流刑世界の第三世界、頽廃都市の設定について軽く。
ページの内容
基本設定
舞台は地球。
ただし異なる歴史を歩み、異なる法則が支配する平行世界。
そこはただ「the world」とのみ呼ばれる統一国家によって、国家、民族、宗教などが失われた平和な世界。
しかしその中にも、かつての国家、民族、宗教などの思想を維持している場所が、いくつかある。
それらは「the world」による世界統一が果たされたとき、人間を思想統一することが、人間の活力を奪ってしまうのではないかと危惧した人類学者たちの提言を受け、「the world」自身が作り上げた箱庭の別世界。
「the world」の地図からは抹消され、ごく限られた管理者たちにしか知られていないその箱庭を、頽廃都市と呼ぶ。
例 : HongKong
ここは主に「民族」、特に混成民族のエッセンスが色濃く残された頽廃都市である。
基幹技術は製鋼と化学。文明レベル(TL)は7。
殺人事件も多いが、それでも人口が減らないのは、この都市の子供たちが人口子宮によって工業的に量産されているためでもある。
例 : Rome
ここは主に「宗教」、特にキリスト教と反キリストのエッセンスが色濃く残された頽廃都市である。
基幹技術は魔術と黒色火薬。文明レベル(TL)は5。
都市を支配するのは LORD と呼ばれるアラブ系の男で、彼を中心に貴族による封建社会が築かれている。この都市の貴族はすべて吸血鬼であり、魔力と暴力によって人々を支配している。
シナリオソース : 頽廃都市の危機
頽廃都市と the world の交流は断絶しており、キャラクターたちも the world の存在を良く知らない。
ただ外界の大気は過去の大戦によって猛毒となってしまい、頽廃都市から出ることは出来ない、という常識を信じているにすぎない。
ところがキャラクターたちは、偶然、ある事情から外界と頽廃都市とを遮断するシールドのエネルギーが三日後、一日だけだが切れてしまうことを知る。
外界の猛毒にさらされたら頽廃都市の住人は全滅するだろうと信じているキャラクターたちは、それをどうにかして防がなければならない。
【更新履歴】
2009/01/11 : 実際に遊んでみたシナリオをソースとして追加。タグに[箱庭世界Kit]を追加。現行のフォーマットに再整形。