アヴァロン~ アヴァロン~ 麗しの……
麗しの……
ジリ貧アヴァロン。
どうしてこうなった…orz
いやまぁ、たぶんアヴァロン所属のプレイヤーが、自動戦闘メインで育成のクエストにハマってんだろうとか、見習い期間が終わったらさっさと叙勲しちゃってんだろう(だから所属騎士の数が多い)とか、そういう予想はついてるんだけども。
それはそれとして、このまま勝利がないと、壁紙が全然公開されないというアレなことになってしまうのですが(笑)
あ、もしかしたら気付いてない方もいるかもですが、戦争が終わる度、戦勝国の壁紙が公式サイトで公開されてます。
詳しくはグランナイツヒストリー 公式サイトの「応援バナーde参加国を盛り上げろキャンペーン」*1[応援バナーde参加国を盛り上げろキャンペーン] = こちらをご覧あれ。
よく考えられたゲームモデル
『グランナイツヒストリー』、よくよく他のヒット作を研究したってかんじで。
わかりやすいところでは、『Monster Hunter Portable』(MHP)や『God Eater』(GE)を RPG っぽく再構築してる。
たとえば「育成モード」の 1クエストは、MHP の構造で読めます。
素材集めは「宝箱漁り」や「雑魚狩りレベリング」になり、ボス戦は「クエスト攻略」になってる。
ちなみにクエストであちこち走りまわらされるのは、MHP でボスを探したり、逃げるボスを追いかけたり、戦線離脱して回復したりするのと同じ構造ですね。
また、「戦争モード」の出撃(手動で戦闘する)は、GE の「いきなりボス戦」と同じ。
プレイ時間も、育成モードの 1クエストはだいたい 30分程度で、MHP の中盤あたりのプレイ時間に近い。
戦争モードの手動は、GE とは違って 1戦闘あたり 10分未満になってるけど、これはシステム上の性質。
この辺、選択的になっていて。
時間があるときは育成モードで、無いときは戦争モードで、とか。
もっと時間がない人も 1日1回、3分程度接続できれば、戦争モードの自動出撃モードで一応、経験値をオートで稼いでおいてくれるようになってる。この辺はむしろブラウザゲームの感覚だわな。
オートでの経験値稼ぎは、育成の方では無理だけど……ま、育成をオートでやったら本末転倒なので(笑)
ユニークなオンラインの運用と「戦争」というテーマ
それから、ユニークなオンラインの運用だけど。
これってアレなのですね。ポケモンとかの感覚ですね。
ただしアドホックによるリアルタイムの戦闘ではなく、オンライン上で登録された A.I. による代理戦闘。
コマンド選択型 RPG の性質として、ソリティア(一人遊び)っていうのがある。
静かに一人で遊びたい。
そういう要望がある。
でもアドホック通信による対戦を必須にすると、そういう層を潰しちゃうことになるんですよね。
アレはぶっちゃけ、「皆で買って遊んでね」っていうメーカー側の販売戦略がある。それは巧妙なものなんだけど、ちょっと負担な部分もある。アクションで、みんなでワイワイ協力プレイを楽しむならいいけど、わざわざ対戦のために……となると、二の足を踏む人も必ず出てくる。
しかも、まあ言っちゃあナンだけど、GKH は低年齢層向けのゲームではない。
テーマも戦争だし――まあ人が死なないファンタジーな戦争ではあるんだけど――。
そういう「模擬戦」としての性質も理解した上で、勝った負けたがいろんな所に影響するゲームになってる。
たとえば戦争モードの「行商人」に並ぶ商品の品揃えなんかに戦争結果が反映されている。
そうすると装備にも自然と不公平が生じるわけです。ソリティアならそれはそれとして楽しめる所が、目の前の相手と対戦して負けたとすると、他人の巻き添えで負けたなんてのは、子供はなかなか認めたがらない。で、やめちゃうパターンが少なからず考えられる。
長く遊ぶことで、色んな楽しみが見つけられる RPG の性質と、短期決戦型のモデルは相性が悪い。
それからポケモンと違って、チームバトルなんでコマンド選択がちょっと複雑なんですね。
相手の展開を考えながらコマンド選ぶ必要がある。
だから長考する人がかならず出るんだけど、そのとき「相手がコマンド選ぶのを待ちたくない」みたいなのと、「長考したいのにプレッシャーかけられる」みたいなのがあって、アドホック対戦には、ちょっと向かない部分があるわけです。
もちろんそれはそれで面白いと思うんだけど。
それにアドホックで繰り広げられたローカル環境での戦闘結果を反映する形にすると、簡単にイカサマができちゃう。
一方がわざと負け続けてポイントを一つの国に集めちゃえばいいわけだから。
そういった諸々を考えた、よく出来たモデルになってるんじゃないかと。
……そこ、笑わない!(何)
References
↩1 | [応援バナーde参加国を盛り上げろキャンペーン] = こちら |
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