[いじめ] Re:加害者の悲鳴
この手の問題は書き始めるとなかなか止まらないので、レスつけようにも難しい。
ということで、これは前記事のコメントへのレスです。
「正しさ」なんて知らん
[いじめ] Re:加害者の悲鳴
この手の問題は書き始めるとなかなか止まらないので、レスつけようにも難しい。
ということで、これは前記事のコメントへのレスです。
一
人間にとっての時の流れは、私たちのそれと、大きな隔たりがある。
育ちゆく者。変化する者。老いゆく者。
彼らは時間の積み重なりを、その身に刻んでいる。
けれど私たちの体には、そうしたものは刻まれない。
ただ在るようにして在るだけだ。
羨ましい。
そう、思う。
人々の中に在って、その暮らしを見つめ続ける私も、姿を少しずつ変えることはある。
そうしなければ、疑われてしまうから。
だがそれは流行の服に着替えるようなもので、降り積もる時間ではない。
足元を往来する人々が、ひどく羨ましくなった。
「お待たせ」
「遅いよ」
私の足元で、恋人たちの短い会話。
そこに込められている、たくさんの時間。
寒空の下、男は女を待っていた。
信号を見、横断歩道を見、駅の入口を見、腕時計を見、私を見、革鞄の中を見、また信号を見。
ほとんど同じ動作を、男はただ繰り返していた。
寒さにふるえる体を温めるため、小さく足踏みをしながら。
そうして一時間二九分三九秒を過ごし、仝四〇秒目に駅から出てくる彼女を見つけた。
信号は十二秒間、彼らの間に立ちふさがり、十三秒目に頬笑んだ。
焦りの色をおし隠し、けれど喜びの色は満面に、一時間三〇分ちょうどに彼らは抱き合う。
「お待たせ」
「遅いよ」
そちらだけはポケットに入れていた左手で、彼女の右手を握った。
どちらともなく歩き出す、楽しげな後ろ姿。
教壇の上に、二冊のノート。
「それで、どっちが?」
大人の声が、厳しく問う。
二人の子供はサッと、お互いを指差した。
「そう。では二人とも、罰として――」
お互いを恨めしそうに睨む、二人の子供。
「廊下に立ってなさい」
木造の古い校舎。
その廊下に、はじまりの男女。
お題提供ページ:小説書きさんに50のお題
今月の強行軍で、だいぶ体力を削られたらしく。
妙な頭痛がします。
ズキズキ、ではなくズーン、といった。
たぶん肩こりでしょう。
あるいは「パソコン病」ってやつか。
ま、あと一息です。
乗り切ってしまえば 36 時間の休みが取れる。
家族で出かける予定が、もう入ってますけどね。
街路樹の下、自分の掌を見つめる。
楽しい。悲しい。寂しい。嬉しい。
心が動いたとき、いつも感じていたこと。
優しくて厳しくて、辛くて嬉しい思い出。
「お待たせ」
二時間遅れのその人に、寒さで笑顔もぎこちない。
それでも。
つないだ手の温もりは、きっと忘れない。
お題提供ページ:小説書きさんに50のお題
むりくり作った 8 時間で、ももんげ氏宅に某 CD を受け取りに。
まあその用自体はすぐに片付いたんですが、会うのも何ヶ月ぶりかだったので、そのままダラダラとビデオ鑑賞会に。
だいたい毎回そんな感じです。
概念の多くは言葉によって固定化されるものです。
簡単に言うと「言葉のイメージに振り回される」ってことですが。
僕の主観ですが、「いじめ」って言葉はどうも幼稚なイメージがあります。
そして「幼稚」は相手にするのも愚かしい、甘えた、程度の浅いと。
A=B、B=C、A=C の単純な証明式でいえば、「いじめ」は「相手にするのも愚かしい、甘えた、程度の浅いイメージがある」といった具合。
人々を死に至らしめる行為にしては、いささか表現が弱い気がします。
だったら言葉を変えてしまえばいい。
虐待でも集団暴行でもなんでも、もっと過激で衝撃的な言葉にしたらいい。
それは立派な犯罪行為である、という言葉にしたらいい。
いささかエキセントリックな考えだとは思いますが、これだけ騒ぐにしては、どうもイメージが軟すぎて(苦笑)
ま、これは短絡志向に過ぎる話。
あんまり過剰表現になりすぎても、人がそれに慣れてしまえば無効化されることなんで、現行のマスコミの影響力を考えると、却って逆効果になる可能性もあることなんですけどね。(多くの人が凶悪犯罪の報道に対して「ああまたか」と思うようになってしまったのも、展開的には同じこと)
こころ踊る世界が一つ、かつてあった。
多くの人々がその世界の中で生き、語り合っていた。
とても素敵な“失われた楽園”――
一年が過ぎ、二年が過ぎ……五年が、六年が過ぎた。
なつかしい時代を思って、楽園を模倣した男がいた。
だが男の力及ばず、楽園はたった半年で崩壊した。
さらに十年が過ぎた。
傷と罪、それから歳ばかり負った男は、それでも楽園を見上げていた。
熟みすぎた楽園の種を、さまざまな土地にばらまきながら。
横になっても眠れなかったので、気を抜くために電話。
煮えきらん魚からノロケ話でも聞き出してやろうと試みるも、鉄壁のガードはほとんど崩せなかった。
ガンバリゴールキーパーなんて嫌いだ。
まあ僕からなんか言っても逆効果っぽいので今後は口出すのやめよう。
天にも地にもホレイシオ。
「アカギの山も今宵限り」
だらだら電話しながら、自動筆記であがったネーム8P。
結局のところ、原稿は止まらなかった。
たぶん明日あたり腱鞘炎だな。サロンパス貼っとこ。
しょーがないのであと 8P あげてから寝ることにする。
アプレゲール。
♪高見盛はヨイお酒~
もはや電車で移動する余裕もない(歩く時間と電車待ちの時間がもったいない)ので、車(ワゴン)を出してもらって移動中も原稿を書く。普段なら移動中は景色だの人間だのを見ながら脳に刺激を与えて、新しいイメージを構築する時間。それを極力削っているので出力は備蓄を切り崩していくしかない。気付くとどこかで見たようなイメージになっている。良く言っても手癖の産物、悪く言うなら出がらしである。よろしくない。