[夏休み] 喉ガラガラ

 昨日は広島で友人とちょっとダベってから京都へ移動。
 そして窮地旧知の友と再会。
 会って早々に立ち話。
 ひと段落ついたところで時計を見ると、一時間が経過していた。
 アホかと。
 呆れ返って移動開始。
 僕はくたびれていたので、相手に全て任すことに。


 
 その友人との関係を一言で呈せば「話し相手」で、それも話し始めるともう休むことなく話しっぱなしになる。どっちが聞き手でどっちが話し手かという区別はほとんど無くて、一つの話題をどっちも話すしどっちも聞く。
 今では年に二、三度しか話す機会がないもんだから、以前にも増して話は長いし終わらない。

 そのくせ話の内容はあんまり覚えていなかったりする(笑)
 僕はとにかく話し下手で、伝えたいことはいっつも言外に有るもんだから、少しでも多くの言葉を紡いでその言外にあるものを形にしようとする。それがちゃんと形になってるかは分からないが、僕の宇宙語(伝わりにくい心象表現)に、その人は別の宇宙語で返してくれるので、内容は拡散してもニュアンスは残っている……と思う。
 家庭のある身でこういう事を言うのは控えるべきなのかもしれないが、たぶん僕はこの友人にずっと恋をしているんだろうな、とか思ったりもする。
 あ、相手はちゃんと(?)女性です。
 間違ってもヤロー相手にこんなことは言わない(笑)

 夜、ちょっとネットにつないでいたら、ちょっとした恋愛相談の事後報告と、それがらみの相談を聞くことになった。
 わざわざ報告してくれるんだから、律儀だよね。嬉しい。
 で、まあその流れの中から出た話題で、友人の面白い見識がひとつ明らかになった。

「男なんて女の前ではいっつも格好つけてるもんだ」
「だから男の見極めは、男が崩れるまで時間をかけないと後悔する」

 ……世の(特に片想いアタック中の)男性諸君にとっては、恐ろしく心臓に悪い話だろうなぁ、コレ。
 まあでも、そりゃあそうだよなぁ、とも思う。
 男の側も、しっかり女が崩れるところまで見ないと、ただでさえ男ってロマンチストだから、勝手なイメージ作り上げちゃうから(笑)
 飢えてる男になに言っても無駄だろーけど一応。

 「結婚する前にちょっと同棲してみなさい」なんて話があって、まあこれはこれで幾つかの問題のある発言なんだけど、理もちゃんと有って。
 同棲すると確実に分かるわけですよ。男の崩れっぷりとか。
 最初はまあ、お互い緊張感を持ってるだろうから、それなりにピシッとしてるかもしれないんだけど、人間そう長いこと緊張感を維持することは出来ません。絶対どっかでボロが出ます。そこまで見る。
 それでも良いと思える相手だったら結婚すればいい。
 違ったら? 我慢したければどうぞ。将来的に耐えられなくなって離婚することになっても、それは自己責任。どうせ人間、時間とともに変わるものだし、最初がよくても後でダメになるパターンとか、最初がダメでも後から良くなるパターンとか、いろいろある。
 ……ただまあ最初っから我慢して、最後まで我慢しっぱなしだったら目も当てられないから、せめて最初くらいはそれなりに幸せな時間を共有できるのが良いんじゃないかなァ、と思うだけで。

 世間体とか無くて、ただ男と女であればいい――とかだったら、子の世の中もっと平和なんだろーけどなぁ。あるいは奪い合いの戦争になるか? それはそれでロマンチックだけど、地上が地獄絵図になりそうだな。
 そうでなくても陰湿な争奪戦は、毎分毎秒地球のどこかで起こってるんだけども。(そういうのを健全さの表れだと思うのは、やっぱ感性が狂ってるんだろうか?)

 とにかくネットで上記の話のごくごく断片をちょろっとだけ話して、相手は美容のために早めに落ちたので、僕もその後、別の相手とちょっとした相談をして PC の電源落として。
 んでまた払暁まで延々と話を続けたわけです。
 喉ガラガラ。
 朝っぱら、駅まで娘を迎えに行ったときには呆れられました(笑)
 今日はちょっと、和装の仕立てに出たくらいで、後はダラダラ。

 アー。脱線した。
 まあいいか。今日の話が二行しか書いてない日記(?)でも。