[movie] ワルキューレ

 えーと。
 見てきました、『ワルキューレ』。

感想

 何て言えば良いんだかなァ、これ。
 なんかまあ、特にこう何か感動するようなエンターテイメントではないです。
 淡々と記録映像が流れるような感じで、ああ、いや、背景を想像すればドラマも有るんだけど、そういう部分はほとんど描かないで、ひたすら“作品内の”事実を積み上げていくような構成。
 ものすごく男性的な作りの作品です。良くも悪くも(笑)

オススメ度★☆☆☆☆

 嫌いじゃないけど、面白いものではない。
 楽しいものでもないし、馬鹿笑いできるものでもない。
 まあ、友人諸兄らには薦めません。
 これ面白いと思える人は、たぶんオリハタくらいだ(笑)

穿った妄想(笑)

 個人的にはこれ、開始してちょっとして「CHANGE」というフレーズが妙に強く発音された瞬間から、ものすごく政治宣伝的な映画として見てました。
 そうして見るとまあ、何と言うか「威勢のいいコトを口にしたって、結局テロでは何も変えることなんかできやしないのさ」というメッセージと、「改革を目指した人々を、手に負えない旧勢力によって阻止したナチスドイツは滅亡した。これを教訓とせよ」というメッセージの、どちらにも読むことが出来るようになります。

 どっちにも読まないことも、もちろん可能です。

 要は妄想です(笑)

愚痴っぽ

 それにしても、最近の映画はことごとく迷走してるなァ。
 まあ、ここまで過去の作品にアクセスしやすくなった現在、単なる二番煎じじゃすぐにバレちゃうとか、なんかあるんでしょうけどね。
 そこを突破するために「萌え」を発明した人たちもいるわけだけど、あの辺のセンスは僕には分かりません(笑)