現在の (T)RPG 系同人誌の活況なことといったらもう!
カラフルでセンスの良い表紙に、読みやすく整理されたレイアウト。そして SNS で展開される宣伝合戦に、果ては専門サイトで通販されるまでに到り。かれこれ四半世紀前、手作りコピー誌を友人宅に集まってちまちま作ったり、〆切に間に合わず会場で作りながら頒布したりごめんなさいペーパー配ったりが当たり前だった時代のオッサンゲーマーとしては感無量でありますことよ。
で、その活況の導火線となったいくつかの同人誌の中でも、ゲームシステムやシナリオ集、リプレイですらないノウハウ本という珍しいジャンルを突きつつ、シリーズ化して今回で9冊目を数えるに至った『TRPGシナリオ作成大全vol.9』を、一足先に拝見する機会をいただけましたので、その先行プチレビューです。
本エントリはいつもどおり目次をザラッと眺めて、各記事については次エントリからになります。
『TRPGシナリオ作成大全Vol.9』を読んでみたよ
恒例の目次チェック
- 続・やさしい人物関係シナリオから (隆見ヲサム (べーた) / 14p)
- これでできる!クトゥルフのシナリオ改変 (ファイアドレイク / 8p)
- 大全8でウタカゼシナリオに挑戦 (草野 / 12p)
- 古めかしい、謎解きシナリオの作り方 (sim / 28p)
- 拠点防衛型シナリオ (氷川 霧霞 / 8p)
- 抽象化によるシナリオ構築 (氷川 霧霞 / 10p)
- 柔軟なシナリオができるまで (ひざうらデルタ / 10p)
- 団子魔 (だんごま:ダンゴーマニュアル) (ARMAGMOA / 12p)
- ハック&スラッシュで手軽にTRPG 作成 (七氏 / 4p)
- インスタントなNPC 造形 (氷川 霧霞 / 4p)
- 失敗を防ぐ (編・氷川 霧霞編・ / 10p)
- 敵の数と処理時間 (氷川 霧霞 / 2p)
ざっと眺めてみた感じ
今回は特にテーマを設けていないとのことですが、多彩な記事が集まった感がありますね。
個人的には創刊号(vol.1)の頃の混沌としたアプローチが帰ってきた感もあって、目次を見たときから読むのが楽しみでした。
また、この「TRPGシナリオ作成大全」のシリーズ、今号でしばらくお休みとのことですが、 vol.1 の追補あり、 vol.2 の別解あり、 vol.8 の実践レポートあり……と、第一期の総決算的なイメージもちょっとあったり。
そんなわけで、個々の記事について次回から簡単にレビューしていきたいと思います。
なお、各記事については vol.6 のときと同じように以下の三つの視点からまとめた簡易版となる予定です。
- 概要
- こんな人にオススメ
- 自分ならどう使うか
まだガッツリ読み込めているわけではないので、間違い、勘違いなんかもあるかもしれませんが、その辺はご容赦を。(書きたい本が溜まってるからにゃー)