[掌篇] 12 : 留守電メッセージ

 電話を切って、少ししてから後悔した。
 いつもなら、かけ直してきたのに。
 一晩中、眠れずに過ごした。
 朝日に照らされた世界が、汚く映った。
 綺麗な月夜を呼び戻すため、受話器を取る。
 長い十秒を静かに待った。
 ピーッ
「ごめん」
 初めて本心から、謝った。

お題提供ページ:小説書きさんに50のお題

玄兎庵/ルナル更新0306

 ここんとこ連日更新してますが、それもこれも今のうちにやっとかないと、後いつできるか分からなくなるのが怖いという、前向きなんだか後ろ向きなんだか、むしろ後ろ向きに走っているような、なんだかよく分からない原動力のせいです。
 銀の時代が、残り 2 本。
 それに少年時代の「アリスタSS」もあるか。
 前途多難です。

場違い感ってイヤだよね

 カラオケで、みんな同じジャンルの歌を歌ってる中で、一人だけ違うジャンルを歌ってる時って、なんかこうどうしようもない場違い感があるよね。
 前の記事(ひなパーティー)にコメントを貰って、考えてみて行き当たったんですが。

 苦手かもしれない、カラオケ。

 あんまりレパートリィ増えない人ですよ、自分。
 しかも曲もなんか偏ってますよ。十八番はコサキンソングだし。
 身内でも仕事仲間も、みんな好き勝手に歌うモンだから気にしてなかった。
 会社づとめだった頃もみんな個性的というか、横並びにならない(なれない)人たちばっかりだったんで、気にする必要も無かったし。

 だので、オフ会のカラオケなんかはえらく苦手。
 数えるほどしか、出たこと有りませんけどね。オフ会も。
 基本的に、引っ込み思案の出不精ですし。
 ショーコの大学の友だちに引っ張り出されたときは、場違い感が痛かった。
 お茶を濁そうとはしてみたけど、たぶん失敗してたんだろうなァ、とか。

 なんなんでしょう、カラオケ。
 ヤツはそんなに手強い敵だったのかと、今更ながらに気付かされ。
 これでテレビ見なくなったら、もう完全にダメかもしんない。
 でも BUMP は『車輪の唄』より『乗車権』の方が好きなんです、N島さん(何)

 ……ん?
 それで最近、ダーツバーが流行ってるのか?