オフラインで一緒に遊んでる方はすでに知ってるはずの、カード運用の話。
以前ちょろっと書いた「行動宣言を伏せカードで表す」の方法です。
といってもまあ、別段変わったコトしてるわけではないんで、どっちかというと汎用カードデータの配布が目的のエントリ(笑)
ページの内容
「カードで行動宣言をする」手法の利点
これは実にシンプルです。
- GM が人数分の行動宣言を確認しなくていい
- 聞き間違いなどのトラブルを予防できる
- GM もカードを使うと遊びの幅が広がる
「カードで行動宣言をする」手法の欠点
利点があれば欠点もあります。
- カードを忘れると大打撃
- カードが失くなっても大打撃
- そもそもカードを作るのが面倒(笑)
「カードで行動宣言をする」手法に適したルール
基本的にはターン最初に全員分の行動宣言をしておいて、それから行動を順に処理するような種類のゲームに適しています。
また、自分の行動手番になってから行動を決められる種類のゲームでも、「そのターンに何をしたのか」の再確認の手間を避けるために有用です。
「戦闘時の行動宣言用カード」について
オフラインで使ってる行動宣言カードを PDF と JPEG にしてみました。
まあ JPEG の方は印刷には向いてないでしょう。
印刷するなら PDF の方を Acrobat Reader で出した方が綺麗なはずです。
※注:どちらも zip 形式で圧縮されています。
基本的には、厚紙に張って切り抜けば使えます。
ものすごい手抜きをするなら、印刷したものを切り抜いておいて、行動宣言するときは何か不透明なモノを上においておけば伏せる代わりにならなくもないです(笑)
また、この手のモノに凝り出した人は、間に色画用紙を挟んでラミネート加工する、カードスリーブに入れる、などの方法もあります。ま、そこまでするモンかは知りませんが(笑)
各項目の読み方
ご覧のとおりです(笑)
……とか言いたいところなんですが、一応、自分のところで使っている限りでは次のように読みます。
- ①アクションコード : 大まかな行動の指針です。
- ②フレーバーテキスト : 特に意味はありません(笑)
- ③ルールコード : 同時に配布するルールのレジュメのどの場所を読めば、使用するルールが書いてあるかを表します。(レジュメは、このコードに合うように作成します)
ま、最終的には使いたいように使えばいいんですが(笑)
余談 : アクションとマーカーが分かれている理由
アクションカード一枚だけでは「動詞」だけで、「名詞」がありません。
これは付録のマーカーカードを使用して特定します。
アクションとマーカーを分割しているのは、汎用性を高めているのと同時に、制限の度合いを調節するためでもあります。
たとえば最もシビアな戦闘を遊ぶ場合は「アクション+マーカー」できっちり特定しなければなりませんが、もうちょっと緩くするなら「アクション」または「マーカー」のどちらか一方だけ出せばいい、とすることもできます。この辺はまあ、プレイヤーのタイプに合わせて加減すればいいかなと。
ゲームマスター側の運用
ゲームマスターも、同じようにカードで行動宣言をする方法があります。
このとき行動宣言の内容についてプレイヤーが知るチャンスがあるのであれば、アクション、またはマーカーの一方、あるいは両方をオープンにして見せることで、プレイヤーが戦術を考えるための前提情報とすることができます。
マーカーだけオープンにされた場合、たとえば「PC3」がオープンされているなら、「PC3」のキャラクターは「防御専念」したり、「移動」で敵の行動範囲外に離脱するなどのアクションが考えられます。
またアクションだけの場合、「攻撃-射撃」がオープンされていれば、行動順の早いキャラクターたちでその敵の行動より前に殲滅するとか、視覚を奪う呪文を使うとかいった方法で牽制することができるわけです。
うまく使えばガチンコ勝負をすることも出来ますし、PC チームの戦力不足を戦術で補ってもらうことも出来ます。
カード化のススメ
これはまあ汎用なんですが、個々のゲームのアクションをカード化するってのは、ゲームボードのすりあわせをする上でも有効に機能します。
ARA や ALS 系タイトルのスキルデータはカード状のデザインで掲載されてますんで、そのままコピーして切り抜けばカード作るの簡単ですし。
実は SW2.0 の魔法と戦闘特技のカード化をしてもらってる最中なんですが、これ、作っても配布できんのですよね。
著作権上の問題で。
その辺が、ちょっとだけ窮屈。
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