[chat] 20090506-5

2009/05/06 [5]

⇒prev

シノフサさん（仮）

「でもさ、ちょっと思ったんだけどさっきメディアが変わっただけって言ってたでしょ？」

玄兎

「ああ、言ったね」

シノフサさん（仮）

「じゃあメディア変えてＴＲＰＧでも同じことできる？」

玄兎

「お嬢、ＴＲＰＧは双方向メディアっすよ」

シノフサさん（仮）

「あ、そか」

玄兎

「コミカライズとかなら可能だろうけど。あとはエロールとか」

シノフサさん（仮）

「エロール？」

玄兎

「エロいロールのこと」

シノフサさん（仮）

「（笑）なにそれ」

玄兎

「いや、あんのよ、そういうのが。夕焼け小焼けとか、メイドＲＰＧとか出してるとこの、同人誌で。絶対レイドってのが」

シノフサさん（仮）

「どんなの？」

玄兎

「いや、だからエロです。エロバトルするＴＲＰＧ。入手しとらんので詳細はさっぱりなんだけど」

シノフサさん（仮）

「そんなのまであるのかＴＲＰＧ（笑）」

玄兎

「あるある（笑）。もちょっと遡ると、パソパラチャットって雑誌でエンジェルクエストってＴＲＰＧのリプレイが連載されてたこともある」

シノフサさん（仮）

「パソパラって、エロゲの専門誌？」

玄兎

「あれってまだあんの？　まあパソパラチャットってのは、エロゲーよりもその周辺の活字を扱ってたもんなんだけど。歴史的な座標はよくしんない。調べてないし。確か創刊号から何冊分か、書庫の方にあるから興味あったら持ってっていいよ。馬鹿ゲーだけど（笑）」

シノフサさん（仮）

「ってか旦那、もしかしてこれセクハラ？（笑）」

玄兎

「あんたが言うな（笑）。じゃあまあ訴えられる前にエロール話はやめるとしよう。で、あとは原作ものを扱うか、マギウスで取り合うか、それならＣＳＴのがいいか。あとは公式ＮＰＣ制度とかでなんとかするか、ハートオブマジックのパートナーシステムを導入するとか。っていうのはたぶん全部駄目」

シノフサさん（仮）

「駄目なんかい（笑）」

玄兎

「駄目だろうね。もしかしたら上手いやり方があるかもしれないけど、美形武将で売るってのは所詮キャラクタービジネスでしょう。ＴＲＰＧでキャラクタービジネスってのはまあ、なかなか上手いこといかないので」

シノフサさん（仮）

「ラノベとかコミックとかで売るのは？」

玄兎

「それはあーた、ＴＲＰＧじゃないでしょ（笑）」

シノフサさん（仮）

「（笑）駄目ですか」

玄兎

「リプレイ読みとかいう人種が増えるだけっすよ」

シノフサさん（仮）

「キャラにアクセスできる構図って作れない？」

玄兎

「作れるよ。実際、儀式魔術とか、今はアイドレスか、で芝村さんがやってるし」

シノフサさん（仮）

「ビジネスにならない？」

玄兎

「ビジネスも何も、無料だから分かんない。何を考えての実施かはよく分かんないんだけど、ファンサービスとファシリテーション、あと宣伝ってとこなのかなあ。ＮＰＣを管理するグランドマスターとのやりとりを直接ビジネスにするのは、昔ＰＢＭってのが何度も苦戦してきた道のりだし」

シノフサさん（仮）

「連載作品にファンレター書いて続きの展開をあれこれ言ってくるのと同じ？」

玄兎

「そのファンレターを作家のところに届けてもらうために金を払わせる。しかも反映されるとは限らない（笑）」

シノフサさん（仮）

「詐欺じゃん（笑）」

玄兎

「ＰＢＭをパッシブに楽しもうとすると、そうなるんだよ。あれはアクティブに動いてなんぼのマゾゲーです（笑）」

シノフサさん（仮）

「そんなにマゾい？」

玄兎

「今はどうなんだろ。パスってとこのはパッシブでもそれなりに楽しませてくれるらしいけど、まあその分、貢ぐ額が馬鹿にならないらしいし。１人で何キャラも登録するのがあたりまえらしいよ」

シノフサさん（仮）

「人海戦術ってこと？」

玄兎

「たぶん。マネーパワーで仕手戦仕掛けるってことでしょ。デキレースとか」

シノフサさん（仮）

「それ面白いの？」

玄兎

「どうだろ？　本人が幸せならいいんじゃない？　まあ俺はそんなプレイヤーのいる環境に参加したいとは思わないけど」

シノフサさん（仮）

「そうやって人が消えていけば、その人はどんどん思い通りになるでしょ」

玄兎

「まあそうだけどなあ。そういうプレイヤーに嫌がらせするために参加して金払うなんてのも馬鹿らしいしなあ。やりたきゃ勝手にやってて、と思うけど」

シノフサさん（仮）

「でも１人でたくさんキャラ登録してもらった方が、運営会社は儲かるんでしょ？」

玄兎

「だろうねえ」

シノフサさん（仮）

「悪循環じゃん」

玄兎

「だねえ。ビジネスモデルとして考えると、あんまり長生きできるジャンルのゲームではないと思う。昔は面白かったけど」

シノフサさん（仮）

「やってたの？」

玄兎

「むかーしね。まあその辺は色々とやばい話もあるんで」

シノフサさん（仮）

「どんな？」

玄兎

「１８歳未満だったとか（笑）」

シノフサさん（仮）

「おい（笑）」

玄兎

「名義借りてたとか（笑）」

シノフサさん（仮）

「おいおい（笑）」

玄兎

「その他色々（笑）」

シノフサさん（仮）

「ダメダメだ（笑）」

玄兎

「（笑）人間小さいことを気にしたら負けざんす」

シノフサさん（仮）

「今更驚かないけど（笑）。とにかくＴＲＰＧはキャラクタービジネスには不向きってことね」

⇒next