『TRPGシナリオ作成大全 vol.6』への寄稿記事(下書き)を再読。
半月くらい放置になっちゃってたんで、色々と忘れてたのです。
そして時間が無いんで各章頭での展望概略くらいしか加筆できてなかったり。
ページの内容
だいたいこんな感じです。
前に並べた目次の内容ですわな。1章から3章まで。
1. セッティング
- 1. ゲームシステムを選ぶ
- CoCにするぞ、と決めます。
- 2. 参加者を決める
- シナリオを作る際、想定する参加者の傾向を決めます。
- 3. キーパリングの方針を決める
- シナリオを運用する際のキーパリングの方針を決めます。
- 4. キーパーのできることを決める
- セッションの運営に際してキーパーに認められる権限を決めます。
- 5. セッション環境を考える
- セッションが行われる環境を想定します。
- 6. おおよそのプレイ時間を決める
- セッションの実施にかかるおおよその時間を決めます。
- 7. セッションの形式を決める
- 単発で終わらせるシナリオにするのか、それとも他のシナリオとの関係性を持たせてキャンペーンにするのか。キャンペーンにする場合、どのようなキャンペーンに使うことを想定するのかを決めます。
2. 『クトゥルフ神話TRPG』の理解
- 1. ホラーと言うジャンルの扱いの理解
- 「ホラー」というジャンルの難しさ、セッション中に笑いが生じることをどう考えるのか、TRPGのセッションでどのようにホラーを演出するのか、などについて、どのように理解しているのかを確認します。
- 2. 一般行為判定の運用の理解
- CoCでセッションをハンドリングする際、特に重要な一般行為判定の機能と扱いについて確認します。またハウスルールによって一部の判定結果を劇的なものへと修正します。
- 3. リソースの管理の理解
- CoCのゲームシステムに登場するリソースの効能と、それをどのように運用するのかについて確認します。また二つのハウスルールを追加し、キャンペーンにおいて達人PCを活躍しやすくし、また弱いPCのプレイングの範囲を拡張します。
3.シナリオエンジン
- 1. サスペンスホラーという様式について
- 本シナリオエンジンで扱う「サスペンスホラー」というジャンルについて確認します。またセッションをよりサスペンスホラーらしく仕立てるためのハウスルールを追加します。
- 2. セッションハンドリング形式について
- セッションをどのように運営するのかについて確認します。基本的にはCoCの標準であるフリーハンド形式ですが、シーン型やターン型と呼ばれるハンドリング形式で運営する際の注意点についても確認します。
- 3. コアリソースとしての[正気度ポイント]
- [正気度ポイント]をよりシナリオの進行管理に活用するための方法について確認します。
- 4. プレイヤーリソースの確認
- プレイヤーがシナリオ攻略をする際の中心的なリソースについて確認します。同シナリオエンジンでは「ゲーム内時間」がそれにあたります。
- 5. キーパーリソースの確認
- キーパーがシナリオを司会し、プレイヤーを楽しませる際の中心的なリソースについて確認します。同シナリオエンジンでは「NPC」がそれにあたります。
- 6. 管理マップについて
- シナリオを管理する際のマップについて確認します。同シナリオエンジンでは「タイムシート」のみを扱っています。
- 7. 時代設定の確認
- 最後にシナリオの時代設定を確認します。同シナリオエンジンでは拡張性を考え「現代」を扱います。参加者の共通認識がとりやすい環境であれば、舞台が日本である必要はありません。これは主にインフラなどのテクノロジーや、一般常識と考えられる事柄をアドリブで処理する際に関係します。
工具の確認作業
改めて読み返してみても、これってやっぱり「シナリオ作成の手順」と認識してもらえないんじゃなかろうか? と不安になってきたり。
逆に個人的には「ここまででも作成術の一部としては機能するぞ」と思ったりもするんですが。
……無論、〆切間近で逃避混じりであることは自覚したうえで(笑)
要するにこれ、「工具を確認する作業」でして。僕はシナリオ作成ってとまずココが肝だと思ってるんですが、たぶん求められてるのはココじゃなくて、この先にあるフレームやらノウハウやらなんですよね。
まあでも今回はちょっと強気で書いてみようかと思ったり思わなかったり。
下書きは大分おっかなびっくりなんだけど。
チキンだからね。しょうがないね。
4章(本題)、今からで間に合うかなァ……(汗)
読み手が求めているかどうかはまあ色々かと思いますが、編集サイドとしては「シナリオ作成」につながっている内容であれば事前の段取りのことが書かれていても、後のセッション中のマスタリングのことが書かれていても、受け付けます。
大変楽しみです!