[DVD] 天井桟敷の人々・他

 昨日の BGV(Back Ground Video)

『天井桟敷の人々』
 どうしようもなく美しすぎる、フランス映画不朽の名作であります。
 一部では「天井桟敷」というと故・寺山修司の劇団(演劇実験室)を思い出す方もいますが、その名の元はこの映画の、まさしく天井桟敷の人々だとか。
 それこそ開始後まもない、バチストの“無言劇”を見るだけでも感動できてしまいます。
 芸。まさに芸。
 未見の方には、とにかく一度見ていただきたい。
 ただの権威主義ではなく、こいつはホントに名作です。

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[Blog] アフィリエイト移転

 メールボックス整理してたら Amazon アソシエイト・プログラムの告知が。
 以前、身内向けサイトを登録してたんですが、そっちのサイトを閉鎖してしまったので幽霊会社に。なんだか勿体無いので、こちらに登録を変更しました。
 今後は記事の最後にアフィリエイトがちょびっと付く場合があります。
 うざったいかもしれませんが、生暖かい目でスルーしてください(笑)

マトモな生活?

 やっとマトモな生活に戻れそうな感じです。
 ちゃんと家族と食事して、毎日最低 180~270 分は寝て、60 分は書斎のドアを開けっ放しにして、天気が良かったら洗濯干して、ゴミ出しとかも行って、30 分くらいは自由に時間が使える……そんな生活。
 まだ戻ったわけじゃないんですが。

 

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[動画] 癒されたらいいと思います

http://www.flurl.com/item/Hamster_In_Videogame_u_205619

 まあ、退屈な映像といえばえらく退屈な映像なんですが。
 ネコ派イヌ派どっちと聞かれて、小動物派と答える人が見たら癒されるんじゃないかという、まあそんな感じで。

[政治-国内] 復党話

 まあ、国家の大計というヤツは「変わること」と「変わらないこと」は、同じように大切なことなんですが。
 なんというか……アー、まあ政党政治のダメな部分が露出した形。

 政党政治ってのは、根本的に「少数による多数の支配」でして、民主主義的に数の採決を行ってるように見えても実際は「多数派の中の多数派の意見=相対内の少数」が、実際には多数派の意見のように扱われることが、往々にしてあるわけです。
 その辺を上手いことやるのが、政党政治というシステム。
 たとえば「60%の議席を占める与党」と「40%の議席を占める野党」があったとしても、「与党内の60%が賛成する法案」は、党議拘束によって与党全体の賛成ということになります。これ、単純に数えると60%の60%ですから、全体の36%ってことで。野党が一致で反対すると、それだけで36%対40%となり、単純に数で負けています。
 まあ野党側にも党議拘束されて、賛成の意思があっても反対に投票する人もいるし、そう安直に言えたモンでもないんですが、これが政党政治の一つの面。
 意見を通すには、寄らば大樹の陰。
 ……チャーチル閣下に笑われてしまいそうですが。

「絶対に屈服してはならない。絶対に、絶対に、絶対に、絶対に。」

転んで骨折

 僕ではなくて、祖母の話なんですが。

 何をしていたのか知らんのですが、ベランダで転んで骨折したらしく。
 複雑骨折だったらしく、すぐ手術と言うことに。
 真夜中、ルナルのセッション中に急報を受けて、カミさんが車を出してくれたので、カーナビで病院名入れて急行したんですが。
 いやはや、焦りました。

 とりあえず手術自体は成功したようですが、なにぶん高齢ですから回復にかかる時間も侮れない。
 普段が異様なくらい元気な人なので、痛みに呻く姿というのは想像の埒外。
 参りました。
 なにはともあれ、元気な姿をまた見たいものです。

 ああ、セッション参加者の皆さんには、ホント申し訳ない。

[いじめ] 加害者の悲鳴

[いじめ]加害者からの相談も急増

 この「いじめに参加しないといじめの対象になる」って構図には、必ず起点があるわけで。
 アレ思い出しました。『金八先生 5』。
 まともに見たのが 5 と 6 だけなもんで、その前のシリーズでの「いじめ」の扱いとか知らんのですが。
 たぶん今の構図ってのは、こういうモンなんだろうなと。
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[夕映えの物語] 番外.ある街角

   一

 人間にとっての時の流れは、私たちのそれと、大きな隔たりがある。
 育ちゆく者。変化する者。老いゆく者。
 彼らは時間の積み重なりを、その身に刻んでいる。
 けれど私たちの体には、そうしたものは刻まれない。
 ただ在るようにして在るだけだ。
 羨ましい。
 そう、思う。
 人々の中に在って、その暮らしを見つめ続ける私も、姿を少しずつ変えることはある。
 そうしなければ、疑われてしまうから。
 だがそれは流行の服に着替えるようなもので、降り積もる時間ではない。
 足元を往来する人々が、ひどく羨ましくなった。

「お待たせ」
「遅いよ」

 私の足元で、恋人たちの短い会話。
 そこに込められている、たくさんの時間。
 寒空の下、男は女を待っていた。
 信号を見、横断歩道を見、駅の入口を見、腕時計を見、私を見、革鞄の中を見、また信号を見。
 ほとんど同じ動作を、男はただ繰り返していた。
 寒さにふるえる体を温めるため、小さく足踏みをしながら。
 そうして一時間二九分三九秒を過ごし、仝四〇秒目に駅から出てくる彼女を見つけた。
 信号は十二秒間、彼らの間に立ちふさがり、十三秒目に頬笑んだ。
 焦りの色をおし隠し、けれど喜びの色は満面に、一時間三〇分ちょうどに彼らは抱き合う。

「お待たせ」
「遅いよ」

 そちらだけはポケットに入れていた左手で、彼女の右手を握った。
 どちらともなく歩き出す、楽しげな後ろ姿。

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