出せない約束

 悲しい知らせが届いた。
「あの子、死んじゃったって」
 ふと、煙草で霞んだ天井を仰ぐ。
 久しく忘れていた、懐かしい笑顔があった。
 そして思い出す。
「指きりげんまん」「約束だよ」「絶対ね」
 鸚鵡のように繰り返した言葉。
 つまらない約束。
 春の木洩れ日は、忘れた記憶を照らしてはくれない。

お題提供ページ:小説書きさんに50のお題

 

PS2『サムライチャンプルー』

 買いました。
 いや、原作が好きなので。
 久しぶりに原作モノを買った気もしますが、前に『ベルセルク~聖魔戦記の章』を買ったりしてるので、あんまり久しぶりじゃないのか? ……いやでも年単位だよなたぶん。

「リズムトラックを切り替えて~」という売り文句ですが……思ったより普通です。
 コンボ表を切り替えるダケですんで。

 むしろストーリーラインが立派にチャンプルーっぽくて良いですな。
 一部、明らかに変なのがいますけど。
 かき揚げ君大好き。

 殺陣モード、トランスモードがステキ。
 あと大食い大会。
 そしてカブト虫相撲。いけ、僕のブライガー。
 ポケモンとか言うな。

種を蒔く人

 さまざまな種を、さまざまな畑に蒔いている。
 そういう二人の農夫がいた。
 一人はまた十そこそこの若輩、一人は四十を前にした壮年である。

 彼らの蒔いている種は、どれも美しい花を咲かせ、瑞々しい果実を付ける。
 しかしそれらの成育条件は厳しく、また時間もかかるものである。
 千の種を蒔いたところで、たった一本の成木が育つまでに、何十年も待たなければならなかった。

 若輩は、その種が育っていくのを、ただ楽しく眺めていた。
 だが壮年は、次第にそれを待つことに焦れていた。
 花が咲いた頃には、自分は既に生きていないかもしれないと。

 壮年は、早く育て、早く育てとたくさんの水をやった。
 そしていつしか土は泥となり、苗木は根付かず流れてしまった。
 壮年は涙に暮れ、悲嘆のうちに命を絶った。

 そんな夢を見た。

ようやく更新

「ルナル/盟友の子ら」を、ようやっと更新。

 なんでこんだけ放っておいたんだ自分。
 何気なく去年の年末あたりから、延々やる気ゼロのヤサグレ状態だったから(汗)
 いくら私的な活動とはいえ、参加者さんのモチベーションにも関わることなんで、そういう自分の都合でってのはイカン話です。
 反省。

 ところでリプレイに編集しなおす過程で、ログを読み返す作業が必ずあるわけですが。
 一人、笑いながら作業してたらしいです。記憶に無いんですが。
 それもやたらとイイ声で笑ってたらしいです。
 居候のオハル女史(仮名)が、真似してくれました。
 それを聞いた専属看護士が言いました。

「おひげ男爵」
 なんだそれ。

[診断] ハニホー恋愛頭脳

 また診断モノなんですが。
 ちょっとやってみました。

 恋愛観レベルは「大人」で、
 恋愛スタイルは「中期熱愛型」だそうです。

 しかし印象は「真剣には好きになってもらえなさそう、と思われがち」らしいです。

 ……悪い大人?

 関連リンク:恋愛頭脳

 

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[バトン] 漢字バトン

 ほびさんから漢字バトンが回ってきたので。
 最後に次のバトンを送ってはいますが、続けるかどうかは各自の判断にお任せします。
 単にちょっとやってみよーかと思ったダケですので。

■1.前の人が答えた(まわした)漢字に対して自分が持つイメージは?

【酒】
 人類の友にして文化の肝。
 特に「飲み過ぎると心身ともにダメにするところ」とか。
 食前、霊前、不健全。

【背中】
 ここは色気たっぷりに「せな」と読みたい。
 美しいもの。憧れるもの。煤けるもの。

【時間】
 人類史上最悪の発明品。神の本性。
 呪われろ!

■2.次の人に回す言葉を3つ

【指】
【弓】
【史】

■3.大切にしたい言葉を3つ

【縁】
 巡ってくるそれには、どこにも無駄がありません。

【突破】
 世の中には、どうにも要らん囲いが多すぎます。

【野趣】
 粗暴下品と言われても、野にあるがままの趣がいいです。

■4.漢字のことをどう思う?

 文化の根源にして芸術品。そして障壁。
 二元論に収まらない多様性のある文化を築くのに、漢字は一役買ってます。
 そして表意、表音、象形など、持ちうる情報量の豊富さが楽しませてくれます。
 ただ、この漢字文化こそがアルファベット文化圏との交流最大の障壁でもあります。

■5.最後にあなたの好きな四字熟語を3つ教えてください

【泰然自若】
 慌てないことと急ぐことは別ですよ?

【春風駘蕩】
 意味はもちろんのこと、音韻も好きです。

【天衣無縫】
 意味はもちろんのこと、点数も好きです(何)

■6.バトンを回す人7人とその人をイメージする漢字

【穏】>あい♪さん
【汎】>あきらさん (【22日15:27訂正】既に受け取っていたようなので)
【一】>ショーコさん
【漫】>ソケさん
【混】>そぱにゅさん
【萬】>きらすさん(【25日12:32追加】送らせていただきます)

 ……えー、あと 2人 3人どうしましょう?
 送りたいところのイサカさん、きらすさん、ももんげさんは、僕と並列でほびさんが送ってるし。
 んー……書きたい人、コメントかメールかくれればリストアップします。
 このバトン、二本だけ「ご自由にお取りください」とか……だめ?

青天井も天井

 なんだかよく分からんタイトルですが。

 僕は、幽霊だの精霊だのの類をよく目撃する人です。
 なので僕個人としては、そういうモンは「在る」とは思うんですが、だからといって「無い」という人に「いや在るんだよ実際」とは言いません。
 なにしろ信じる/信じないの論議ほど、ナンセンスな水掛け論も無い。
 個々人が信じる/信じないを決めれば、あるいは「あったら面白い」とか「いたら怖い」とか、そういう自分なりの価値基準で決めればいいことで、ぶっちゃけてしまえばどうでもいい話です。
 山間から伸びる夕日に神を感じるのも、それを魔境だと断じるのも、気分次第。
 強要することじゃない。
 しいて言うなら「信じる」という言葉を遣ってる時点で、一度でも疑念を抱いたことがあるんだろうなと思うくらい。
 直観にとって、理も論も「よけいなもの」に過ぎません。

 青天井、即ち青空は「無限」の意味を持っています。
 ……と思っていたら、実は宇宙は青くありませんよー、と科学さんが言います。
 青天井も、天井なんですよ。限りがある。
 宇宙にだって端があるらしいですしね。

 でもまあ、宇宙を青く塗ったって良いんです。
 そういう宇宙があったって、いいじゃないですか。