[掌篇] 32 : 人形のちぎれた首

 嗚呼、嘆く声が聞こえる。
 嗚呼、知っている誰かが泣いている。
 白と黒しかない空間で。
 ああ、何かを抱いている。
 目をやれば、それは白いミルク飲み人形。
 誰かが頭を撫ぜてやれば、座らない首が揺れる。
 ことり。
 首が落ちたところで目が覚めた。

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ストレス

 だめだなー、ストレス溜ってんなー。
 行動が硬すぎる。
 もっと柔軟にならんとイカンよな。
 どっかでストレス発散しないとなァ……
 このままだと自分が“蒐集者の庭”になっちまう。