誰が言ったのかまでは知らんのですが、なんかネットで「方々の反応を見てサンプルは集まった」とか、なんかそんな話をした人が、妙なバッシングを受けているとか聞いて。
バッシングされる理由が分からんかったのですね。
いわゆる「釣り」というやつに引っかかっちゃって腹が立った、ってコトなのかもしらんし、まあそれなら分かるんですが。でもまあそうでなかったとしても人間なんて、誰かしら他人に体験を与える一種のサンプルであることには違いが無いわけだし。
人間は情報の発信源だし、発信された情報を受信して何かを体験するのも人間だし。街中歩いてたって、電車の中でだって、どっかで飯食ってても、誰かと遊んでても、あるいは寝てても、人間ってインプットとアウトプットの繰り返しでしょう。誰かと話していて何かしらの思い付きを得たり、あるいは悪いことをしたと反省したり、いいコトをしたと気分を良くしたり、ってのも操作と反応の一形態で、そんなもん日常的に、自然に行われていることだし。
自分は他人の行動から学ぶ。でも他人は自分の行動から学ぶな。ってのは、ユニークというかユーモラスというか……とか思っちゃうわけで。
ネットにおける「集合知」なんてのだって、単に情報が一ヶ所に集まっている状態を言うわけじゃなくて、それらが複合的に関係していくことで、マクロスケール、ミクロスケールを自由に往来できる環境のことを言うんだと思うんですが、まあどっちにしたってそこに有るものは、他人格に情報として扱われて利用されるために有るんだし。
まあ「日本のネットは便所の落書き」とか言う人もいるし、そうだとするなら集合知もへったくれもないんですが。
まあ何でも良いんだけど、とにかく人間って何がしかの接点さえあれば、常に他人のサンプルにされるし、他人は自分がサンプルにするし、そういうモンだと思うんですが。
何がイカンのだろう?