出先の PC が SD 使えなかったので書き溜めたテクストが使えない罠にハマる。
SONY も中途半端にメモリースティックに固執するなら PS2 でメモリースティック採用すりゃよかったのに。そうすりゃナンボでも普及したことは想像に難くないわけで。PSP でようやく採用になったけど、時期逸しすぎ。(出先の PC が VAIO だった)
……とまあそんな話ではなく。
今回は「作文練習の基礎」についてちょっと書いておきます。
ページの内容
四行作文のススメ
文章構成の方法としては、たとえば“起承転結”というものがありますが、今回の話はソレではありません。
別に起承転結でもいいんですが、コレは意味分解ができないと使えません。
こと「おはなし」であれば事象の展開には常に意味がありますが、現実の事象というのは必ずしも起承転結の意味分解が出来ない場合もあります。
そういうとき、起承転結の構成では作文できなくなってしまいます。
意味分解はトレーニングによって後天的に身につけるテクニックですが、それを身につけるより前に作文することが嫌いになってしまっては元も子もありません。
なので最初から「起承転結で書け」と言うのはヤメにして、もっと単純な、“時系列分解”の方法から始めたほうがいいかと思います。
古典的な三幕構成
んでまあ、時系列分解というとアリストテーレス『詩学』にある三幕構成が良いんじゃないかと。
日本でも「序破急」なんてのがありますが、要するに、
- 始まり
- 中
- 終わり
という、ごくシンプルな構成です。
書ける人は「なんだ当たり前じゃないか」と思うかもしれません。
アリストテーレスなんて古臭すぎるぜ! と思うかもしれません。
でも実はコレ、現代でも使われてる構成法でして。
聞いた話によると、ハリウッドでは三幕構成が鉄則になってるらしいですよ。
(ハリウッド映画ではシナリオが工学的に構成されていて、シナリオの構成をチェックする職業まであるらしいです)
ま、それはともかく「始まり」「中盤」「終わり」に分けて、それぞれ一行ずつ、なるべく端的に書く、というコトです。
三幕+まとめ
はい。じゃあ書いてみましょう。
三行になりましたね。
三行です。
ところで今、話しているのは四行作文の方法です。三行作文じゃない。
一行足りません。
なのでもう一行、追加することにします。
何を追加しましょうか?
話の筋はもう書いてしまいました。
……じらしても仕方ないですね。
見出しにも書いちゃってるし。
そう。最後に付け足す一行は、「まとめ」です。
それがどんな出来事なのか、ということを端的にあらわす一行を追加します。
- 始まり
- 中
- 終わり
- まとめ
これで四行になりました。
例 : ある少年少女の休日デート
たとえば、ある少年少女の休日デートを、こんな具合に書くわけです。
- 少年が少女と駅で待ち合わせて
- 二人でアクション映画を見に行って
- 少年は少女に告白した
- 若いカップルが成立したときの話。
トレーニングのススメ : さまざまなメディアを四行作文にする
小説、マンガ、映画、テレビ番組、スポーツの試合、日常の出来事……
なんでもいいので四行作文にする、というトレーニングをおすすめします。
できれば一日一作、実際に書いてみる習慣をつけるといいでしょう。
文章力のうち、構成力や要約力が身につきます。
特に「おはなし」を書いてみたい人、作ってみたい人は、自分の好きな作品をこの四行作文にしてみましょう。
同じ作品について、文章や内容、視点を変えて書いてみるのもいい。
いわゆるキャラクター小説、ラノベなんてのは、好きなものほど意外とまとめるの難しいかもしれません。
興味のある方は実践してみてください。
「[ws][memo] 四行作文のススメ」への1件のフィードバック
コメントは受け付けていません。