[掌篇] 09 : マッチ箱の店

 商品がうずたかく積まれている。
 皆が皆、赤い帽子をかぶってる。
 薄暗くて狭い店。
 あまりに狭すぎて、お客が思わず頭をゴチン。
 目から火花が出た。
 それ見て誰かが笑った。
 いつしか皆で笑ってた。
 明るくて温かい店。
 すぐに無くなってしまったけれど。

お題提供ページ:小説書きさんに50のお題

 タイトルどおりのお話です。
 何もひねってません。
 まあソレを言ったら、この連作始めた時から一つとしてひねってないんですが。

 この手の一発ネタは好きなんですが、書くのはえらく難しい。
 練りが足りなさ過ぎると叱られました。
 でも〆切第一ということで、未熟でもアップします。
 納品してナンボ。

 ……これ、掌篇ですけど連作にしなくちゃいかんのですよね。
 この話をどこかにつなげないといけない。
 実はそれが一番の悩みどころです。

(17:17 追記) いいわけがましいの禁止